夕方だというのに
なぜかその日の空は
漆黒の様に感じながら
背中を少し縮こませながら歩いていると
近所の教会の鐘の音が
聞こえてきました。
時を告げる音色にしては
10回…20回…と長く鳴らされいるなーと思った
瞬間に
込み上げてくるものが湧いてきて、
道を歩きながらも
嗚咽しはじめました。
そして
生きる、生きねばと
今私が思っていることの、なんて小さいこと。
些細なことなんてどうだっていいじゃない。
生かされているんだよ。
その大いなる愛と、
あーぁ受け取っている事への感謝
この冷たささえ感じられる
生きていることってそれだけで素晴らしいこと…と
目に浮かぶ涙がこぼれないように
精一杯、顔を寒空に向け
心の底から
生きます。と宣言する私。
気づけば 1.17だった。