再生への一歩 | 北林ちかこのブログ

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並木道を優しい風が通り抜けるように、自然体で生きたい

おはようございます。

 

美容院の玄関先に植えられたランタナが

なにかパタパタしている…。

 

よく見てみたら、あら、素敵なお客様。

 

 

蝶々や鳥を撮るのは、なかなか難しい…。

すぐに飛んでいってしまうので。

 

もたもたカメラを出して、

やっと撮った1枚です。

 

美容院だけに、もっと綺麗になりにきたのでしょうか。

 

そのままで十分ビューティフルなのにね。ラブラブ

 

 

主のいなくなったお宅を片づけたいので、

ちょっと見てほしい…と言われました。

 

ご家族が定期的に風を入れているようですが、

人が住まなくなった家というのは、

空気も雰囲気も、ち~~んと重く感じます。

 

モノは使ってこそですが、

家も人が住んでこそだなぁ…と思いました。

 

この家に誰かがまた住むにしろ、売るにしろ、壊すにしろ、

このまま家財を放っておくわけにはいきません。

「捨てる」ことを念頭に置いての片づけが、

必要だと思われます。

 

キッチンの引き出しを開けた時、

たくさんの箸がでてきました。

 

 

数える気にもならないほどの量。

 

数年単位ではなくて、

数十年単位でため込まれた箸たちです。

 

中には輪島塗や、高野山で求めたモノなど、

高価な箸も交じっています。

 

…が、あまりにも古すぎて、

ご家族の方も、とても使う気になれません。

 

箸はほんの一例であって、

ストローしかり、スプーンしかり、

しゃもじしかり、ラップしかり、布巾しかり、

あらゆるモノが、そのご家族の適量を

はるかに超えて、永久の時を刻むがごとく、

ため込まれていました。

 

いたたまれなくなって、

その場で処分するしかないモノたちを、

ゴミ袋に入れさせてもらいました。

 

たったの10分で、

45リットルの袋2個がパンパンに。

 

かつて住んでいた人の無意識の塊…。

 

本当はこんなモノを

後に残していきたくはなかっただろうなぁ。

 

 

ここまで断捨離しがいのある現場は、久しぶりです。

 

ですが、日本中にはきっと、

同じような状況の家が、いっぱいあるのでは?

 

この家も、ゴミ袋2個から、

新たな道を模索し始めます。

 

遥かな道のりも、

スタートはいつも小さな一歩から。

 

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