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今年も
見る人を楽しませてくれている藤の花。
藤の花は、
万葉集にも登場するらしいので、
日本人には古くから鑑賞され
愛されてきた花と言えますね。
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近所の藤棚も見事です

野生の藤も見頃です
ところが
実は野生の藤はワイルドで、
林業を担う人にとっては「厄介者」なのだそうです。
驚きました

美しい花を咲かせる藤が何故「厄介者」と言われるのか。
それは、
山林の木々の立ち枯れの原因となる「絞め殺しの木」でもあるからなのだそうです。
山林の木々の立ち枯れの原因となる「絞め殺しの木」でもあるからなのだそうです。
絞め殺し?


なんだか怖いけど
謎でもあるので藤について調べてみました。

林床で育った藤の細いツル。
そのツルは樹上の木の枝を目指して伸びていきます。
太陽の光を求めて、
蛇のように木に絡み付きながら
上へ上へと登って行きます。
地下からの養分と
太陽からの光合成で
どんどん成長し、
まるで大蛇のような姿で
木に巻き付いていきます。
そして、
しまいには絡まった木を絞め殺し、
絡み付かれた木は枯れてしまいます。
もし、枯れた木が地面に倒れたなら、
その時は、
藤のツルは新たな狙いを定めて這い上っていきます。
藤はどんどん増殖して生き続けます。
藤に大蛇のように巻き付かれた杉や檜は、
葉っぱが受け取る光を横取りされ
呼吸もままならないから、
成長を妨げられて枯れてしまうのだそうです。
気仙沼でも荒れた山林を目にすることがありますが、
よく見ると
藤による立ち枯れが起こっています。
ムムム





野生の藤はなかなかワイルドやねんな~。近くに生えてるほかの木に思いっきり巻き付きながら、日光を浴びるためにぐんぐん伸びる。
じわじわ、どんどん増殖
光を遮られている
呼吸もままならない

巻き付かれる

立ち枯れ

倒れる

モノに埋もれていた
かつての我が身と
重ねてしまいました。
あの頃は
モノも私も枯れていました。
林業の「厄介者」でもある藤のツルではありますが、
藤のツルを使った“籠細工”や
ツルの繊維で作った“藤布”などは
私たちの暮らしを彩ってくれてもいます。
「モノもヒトも活かしてこそ」ですね