靴の話 その2 | 北林ちかこのブログ

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並木道を優しい風が通り抜けるように、自然体で生きたい

靴を買う時は、いやでも慎重になる。

どんなにデザインが好きでも、
足に合わなければ、履けないから。

無理して履いて、痛い思いをするのは嫌なので、
念入りに試し履きをする。

そうやって選んで買っても、
売り場で履いているのと、
実際に街を歩くのとでは感覚が違うこともあり、
これまでに何回も失敗した。

足にあわず、
何度も調整してもらった挙句に、
指の痛みに耐え兼ねて、
新品のまま、人にあげてしまった
高価なパンプス。

その後に出会ったグリーン系のサンダルは、
とても履きやすい靴だった。

靴擦れなし、痛みなし、
そこそこヒールもあるのに歩きやすく、疲れない。

おまけに足が綺麗に見えて、
「素敵ね」と何度も褒められた。

お気に入りで、どこへでも履いていった。

…が、ヘビーローテで使うと、
その分、傷みも早くなる。

私の大好きなサンダルは、
足横の部分が擦れて、革がはげ、
内部の白い繊維が出てきた。

さあ、どうする。

まだ十分に履ける。

人の足元なんて、誰もじっくり見たりしないから、
知っているのは私だけ。

もし手放したら、
こんなにフィットするサンダルには、
もう二度と巡り会えないかも…。

完全なる未来不安

もう二度と…という思いはクセモノで、
大きなプレーキとなる。

シーズンの初め、
処分しようかな…と考えながら、
一応、履いてみた。

すると…不思議。

前の年のフィット感がない。

なんとなく足元が裏ぶれて見える。

そう、このサンダルの旬は、とっくに終わっていたのだ。

内在智がそう告げている。

ありがとう、そしてさようなら。

手放してみると、ちゃんとその後に、
次のお気に入りがやってきた。
 
これもひじょうに履きやすい靴で、
しかも脚長効果もあり、
よくほめられる。

オンもオフもこれ一足で事足りる。

夏は毎日、このサンダル。

全然飽きがこない。

だがそれだけ履くと、
やっぱりくたびれてくる。

そこで、全く同じサンダルを購入した。

 
並べてみれば、分かるだろうか。

左が新品、右がこれまでのサンダル。

右は色があせていて、
つま先部分も伸びてしまっている。

内側にこすれた汚れもある。

好きだけれど、
この使用感が気になってきたので、
同じモノを求めた。

定番商品でよかった(^^♪

新品が入ってきたので、
古い靴は、
ありがとう、さようなら。

これぞ新陳代謝

これも断捨離のひとつの形だと思う。

 

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