
ダニーです。
今日は七夕ですね。
皆さんは、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、
「感謝心」と「ありがとう」
について、お伝えします。
『幸せとは、感じる心』
私がヨガの人生を歩む上で、とても大切にしているテーマです。
人は、今、そばにある大切な人・物・事を、
「あって当たり前」 と思ってしまう習性があります。
ですが、全ての人・物・事について、
あって当たり前のモノは、存在しません。

私の尊敬するブレイクダンサーで、
丸山悟史さんという方がいらっしゃいます。
丸山さんが、腰を悪くして入院した、
おばぁちゃんのお見舞いに行った時の話です。
その日は、丁度、昼食の時間帯だったので、
一緒にゴハンを食べていたおばぁちゃんは、
生き生きとした目で言いました。
「あなたと食事ができるとは、夢にも思わなかった。」
今や、全国を駆け回っているトップダンサーである、
丸山さんは、地元の福岡に帰る時は、稀にしかありません。
おばぁちゃんは、よっぽど嬉しかったのだと思います。
丸山さんは、その言葉を聞いた時、感じる事がたくさんあったと、
おっしゃいました。
何とも尊くて、優しくて、とても大事な時間を過ごしているような、
そんな気持ちになれたと。

この日は七夕の時期だったので、病室を出ると、
廊下には、たくさんの短冊がぶら下がっていました。
何となくその短冊を見てみると、凄い事に気が付いたそうです。
「家に帰れますように。」
「もう1度、歩きたい。」
「早く、元気な身体に戻れますように。」
言い回しが違うだけで、ここにいる人たちは、
みんな同じ願いを持っている。
50近い数の短冊が結び付けられていたが、
そのすべてが、そんな内容のものだったと。
「ヤバイ・・・。この人たちが願っているもの・・・。
俺、全部持ってる。・・・ましてや、踊ってる!」
そう思った、そう感じたと言います。
この意味が解るでしょうか??

『失ってみて、始めて気付いた本当に大切なモノ』
こういう言葉を皆さんも、
聞いた事があるのではないでしょうか。
確かに、本当に大切なモノは、失ってみて始めて解る、
という事が、人生においてはあるのかもしれません。
しかし、私から言わせれば、これほど愚かな行為はない、
というのが本音です。
人は、本当に大切な人・物・事を、傍にある時に気付かなければ、
本当の意味で幸せになる事は、できないからです。
人生において、傍にあるモノを当たり前のように扱っていると、
幸せになる事はできません。
確かに、自分自身が成長する過程で、
今以上のモノを手に入れていく!という気持ちを持つ事は、
とても大切です。
現状で満足し切ってしまえば、
今以上の人生を手に入れる事はできないし、
成長も止まってしまうからです。

しかし、それと同時に、今、自分の傍にある人・物・事に、
感謝する事は、同等に大切な事なのではないでしょうか。
五体満足に動けて、普通に仕事ができて、
ゴハンを食べる事ができる。
家族の存在・友人の存在・恋人の存在の
すべてにおいてもそうです。
傍にいると、その存在を当たり前だと感じ、
感謝する心すらなくしてしまう。
しかし、当たり前の事に感謝する気持ちを持てれば、
すべてがかわるのではないでしょうか。
ゴハンを作ってくれる事。話を聞いてくれる事。
ただ傍に居てくれる事。
そんなすべてが、全然当たり前の事じゃない。
どんなに小さな事にでも、感謝をする気持ちを持てれば、
相手や周りと、とても深い関係を、築くことができるのです。

『困った時の、神頼み』
人はいよいよという時になって、手を合わせます。
でも、そんな都合のいい神様なんていない。
今、見えている光の喜び。
今日、食べるであろう食事の喜び。
一杯の水を飲める喜び。
そばにいてくれている人への喜び。
大きく深呼吸をして、空気を吸える喜び。
食事の時、ちゃんと 「頂きます」 を言っていますか?
お世話になっている家族や友達に、感謝の気持ちを伝えていますか?
心から愛する人に、「ありがとう」 を伝えていますか?
どんなに些細な事にも、当たり前と思わずに、
感謝する気持ちを持って下さい。
そして、そんな気持ちが伝わる人を、大切にして下さい。
いつもそばにあるモノの大切さに気付く時、
人は本当に幸せになれるのです。

DANNY☆

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