「おはよう朝日です」撮影顛末記 その2 ~たくさん愛しすぎて | やましたひでこオフィシャルブログ「断捨離®」Powered by Ameba

「おはよう朝日です」撮影顛末記 その2 ~たくさん愛しすぎて

ごきげんさまです、断捨離のぽん♪です。

お昼過ぎ、滋賀、しゃわい宅に到着。
玄関前で、先日まで我が家に滞在していた彼女との再会。
そして、撮影クルーさんたち、リポーターさんと、はじめまして。

当初、ぽん♪は、映像に出る気などさらさらなく。
しゃわいさんの心理的なサポートと、ディレクターさんの演出のアドバイス役。
なんたって、主役は、しゃわいさんとその住まい。

が、ここでも急展開。

ディレクターさんの目論見はこうだった。
こうのはずだった。

断捨離が、ある程度進んでいる人のお宅を取材、けれど、さらに高い断捨離的視点で、
点検再確認すると、実は、時間と重要軸がずれているモノたちが、まだまだ潜んでいるのですよ・・・と。
決して、ゴミ屋敷・汚部屋の、ビフォー&アフターの取材ではありませんから!

おお、ディレクターさん、かなり、ぽん♪の本を読み込んでくれている。
有り難い(*^^)v

で、しゃわい宅。
玄関を入り、一同愕然・・・そこは、彼女の愛しいモノたちで埋め尽くされていた。

しかも、それらは、断捨離の途中ゆえ、今まで、押入れに立体的にチンと収まっていた「愛しいモノ」たちが、
水平面という畳に、隙間無く広げられていたのだ・・・彼女との面接のために。

一見、ゴミ、だけど、ゴミではない、しゃわいさんの愛するモノたち。
彼女の愛しい愛しい圧倒的な量のモノたちが、空間を埋め尽くす。

ディレクターさんの目論見は、見事に外れ、ぽん♪とて、たじろぐ。

なんたって、限られた時間しかない。
このままでは、映像的には、ゴミ屋敷の取材と、多くの視聴者に誤解されかねない。
だってね、テレビには、しゃわいさんのひとつひとつのモノに込められた愛情は、
映りませんから^^;

おお、撮影はそっちのけとなり、直ちにその場で、必死の断捨離がスタート。
ディレクターさん、カメラさん、音声さん、レポーターさん、ぽん♪、片づけ隊に変身?転職!。

空間も気持ちも圧迫するしゃわい宅の愛すモノたち、やはり、ここは思い切って
絞り込まなくては、家も人も、健康で安全ではいられない。
過ぎたる量は、愛情も裏目に出る、まったくもって。

けれどね、愛するモノとお別れの儀式には、時間がかかる。
そうだよ、時間がないのだ、のんびりと別れを惜しんでいるヒマがないのだ。

でね、ここで大活躍をしたのが、レポーターのおちあやこさん。
モノにまつわる愛あるストーリーを、丁寧に語るしゃわいさんにストップをかけつつ、
取捨選択を促す、しかも、持ち前の明るさで。

お見事!

しゃわいさんは、捨てらないタイプではない。
そう、捨てられないタイプではなく、捨てたくないモノが多すぎた。

尊敬する大好きなうっしー先生から頂戴したお菓子、大好きであるがゆえに、
その菓子箱も包み紙さえも、捨てたくない。
そのかわり、自分が買ったモノは、躊躇無く、捨てられる。
高価なアクセサリー、いともあっさり捨てようとするので、慌てて、あやこさんが止める。
そして、リサイクルショップに持っていってくれた。

過去のモノでも、人からいただいたモノでも、一時の親交の記憶がまつわるモノは、
すべて、今の彼女にとって、愛ある生きた関係・・・けれど、ただただ、その量が、多すぎる。

時間軸は、今。
重要軸は、私。

断捨離の、モノ選びの「ものさし」に、もうひとつの【目盛り】を加えなてはなりません。

【今】の【わたし】にふさわしいモノと【量】

愛情が稀薄なぽん♪は、今のわたしにふさわしいモノは、これっぽっちで済むけれど、
愛が溢れるしゃわいさんにとって、絞り込みの作業は、とてつもなく難儀なことなのでしょうね、きっと。

つづきます。