夏至の日に | やましたひでこオフィシャルブログ「断捨離®」Powered by Ameba

夏至の日に

ダンシャリアンの皆様、ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

この日は札幌から東京へ移動。
到来が予測された颱風を避けて、予約便より早めのフライトとなる。

窓の外には、厚い雲が広がる。
その雲間から顔を出す太陽は、いつもと違う光を放つ。



旅が終わり、こうして反芻するたびにいつも思う。

ほんの少し前のことなのに、ずっとずっと昔の出来事だったかのよう。
それどころか、実際に体験したのかしらと、思うことすらある。

すべては、ただただ、通り過ぎていっただけのことなのかしらと。

でも、違う。

見聞きして知ったこと、知らされたこと。
学んだこと、学ばされたこと。
体験したこと、体験させられたこと。

それは、必ず、記録となって、身体のどこかに刻まれたに違いない。

そして、東京に戻れば、
いつものように、取材や打合せの仕事が続く日常へのシフト。

でも、旅という非日常であれ、普段の繰り返しの日常であれ、
すべては自分の中に蓄積していくはず。
そう、頭と心と身体に、さまざま記録されていくはず。

だからね、時にはその記録の層を点検してみようか。

その記録の蓄積は、私を縛る檻となっていないか、
それとも、私に自由を促す宝物として存在しているのかを。

そして、それを試みた夏至の日。

錆びた檻と化した記録の蓄積をほじくり出しては手放して、
新たな空間を、私の頭と心と身体に創りだす。

ああ、素敵だな。
なんだか、私の自由度のステップが上がったよう。

これをね、「魂の断捨離」と言うのかしらと、
ひとりほくそ笑む、私がいましたね。