雪のように降り注ぐ埃の中で | 北林ちかこのブログ

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並木道を優しい風が通り抜けるように、自然体で生きたい

昨日に引き続き、

例の空き家のお話です。

数えてみたら、

この家、9DKでした。

 

プラス2階には卓球ができるスペースと

同じくらい広い納戸、そして納屋2棟。

 

こんなにたくさんのスペースがありながら、

さらに工夫に工夫を重ねて、

収納スペースを確保していた節があります。

 

サゲサゲ↓こんな風に。

 

部屋と部屋をつなぐ、

長さにして1メートルほどの

廊下とも呼べない空間。

 

その天井付近に板を渡して、

手作りの棚がありました。

 

脚立に乗らないと手が届かない、

こんな場所に、何があったかというと、

卒業アルバムでした。

 

この家の主は学校の先生で、

歴代の卒業アルバムを取っておいたようです。

 

どの子も可愛い教え子なのでしょうが、

その教え子たちも、おそらく70代?

彼らの高校時代の卒アル…。

 

悲しい ことが あると~~、

開く 革の 表紙~~音譜…なんて、

歌ってる場合じゃありません。

 

上から雪のように降り注ぐ埃に

キャーキャー言いながら、全捨てです。

 

 

奥行のある天袋からは、

山のようなタオルが出てきました。

 

ほとんどが箱に入ったまま。

 

祝儀のお返しや粗品としてもらったモノのようです。

 

びっしりと埃にまみれ、

箱が劣化して、触ると崩れてくるモノも…。

 

箱ごとゴミ袋に入れました。

 

全部で6袋分。

 

こんな高い所に、こんなにたくさんのタオル…。

 

 

目線より高い所に、モノがあると、

人生の重しになると、

やましたひでこは言います。

 

息苦しかっただろうなぁ…。

 

滞るって、本当に恐ろしいことだと

改めて思いました。

 

 

「欲しいモノがあったら、

なんでも持っていって」と言われました。

 

…でも、欲しいモノ、ないよ泣き1

 

だけど、何もかも捨ててしまうのは、

なんだか切なくて、ぐい飲みを二つもらうことにしました。

 

 

湯飲みに見えるけれど、小さいの。

 

価値がどうこうではなく、

可愛いなと思ったので、

しばらく一緒に暮らすことにします。

 

 

そしてもうひとつ。

 

 

これって、あの高価な鍋ですよね?

 

 

でもすごく汚れています。

 

 

この鍋に詳しい人に聞いてみたら、

きれいにする方法があるとのこと。

 

取っ手やつまみも取り換え可能で、

新品同様に生まれ変わらせることができるので、

捨てないでね~~と言われました。

 

 

なんと三つもあったので、

これは後日、再生させることにしました。

 

キッチンから出てきた金属ゴミは、

ダンボール3個分。

 

これでも半分くらいです。

 

老夫婦二人のキッチンだったのにね。

 

 

昨日の記事にも、コメントいただきましたが、

同じような状況に胸を痛めている方は、

思いの外、たくさんいらっしゃるようです。

 

年老いた親たち、

その介護、看取り、その後の片づけ、

ようやく子育てを終えた、私たち世代の肩に、

ずしっとのしかかってきています。

 

ものすごい労力が求められます。

 

ものすごいエネルギーとモチベーションが必要です。

 

でも誰かがやらないといけないこと。

 

私も雪が降るまで、

あと何回か、作業に出向きます。

 

その時々で、感じたこと、

またシェアしていきますね。

 

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