世界が狭く、自他の区別をうまく付けられなかった子ども時代。
物心ついた頃から、混乱の日々でした。

自分の知っていることを、他の人が知らない。
他の人が知っていることを、自分が知らない。
そんな当たり前のことすら分からず、途方にくれていた。
それは、私の相当古い方の記憶です。

自分の五感の及ぶ範囲のことしか知覚し得ないという知識はありました。
けれど、実際のところそれがどういう意味なのか、どう認識すればいいのか皆目見当が付かない。
当然、人との付き合い方も分からない。

「変わった子」

気が付いたときには、そんなレッテルが大きくべったりと貼られていました。