こまつ町家普及プロジェクト Ⅲ  「こまつ町家を知ろう」編 | やましたひでこオフィシャルブログ「断捨離®」Powered by Ameba

こまつ町家普及プロジェクト Ⅲ  「こまつ町家を知ろう」編

こんにちは、ラクシュミ♪です。


こまつ町家普及プロジェクト【ご報告】3回目。
どうぞ、1回目からお読み下さいね。


それにつけても、美味しい昼食。
午前中の久しぶりの肉体労働、空腹感も手伝って。

でもね、やはり、作り手の気持ち。
美味しいものを、ぜひ食べてもらいたいという気持ち。

これは、今回、昼食を担当してくれた辻美恵子委員<こまつ町家情報バンク検討委員会>のお人柄に負うところだと。
なにせ、おもてなしの心でいっぱいの方。

名物小松うどんに添えられた、炊き込みご飯と漬物、黒豆。
どれもこれも、辻委員が吟味、惚れ込んで、これは!と提供されたもの。

辻委員の明るさと軽妙な会話も、素晴しいスパイス、はい。
満腹、満足、ご馳走さまで~す。

さて、午後からは、セミナー。

トップバッターは、馬場先恵子先生の「こまつ町家を知ろう」編。
都市計画、都市形成史がご専門。

小松市民でありながら、こまつ町家に住んでいながら、
案外と自分の町については、知らないものですね。
それどころか、我が街、我が町家は、なんだか古ぼけたイメージしかなくて・・・

くすんで?、さびれて?、うらぶれて?
いえいえ、そんなことはありません。

たしかに、こまつ町家は、立派な武家屋敷でもなく、
どっしりした構えの豪農・豪商の古民家でもない。
古民家というにも、歴史は浅いかもしれませんね。

なにせ、昭和初期<昭和5年・7年>のふたつの大火のあと、
一斉に建替えられた商家がほとんど。
でも、そのお陰で、同時期の建築様式で揃っている。

町の歴史に詳しい文化人・関戸昌郎委員<検討委員&材木町地区歴史文化回廊まちづくり協議会会長>のお話によると、
当時の小松は、絹織物の商いで、とってもお金持ちが多かったようで、
建替えには、相当の金額、かなりの費用をかけて<今でいう億の単位!?>
その意匠、様式美を競ったとか。

馬場先先生の調査でも、こまつ町家の集積度は抜群。
つまり、小松駅周辺の旧市街と呼ばれる限定された地域に、
いっぱいいっぱい残っているという訳。
これは、金沢を凌ぐのですよ。

でもね、残念なことに、不用意な改築でペタペタと囲ってしまい、
~これを【看板建築】と呼びます~
住人さえも、こまつ町家と認識していない場合が多いらしい・・・

ペタペタの新建材を剥がしていくと、もとの優美な町家が、
現れてくるのです。

これについては、赤坂攻先生がご専門。
次回、「こまつ町家を直そう編」につづきます。


・写真は、セミナー中のプロフェッサー馬場先恵子氏。
 知性がキラリと光る!でもって自然体、カッコイイのです。


・看板建築から町家に戻したビフォー&アフターもあります。
次回、UPしますね。


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