靴の話 | 北林ちかこのブログ

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並木道を優しい風が通り抜けるように、自然体で生きたい


おはようございます。

今朝はちょっとだけ早起き。
 
早起きは得意じゃないけれど、
朝の清々しさは好きです。

昨日なにがあったって、
今日はまた新しい1日。

気持ちをリセットして臨めます。

窓を開けて、朝の空気を楽しんでいたら、
どこかでカラスがケンカしてる…(^^ゞ

 
新しいサンダルを買いました。

あれ…、見たことあると思った方、
すばらしい記憶力ですね。
 
 
そう、全く同じサンダルです。

サンダルを新調した記念に、
今日はちょっと靴の思い出話をば。
 

むかしむかし、北林ちかこがOLだった頃、
足元はいつもパンプスだったそうな。

時代はバブル期、
ワンレン・ボディコンでこそなかったが、
アメフト選手のような肩パッドが入ったスーツに
ヒールの靴が定番だったんじゃと。

だが結婚して、戦闘服まがいのスーツを着なくなると、
必然的にパンプスの出番もなくなった。

さらに母親になれば、
お出かけはいつも子連れで、
手には大きなマザーズバッグ。

子どもが増えれば、荷物も増える。

パンプスなんて履いていられない。

しっかり大地を踏みしめて立つ、
安定したペタンコ靴かスニーカーばかり。

 

やがてバレエをはじめ、
足指や足裏の柔軟性がとても重要になり、
つま先を締め付ける靴とは、ますます縁遠くなった。

だけどダンシャリアンになって1年くらいした頃、
唐突にもう一度、ヒールの靴を履きたいと思った。

ラクで便利だけでなく、
お洒落にも目を向けたくなったのか…。

自己肯定感がアップして、
颯爽とした自分をイメージしたようだ。

そういえば、コツコツ…という控えめな靴の音、
気持ちがしゃきっとして、好きだったな。

…という長い前フリの果て、
20年ぶりにパンプスを買おうと思い立った。

色は黒。

ヒールは(久しぶりなので)5センチくらい。

就活用みたいなのではなく、シンプルでもエレガントな靴。

そして見つけた

一目で気に入った。

 

可愛いラウンドトウで、黒のエナメル・型押し、ヒール高もOK。

お店で何度も履き心地を確かめた。

手持ちの服にもあうし、ばっちりだ。

いい買い物をした!…と、喜び勇んで持ち帰った。


だ・が!


実際に町で履いてみると、お店での感触となにか違う。

ほんの1時間くらいで、足指の付け根が痛くなり、
親指の爪に至っては、ジンジンする。

ジンジンはやがてズキズキになり、
カートにつかまっていないと、歩けないほど。

慌ててお店に持っていって、
3時間くらいかけて、つま先部分を伸ばしてもらうも、
痛いことに変わりはない。

3時間じゃ足りないか…と1週間預けて、
徹底的に皮を伸ばしてもらう。

…が、ダメだ、痛い。

でも我慢すれば履けないこともない。

このまま履き続けていれば、そのうち足に馴染むかも。

それとも…。
 

ジタバタとなんとかこの靴を履く方法を考えていた私。

全くもって潔さの欠片もない。

私は買い物に失敗したのだ。

そして、そのことを認めたくなかった。


かくて私の手元に残った憧れのパンプス。

3回しか履いていない。

足にフィットしない以外は、望みどおりのまだ新しい靴。

だけど履くと痛い…なんて、
靴としての最初の条件がクリアされていない。

要で適だけど、限りなく不快な靴。

銀座かね○つの靴だけに、執着してしまった…。

この靴は私のごきげんには程遠い
…と分かってから1年以上も、
別れがたくて手放せなかったが、
私の100倍、靴を活用できる友人が現れた。

悔しいくらいに彼女にぴったり。

きっと最初から、
彼女の所に流れていく運命だったのね。

これは4年くらい前のエピソード。

ダメだ・・・と分かっても
なかなか手放せない、
そんなことを、何度も繰り返しての
なんだなぁ…と改めて思う。

長くなるので、つづく。

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