地震で死ぬということ | やましたひでこオフィシャルブログ「断捨離®」Powered by Ameba

地震で死ぬということ

おはようございます、ラクシュミ♪です

ひき続き晴天なり。
天気予報は、お日様マークのみ!
この暑さの中、さらに暑く選挙戦もスタート。
我が選挙区は、72歳の総理大臣経験者と、33歳の派遣労働経験もあるキレイな新人女性、
この対照的な候補者の一騎打ち・・・

さて、11日の駿河湾沖を震源とする地震。
あの時は、テレビもなく携帯も繋がらない奥能登珠洲の湯宿にて、まったく知らず。
戻って見れば、東名高速道路の崩落現場のニュースばかり。
地震の規模の割には、被害は小さかったとは、専門家の解説。

後日、「地震による死者」と認定された方が1名。
死因の原因は、胸腹部の圧迫による窒息死。

なんとも痛ましい。

圧迫したのは大量の本と、本がはいっていたプラスチック製のケース。
一人暮らしのマンションの室内には、天井に届くほどの高さまで、
数千冊の書籍、雑誌が平積みされていた・・・と、まるで見てきたかのような新聞の記事。

で、ラクシュミ♪、つらつらと考えてしまいましたね、仕事柄。
犠牲者の女性と、その数千冊にもおよぶ大量の本との【関係】・・・

・どれもこれも大切な本で、愛読書ばかり・・・
・あれも読みたいこれも興味あると集めた本で、まだ読みきれていないので積んでおいた・・・
・ただ面倒で、処分を先送りしていたら、いつのまにか天井まで堆積していた・・・
・こんなに本があることさえ意識になく、数千冊の本は、日常の景色の一部・・・

愛しい存在なのか、保存、放置なのか、はたまた忘却の彼方の本たちなのか、
もう、知るよしもないけれど、
とにかく、彼女は本に埋もれて亡くなった・・・

ご冥福をお祈り致します。

以前、阪神大震災を経験した方のご自宅に伺ったことがある。
台所や洗面所やトイレなど、非常用の水が、ぺットボトルでいたるところに。
被災当時の水の確保、その大変な苦労が、まざまざと記憶に残っているから。

そうだろうな、体験した者にしかわからない。
でもね、そのお宅、タンスや食器棚の上、ありとあらゆる水平面には、
天井まで夥しいモノが積み上げられていた。
もちろん、床にも堆積物が。

ああ、危険がいっぱい。

またもし地震がくれば、準備した非常用の水を飲む前に、
落下物に当たるか、モノに埋もれて動けなくなるか、どっちかだわ!?

お盆に遊びに来た、従姉妹たちとも話す。
れいこちゃんも、ゆうこちゃんも、大きなタンスの隙間で寝ているという。
はあ~、二人とも、広い一軒家に住まいしているにもかかわらず^^;

で、そのタンス、いったい何が詰まっているの?

うん、ここ何年も、いえ、十数年も着たこともない服ばかり!

おお、タンスごと要らないのよ、れいこちゃん!!!

広々とした空間で、ゆっくり眠るか、
着ない服と要らないタンスのもとで、自律神経を圧迫しながら布団にくるまるか。

まあね、れいこちゃんとは、こんな会話、ここ何年も繰り返しているのだけど、うん(..)

ひるがえって、我が家。
地震で潰されるなら、あのピアノだ・・・
まあ、あの下で寝ている訳ではないのでね、とりあえず、就寝中は無事かな!?
天井が落ちてこないかぎりね。

あとは、僥倖を祈るのみ・・・

被災者の皆様の1日も早い復興を願いながら、心よりお見舞い申しあげます。