汚内(おうち)に光が | 北林ちかこのブログ

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並木道を優しい風が通り抜けるように、自然体で生きたい

ごきげんさまです。

カレンダーをめくりました。

いかにも夏!…な8月のページが、
一転してコスモス畑の写真になりました。

今日から9月。

季節はカレンダーのように、
いきなり変わらないかもしれませんが、
気持ち的には、
夏休みは終わっちゃった、
また9月がきたよ…ではなく、
新しい季節を迎える…という感じでいきたいものです。


よしいちゃんから、コメントをいただきました。

ご実家で、お母様と一緒に片づけをしたら、
鍋・フライパン・密閉容器が山のように出てきました。

お母様も頭では分かっていても、
なかなか手放せません。

「もしかしたら・・・。」「これは、高かったから・・・。」と
お母様なりの理由があるため、
ひとつひとつ聞きながら選択していきました。

こだわりがあった分だけ、
手放してすっきりすると、嬉しそうだったお母様。

年配の方には、

ゆっくり話を聞きながら、
少しずつ進めるのがいい…と実感されたとのことです。


家族のモノは難しいですね。

モノを捨てられない親御さんの場合、
子どもから、断捨離を勧められると、
よけいに意固地になる傾向があるようです。

心の中では、片づけなくちゃ…と思っていても、
子供には言われると、
カチンとくるのでしょう。


昨年、金沢セミナーに参加されたMさん。

1人暮らしをしていましたが、

この度、実家に帰ることになりました。

Mさんの実家は、
玄関周りはそれなりに片づいていますが、
廊下を曲がると…、
そこには目を覆いたくなるような光景が広がっています。

廊下も階段も2階も、
Mさんの部屋の前まで、モノでいっぱい。

彼女は、実家のことを「汚内」と呼びます。^^

おうち…。

本来、おうちとは、

ほっとできる所、安心できる所のはずですが、
Mさんにとっては、ストレスの源です。

それでも、セミナーで学んだ、
「人のモノには手をつけない」鉄則を、しっかり守り、
自分のモノだけを淡々と処分していましたが、
これからモノだらけの実家に住むことを考えると、
気持ちが重くてたまりません。

「私は、自分のモノをもっともっと減らします」と

健気に仰っていましたが、
同じ家に住んでいて、
状態がとても悪く、

それがストレスになるのであれば、
一体どうしたらいいのか…私も疑問に思っていました。


ところが!

出口の見えない状態に、
ポツンと光が差しました。

2階のトイレだけは、好きにしていい…と、
ご両親からお許しが出たのです!

Mさんは喜び勇んで、
トイレの断捨離に着手し、
たくさんのゴミを捨てました。

元々狭くて、あまりモノもないはずのトイレ、
そこからいっぱいゴミが出るなんて、
本当に大変な状態だったのでしょうね。

きっとトイレ全体をピカピカに磨き上げて、
清浄な気のみなぎる空間にされたことと思います。

『今回は、自分の気持ちを表現し、
伝える事ができた自分を褒めてあげました。

どうなる事か・・・と案じてい
た実家暮しですが、
良い方向に進むように、
自分も動いて変わって
いこうと思いました。』

あくまで前向きなMさんです。

ご両親も、2階のトイレを使う度、
不要なモノがない清々しさを、
体感されるでしょう。

まさに百聞は一見にしかず。

口を酸っぱくして、
片づけの重要性を説かなくても、
大きな気づきをもたらすような気がしてなりません。

小さなお財布から、
家全体に波及していく断捨離ですから、
トイレの清々しさが、
やがて家全体に広がっていくことを願っています。


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