近代兵器の開発の歴史を紐解くと、兵器の開発と言うものは良くシーソーに例えられ、あるものができるとそれを阻止する兵器が生まれ、そしてそれを阻止する為の兵器が生まれ・・・というように、おおよそキリのない発展をしていくものです。
一例を挙げると、日露戦争で初めて登場し、その威力を示して世界を震撼させた「機関銃」の存在は、戦争の様相を一変させました。
どれだけ多くの兵が束で掛かっても、一瞬にして大量の弾を発射する機関銃は、機関銃兵一人で数十人の敵兵をなぎ払う事が出来、まさに守備側絶対優勢の戦争の体制を作ったのです。
この事に教訓を抱き、敵の機関銃の雨が降り注ぐ中でも進軍する事ができる兵器は無いだろうかと言う発想で、イギリスが開発したのが「戦車」でした。
この戦車はまさに、敵の機関銃の雨の中をモノともせずに進み、敵の機関銃兵をなぎ払う事に、第一次世界大戦では貢献したのです。
ちなみにこの戦車の原型になったもの、なんとイギリス海軍が世界で初めて開発したものでした。
この時の秘匿名称が「tank=水入れ」。
この時から、戦車をあらわす英語がtankとなり、今に至ります。
そして戦車が圧倒的な威力を発揮した第二次世界大戦の影響を受け開発をされたのが対戦車ヘリ。
戦車を潰すことだけを目的に開発され、その戦車狩りに対する性能は凄まじいものでした。
しかし、次は歩兵がヘリ撃墜用の携行対空火器を所持するようになり・・・
はい、もうキリがありません。
これから先もこのようにして通常兵器は兵器のシーソーゲームを繰り返していくのかと思いますが、しかしこのような過程から民生化され、私たちの生活を豊かにしているものがたくさんあります。
その代表的なものといえばインターネットでしょうか。
実はインターネットの技術も軍事技術が転用されたものですが、それはまたの機会に。