「捨てて困ったことはありませんか?」
ありますよ。そりゃ、もちろん。
勢いにのって捨てちゃったけど、
あれ、とっておけば、よかったな…ってこと。
そしてそういう時に限って、
家族にもすぐばれて、
ほら見たことか…と、冷たい視線を浴びせられます。
ある時は、緩衝材を捨てました。
あのプチプチがいっぱいついた
ビニールのシートです。
かなり大きなサイズなので、
とっておけば、
何かの役にたつかもしれない。
チラッと思ったのですが、
なにせ嵩張るし、
いいや、その時はその時だ~~と、
すっぱり捨てました。
…がその2週間後、
息子に荷物を送ることになり、
その中に瓶入りのジュースがありました。
何もそんな物、わざわざ送らなくたって…とも思いましたが、
手搾りで天然の美味しいジュース、
離れて暮らしていても、
飲ませてあげたいな~~と思っちゃう母心です。
その時、瓶を包む緩衝材がありませんでした。
買ってくる?
それも、なんだかな~~~。
…ってことで、
置きっ放しになっていた彼のシャツと下着で、
ぐるぐるに巻きにして、
宅配便の方には、
「割れ物ですから!」と何度も念を押して、送りました。
またある時は、
夫の実家に届ける粕汁を入れる
密閉容器がありませんでした。
確か大きいタッパーを持っていましたが、
ほとんど使わないので、
いいか~~と、捨てちゃった記憶あり。
移動中にこぼれたら嫌だし…、どうしよう。
その時、閃いたのは、
保存用の蓋が付いた小鍋。
密閉性は100%ではないけれど、
振り回すものではないし、
これに入れて持って行けばいい。
でもこの鍋は毎日使うので、
次の訪問まで、
貸してあげるわけにはいきません。
それも義母の鍋に入れ替えて、
すぐ持って返ってくれば済む話で、
庭で咲いたバラをお土産にしようと思ったのですが、
車で1時間かかる先方宅まで、
切花を入れていく細口の瓶がありません。
花が大きい割に茎が細いバラなので、
短めに切って、細口瓶で支えてあげないと…。
そういえば、そんな形の瓶、
…ゴミの日に出しちゃった。
あれがちょうどよかったのにな。
でも、無いものは仕方がありません。
宅配牛乳の瓶で代用しました。
お洒落とは言い難い形ですが、
十分に役割は果たしてくれました。
困った…といっても、所詮はこの程度の困ったです。
「命をとられるわけじゃなし、
捨てて、困ってみましょうよ。」
…と、やましたさんもよく言います。
そしてこの困ったの発生率は、
私の場合2~3%止まりです。
つまり100個捨てたら、
そのうちの2~3個は、ちょっとだけ後悔するということ。
でも、そんな些細な後悔を恐れて、
残り97個を捨てられずにいるとしたら、
そっちのダメージの方が
はるかに大きいのではないでしょうか。
不要物97個が、住まいを詰まらせ、
淀みと停滞を招き、
しいては思考と人生そのものをも滞らせます。
どっちがいいか、答えは聞くまでもありませんね。
今日の聖域公開は、冷蔵庫の冷蔵室です。
こういう状態であれば、
何がどこにあるのか一目瞭然。
重複して買い物することも、
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