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断捨離トレーナー限定の朝の読書会
現在読み進めている「徒然草」が
少しづつ
面白く感じられるようになってきました
(まだ「あやしうこそものぐるほしけれ」の境地を理解するまでには至っておりませんが)
今朝輪読した中に
高校時代に教科書で習った話が出てきました。
第89段
「奥山に、猫またといふものありて、人を食ふなる」
“猫また”に襲われた法師の「お騒がせ話」なのですが、
法師を襲ったのは“猫また”ではなく
実は法師の飼い犬だった、
という落語のオチのような話。
高校の時は
「ただの笑い話」とだけ解釈して
笑ったような記憶がある。
今朝も同じように笑った。
が、
笑ってばかりではいられないと
同時に思った次第であります。
世間で騒がれている根も葉もない話に
踊らされていないか私?
噂話やデマや迷信を
そっくりそのまま鵜呑みにしていないか私?
と振り返る良い機会となった今朝のスタートでした。
一体全体
“猫また”って
どんな姿をしているのだ?
妖怪か?
検索したら
色々な姿で登場
いかにも陽気そうな“猫また”がいるかと思えば、
顔は猫だけど
身体は人を食べてしまえるほどの大型犬も。
色々な姿が存在することからも
「誰も本物を見たことないんかい!!」
と突っ込みたくなる。
冷静に考えればデマだと判断できる話でも
冷静さを失うと急に現実味を帯びた話に聞こえてくるから
なんとも私たちの耳は不思議です。
この章段で登場する法師は
“猫また”の存在をすっかり信じ込んでいた様子。
法師という身分でありながら
稚拙さを描いているところに
兼好さんの「修行が足りん!この“えせ法師”めが!」
とでも言いたげな
痛烈な批判を感じました。
法師が懐に入れていたのは
連歌の景品としてもらった扇や小箱。
小川に転げ落ちて
懐に大事にしまっておいた景品も
全て水に浸かってしまったという描写も
欲深い法師に対する
兼好さんの辛辣な風刺を感じる部分。
法師の滑稽さが
なんとも面白い!!
あれれ~!?
こうやってブログに文字にして書いていると、
「高校生の時と
40年以上を経た今とでは
随分と“笑いのツボ”が変わったなあ」
と自分の変化に気づき
テンションが上がってきました。
おおお~!
もしやこれが
「あやしうこそものぐるほしけれ」なるものの
第一歩か?
最後までお読みいただき
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