親だから・・・  「悩みの断捨離セミナー」 in 大阪 その3 | やましたひでこオフィシャルブログ「断捨離®」Powered by Ameba

親だから・・・  「悩みの断捨離セミナー」 in 大阪 その3

ダンシャリアンの皆様、ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。



親だからといって、人生の先輩だからといって、
すべての親が、子の手本となる存在とはかぎらないですね。
人生の教師であるのか、はたまた、反面教師であるのか、
ここは、きっちり押さえておかないと。

まあ、反面教師も、教師であるならば、
そこから学ぶべきことは、沢山あるのだろうけれど、
できることなら、反面でない方が有難いなと、
個人的には、思うのだけど。

・・・と思う自分も、親なのですが^^;

さて、昨日の続きを

我が母と姉の母娘関係を、つらつらと思い返してみると。

仲の良くない夫婦の長女というのが、姉の被害的ポジション。
さぞかし、両親の不仲には、心を痛めていただろう。

けれど、妹である私は、こう考える。

それは不仲というよりは、むしろ、母親から垂れ流される夫の悪口、
つまり姉にとっては、父親の悪口を聞かされ続けたこと、
これが、姉がこうむった一番の被害だと。

なぜなら、父親からは、妻<つまり私たちの母>の悪口は、
聞かされたことは、まったくなかったから。
多少なりとも短気な気質ではあったけれど。

母は、自分の期待像と大きく異なる夫への不満を、
じっと我慢を重ねるというスタンスを選択し、
自分の夫に対して言うべきことを、
かわりに、子に言い続けた訳で。

挙句の果てに、散々愚痴を流した後の母の決まり文句はこれ。
「子供さえいなければ、別れていただろうに・・・」

「冗談ではない、子のせいにしないでよ!」と、
今なら、そう思えるし、そう言い返すこともできる。
けれど、責任感のつよい姉は、両親の仲も、
母親の不幸=実際は所詮愚痴ですむ程度のレベル=をも、
すべて背負い込み、自分がなんとかしなくてはと、
ずっとずっと格闘していたのだと思う。

姉のお蔭で、5才下の妹の私は守られた。
長女という防波堤があったからこそ、
私は、母の愚痴の垂れ流しから身をかわすことができた。

誰だって、自分の親の悪口を聞かされるのは辛い。
たとえ、お粗末な親だと自分が知っていたとしても、
他者から、それを言われるのは厭なもの。
まして、それが、もう片方の親の口から出ているとしたら、
なおのことやりきれない。

結局のところ、不器用な母は、長女を頼りにし続け、
器用な長女は、それを引き受け続けた。

それが、我が母と姉の母娘関係。

その姉も、10年前に、脳の腫瘍がもとで急逝した。
母が主張してやまなかった自分の不幸の元である父は、
姉の3年前に亡くなっている。

さぞかしあの世で、父と姉二人、仲良くやっていることだろう。
感性がとても良く似たもの同志だったから。

今、私は、姉に変わり、母の愚痴を聞かされる位置にいる。
けれどね、私は、次女。
「あなたが、長女に期待したとおりにはなりませんよ。」
と、それだけは、宣言してありますが^^;

     

人気ブログランキングに参加しています! 

あなたの応援、とてもとても嬉しいです♪