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昨日放送のNHKあさイチテレビ
「台所には人生が詰まっている『わたしの台所物語』」を拝見しました。
どのお話にも胸がキュンとさせられましたが、
特に、認知症の旦那様を介護中の70歳女性の台所物語には考えさせられ感動しました。
やましたひでこ公認断捨離®トレーナー
高橋弘枝と申します。
宮城県気仙沼市を中心に
活動しています。
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認知症の旦那様を介護中の70歳女性、しげ子さんの台所物語。
テレビに映ったしげ子さんの台所は、たくさんのものが吊り下げられていました。
その量に私の目は驚き、「ぶらぶらとぶら下がっているモノを全部取ったら、とてもスッキリした気持ち良い空間になるだろうに」と思わずにはいられませんでした。
しげ子さんは以前は2階建ての家に住んでいましたが、認知症を発症した旦那様の安全を考えて、3年前に築60年の平屋に引っ越してきました。
台所には、前の住人が残した不思議な痕跡がありました。
手作り感満載の食器棚や、食堂だったのかと思いたくなるほどの大きな換気扇フード。
極めつけは、台所の至る所に打ちつけてあるたくさんの釘。
しげ子さんが引っ越して来て釘を見つけた時には抜こうかと思ったそうですが、
試しに全部に吊るしてみたらとても便利だと感じたそうです

この平屋には、3年前まで90代の女性がお住まいだったそうです。
その女性も旦那様がご病気をされ自宅で看病をされていたそうです。
旦那様を最期まで支え続けて長いこと看病をされたと知ったしげ子さんは、名前も顔も知らない前住人の女性と自分の人生とを重ね、人生の先輩である女性を思い描きながら対話し、終いには、女性宛に手紙まで書いてしまいました。
前住人のおばあちゃんへ
台所に立って
たくさんの釘を見て
1本1本この釘は何かしらと
今迄の人生で
1本の釘にこんなに心を傾けたことはありません
たくさんの知恵と工夫で
ここで何を作られたのでしょう
しげ子さんは仰っていました。
認知症の夫は食べたことも忘れちゃうんだけど、
でも、味覚って意外と残るんですよね、
「美味しい」って。
この台所に立つと、
同じような困難を乗り越えてきたおばあちゃんが『乗り越えられないことはない』と力を貸してくれるんです。
しげ子さんは、前住人の女性が病気の旦那様のために一生懸命料理を作って立ち働く姿を思い描き、結局、釘は1本も抜かなかったそうです。
抜けない。
何か意味があるんですよ。
だって
打っているんですから。
しげ子さんの「前住人のおばあちゃんへ」と書かれた手紙は、次の言葉で締めくくられていました。
いつか
おばあちゃんのようになりたいと
私はこの台所でいつも思っています
釘を残してくださり
ありがとうございます



「『関係性』を見る」って大事ですね。
大きな気づきと学びになりました。
断捨離のやましたひでこの言葉、
『人の数だけ断捨離はある』。
肝に銘じます。
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