せっかく片づけたのに…。
せっかく断捨離して、スペースを空けたのに…。
せっかく汗と埃にまみれて頑張ったのに…。
せっかく捨てる痛みともきっちり向き合ったのに…。
せっかくピカピカに磨き上げたのに…。
どうしてまた散らかるんだろう。
どうしてこの状態を永久保存できないんだろう。
どうして私が片づけた場所を、
平気で散らかす人がいるんだろう。
それは…、生きているからこそだよね。
人が生きて、生活するから、
モノが動いて、空気も動く。
埃も舞えば、ゴミも出る。
そこに住む人がいなければ、
埃は積もるけれども、
散らかることはない。
でもそれは生気のない空間。
なんの動きもない、
温もりも笑い声も関わり合いもなにもない、
どよんと澱んだ空間。
だから、毎日、飽きもせず繰り返される、
片づけては散らかり…のサイクルは、
生きている証なのかもしれない。
散らからなくなれば、それで満足だろうか。
散らかす人がいない整然とした住まいなら、
幸せだろうか。
命や家族が大事だと言うならば、
その証はどう受け止めたらいいだろうか。
生きている証を引き受けるのは、
きっと誰にでもできること。
覚悟ひとつあれば。
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