こまつ町家普及プロジェクト Ⅱ 「大そうじ」編 | やましたひでこオフィシャルブログ「断捨離®」Powered by Ameba

こまつ町家普及プロジェクト Ⅱ 「大そうじ」編

こんにちは、ラクシュミ♪です


昨日の日記からの続きです。

すっかりモノが片づけられた町家、いよいよ、みんなで大そうじ。

その前に、現ご当主さんのご挨拶。
3年余り、孤軍奮闘のモノとの格闘、
これ以上ひとりでするのは限界です、どうそ、宜しくと。

そうだろな、なんたって広い。
大きな和室が三部屋、奥には茶室、そのもっと奥にも増築された部屋。
それが、そのまんま総二階・・・中庭付。
間口は狭くても、驚くほどの大空間。
階段が、前と後ろ、二つあって、行き止まりがなく、
いっぱいの子供で、鬼ごっこもかくれんぼ遊びもできる、うん。

この町家を、数人の家族で暮らし、維持管理するのは、とっても大変。
家は、狭すぎても、広すぎても、暮らしずらい。

人とモノと家、なんでもバランスがあるのですね。

石川県建築士会小松能美支部まちづくり部会の方々、
小松市役所都市計画課の職員さんたち、
私たち、こまつ町家情報バンク検討委員の面々、
そして、一般参加の皆さん。

総勢50人近くで、ひたすら掃く、拭く、磨く。
長年つもり積もった埃の取り除き。

なんたる埃の量!
はたいても、ぬぐっても、雑巾は真っ黒、掃除機はすぐに詰まってダウン。

いや~、溜まれば溜まるもんだわ。

でもね、みんなでする掃除は、愉しい。
普段、自宅の掃除とは無縁であろう熟年男性の面々も、
いそいそ喜々として、掃く・拭く・磨く。

なんたって、達成感がある。
くすんだ漆塗りの引き戸が、ピカピカ、キラキラ。
古い町家が喜んでいるのが伝わってきて。

長年の垢がこすり落とされた身体のごとくの気持ちよさ。
その爽快感とともに、息を吹き返した町家。
端正・優美・優雅、そんな本来の姿が戻ります。


写真は、古民家再生のスペシャリスト・設計士の赤坂先生と。
マスクの下は笑顔です。

「こまつ町家を知ろう編」につづきます。



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