プレイガール頑張る | 北林ちかこのブログ

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並木道を優しい風が通り抜けるように、自然体で生きたい

小雨がぱらつく昼下がり、
セミの声がにぎやかです。

カサブランカの一群が咲き終わって、
我が家の庭は休眠状態。

お花はなくて、緑一色です。
 
 

これだけ暑いので、
それも仕方ありませんが、
バラの姿がないのは寂しい限り。

バラは手がかかる植物ですが、
やはり咲いた時の喜びはなにものにも代えがたく、
だんだんガーデニング熱が冷めてきたにも関わらず、
お世話をやめられません。

でも調子に乗って増やしすぎると、
自分の時間・空間・エネルギーでは管理できない量となり、
結局、どれもこれも中途半端になります。

このあたりは、モノと同じですね。

好きなモノでも、量が多過ぎると、
お気に入りとして扱えなくなります。

これまでも、ちょっと多い…と感じたら、
心を鬼にして断捨離してきましたが、
そういう辛いことをしなくてもよいように、
鉢数のコントロールには気をつけています。

だけど元々好きなので、
情が勝ることもあります。

DSCN3230

これは“プレイガール”。

我が家の庭では、珍しい一重咲き。

購入してから10年くらいですが、
色がけっこう毒々しいので、
お気に入りではありませんでした。(^^ゞ

次に断捨離するとしたら、プレイガール。

…そう想い続けて幾星霜。

でも、いつも断捨離の網をくぐり抜けます。

なぜって?

いや~~、実によく咲くんですよ。

春先から初冬まで、
繰り返し情熱的なピンクの花を咲かせます。

こんなに頑張るバラは、そういません。

私の下手くそな剪定で、樹形が乱れても、
新たな枝をどんどん伸ばします。

冷たくあしらっても、無視しても、
凹むことなく、いつも元気で前向き。

そんなプレイガールに、いつしか情がわきました。


さほど注目しているわけでもなく、
あら…そう言えばいたのね…程度の存在感。

だけど、ずっとそばに置いていたら、
いつの間にか、愛着が生まれる。

住まいには、そんなモノも、確かにありますよね?

使う頻度が少なくても、
愛を感じているのであれば、
縁が切れたわけではありません。

ほんの時々でも、思い出しては、
使ってみたり、手入れをしたり。

その都度、どうしようかな…と考えてみて、
やっぱり手放さない。

忘却の彼方にあるのではなく、
そうやって意識しているのであれば、
その関係性は希薄ではあっても、まだ生きているのでしょう。

本当に縁が切れたら、
きっと自然に手放そう…と思うようになります。

だって、私たちダンシャリアンは、
モノの取捨選択を通して、
日々、トレーニングを積み、
内在智センサーを磨いているのですから、
その時がきたら、ちゃんと反応します。


…ということで、
今年も元気なプレイガールは、
あの猛暑の中、二番花を派手に咲かせてくれました。

バラには、被害者意識なんてないのでしょうね。

人間なら、すぐに文句を言いそうです。

「こんなに頑張っているのに、
どうして認めてくれないの?」

「どうして私だけ?」

なんて健気な…。

あら、…なんだか急に可愛く思えてきました。(^^;


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