架け替えを・・・ | やましたひでこオフィシャルブログ「断捨離®」Powered by Ameba

架け替えを・・・

おはようごさいます、ラクシュミ♪です

伊勢より戻り、実家へと。

3日前に転んで右手首を骨折した母は、ショボクレタ様子で。
無理もない、確かに猛烈に痛いのだろうな。
が、声にはりもあり、食欲も旺盛。

そして案の定、危惧していたことがおこっておりましたわ。

この怪我、近所や友人にふれ回るのは、やめてね・・・と、言っておいた。

あはは、無駄だったわん、やはり。
なにせ、かつてこの母、救急車を呼び、いざ担架にのせられる直前、
今から救急車で運ばれるの!と、携帯で友人に電話しようとした前科が。
おいおい、まったく(..)


母は、お向かいさん、お隣さんに、喜んでギブス姿を晒し、
携帯電話を握り締め、普段はめったに連絡をとらない友人までにも、
嬉々として、骨折報告を。

喜んで!?、嬉々として!?・・・
はい、これは、あくまでも、横で観察している娘の感想。

ご本人は、いたく悲痛な面持ちで、この突発的な悲劇を享受しているのだけれど。
結果、友人より、山のようなお見舞いの果物が届く。

つくづくと、思う。
人は、どんなにか他者に自分の存在を知らしめ、認めてもらいたがる種なのかしらと。
これは、社会的な命の本能だと。
もちろん、ラクシュミ♪だって、それは持ち合わせているだろう、間違いなく。
なにより、こうやってブログを書いているのも、そのためだ。

病気や怪我のお陰で、人の注目・関心を集め、大事にされ、親切にされ、
世話をされ、我がままや甘えも許される、自分中心の世界。
心地良いのだろう、きっと。

が、苦しい症状や激痛と、引き換えに、それを獲得してもね!
損だわ!

いえ、苦しさと痛みと引き換えなければ、手にいれられないのかも。
いえ、苦しさや痛みと引き換えてまでも、価値があるのかも。

母にとってはね。



WBC連覇のイチロー選手のコメント。
「苦しいところから始まって、苦しさから辛さになって。」
「辛さを越えたら今度は痛みがきて…心にね」

想像を超えた苦しみ、それが辛さにかわり、痛覚では感じられない痛みへ。
それが、最後に笑顔に変わった。
決勝打の打席、日本中の注目や視聴率を自分で実況中継したという。
決して無心ではなかったのに、無心でなければ打てないはずなのに、
この時は、神が降りたと。
ひとつ壁を乗り越えた気がすると。

骨折の経験もなければ、プレシャーの勝負の世界も経験なしのラクシュミ♪
母の骨折の痛みも、勿論言うまでもなくイチローの心境も、理解想像ははるか。

プロセスも笑顔、結果も笑顔、そして注目も認知もゲット・・・
いやはや、そんなお気楽なポンギポンギな世界は、ないのかしらん!?

なんか、これもつまらない気もするけれどね。


さて、我が母。
骨折から1週間が経過し、想定外で痛みが増しているよう。
食欲も減退し、血圧も上がり、なによりふれて回る元気もうせて。

とにかくね、欲しいモノ・コト・ヒトを、病気や怪我と引き換えにするパターンは、
もういいかげん、断捨離しようよ。
そうすれば、病気・怪我を引き寄せる今までのスチエーションから
卒業できるよ、きっとね。

あらら、余計な忠告かしらん、これも!
鬼娘からのね、はい。

・写真は、内宮・架け替え工事真っ最中の宇治橋


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