デンマーク・ハンドボール観察日記 -61ページ目

Michael Knudsenの故障

デンマーク・ハンドボール観察日記-Michael Knudsen

 

Den knæskade, der nu sender Michael V. Knudsen ud af spillet i resten af sæsonen, kunne være opdaget for lang tid siden, siger han til DR Sporten.

Landsholdsstregspilleren havde allerede i forbindelse med EM-slutrunden i Østrig i januar problemer med venstre knæ, og han blev derfor scannet på et lokalt hospital, men her opdagede lægen ikke, hvor medtaget Knudsens knæ er.

- Den scanning viser efterfølgende, at der er nogle meget markante skader, som jeg ikke skulle have spillet på. Og at lægen nede på sygehuset i Linz ikke har været kvalificeret til at se på de billeder, kan selvfølgelig irritere mig rigtig meget.

- Som lægen i Flensburg-Handewitt siger, så har han (den østrigske læge, red.) leget med min videre karriere. Det er ikke en skade, som jeg skulle have spillet EM på overhovedet, fortæller Michael V. Knudsen.

Derfor er det først efter endnu en scanning, at danskereen og Flensburg-Handewitt har fundet ud af, hvor galt det står til - og at han skal igennem en kikkertoperation.

- Det er min videre karriere, vi snakker om. Hvis jeg spiller videre på mit knæ som det er i øjeblikket, så vil min karriere blive væsentlig forkortet, siger Michael V. Knudsen, der ligesom sin klub er "ekstremt skuffet og irriteret over forløbet."

 

デンマーク一のラインプレーヤーMichael Knudsenが、1月のヨーロッパ選手権で悪化した膝を手術しなければならなくなったため、今シーズンのプレーを断念することになった。


Michael Knudsenが所属するドイツのクラブFlensborg-Handewittは、もともと膝の調子が万全でなかったのにヨーロッパ選手権に出場させたとして、デンマークハンドボール協会DHFにクレームをつけたが、DHFは、一応大会前に膝の検査をしたり、常にFlensborgの主治医ともコンタクトをとるなど、それなりの配慮をしていたとして、そのクレームを拒絶したという。

 

しかし、Michael Knudsenは、今となっては、ヨーロッパ選手権に出場するべきでなかったと後悔しているそうだ。

膝の検査をしてくれたオーストリアの病院の医者の、「プレーするのに支障なし」ということばを受けて出場したものの、今思えば、自分でもX線の写真に故障しているのではないかという考えられる画像がみられ、にもかかわらず、その医者はそのX線画像をしっかり評価しているようではなかった、と。

結果的に、ヨーロッパ選手権に出場した代償は大きくなり、膝を手術したとして、来シーズンの復帰どころか、自分の選手生命にどれだけ影響するのかまったくもってわからなくなった。

 

本当に、スポーツ選手にとっては、体を張っての職業だけに、故障ほど恐ろしいことはない。

 

しかし、ラインプレーヤーは難しいポジションだけに、なかなか替えがきかないというのも、Michael Knudsenを無理やり出場させてしまった一因でもある。膝の調子が万全でないにもかかわらず、結局Michael Knudsenのプレー時間は、2番手であるTorsten Leanよりも圧倒的に長かった。

今こそ、若手のラインプレーヤーが育ってきてほしいと願うばかりである。

ラインプレーヤーの顔

今回は、ちょっとしょうもない記事を。。。

 

前にも触れたが、わたしはハンドボールのポジションの中で、ゴールから5メートルライン上に相手のデェフェンス陣に挟まるように存在するラインプレーヤーがもっとも好きである。

5人にはばまれながら、そんな困難な状況の中でシュートしようとするのがけなげでかっこいいからである。

 

特に、こないだFCKとの試合で心を奪われたRene Toft Hansenに最近注目しているのだが、写真を入手しようとしてネットで探すも、どうしてこうも変な写真しかないのか、本当に不思議になってしかたがなく、ここで、その写真をほかの選手のと比較しながら掲載してみたい。

 

まず、目の保養として、デンマーク人で一番のラインプレーヤーMichael Knudsen。そのままでもかっこいいが、シュートする姿はさらにかっこいい。もみくちゃにされてユニホームがめくれて腹がでているのがさらにかっこいい。


デンマーク・ハンドボール観察日記-Michael Knudsen

 

そしてFCKのJacob Bagersted。この人も雑誌のグラビアに出たりして、なかなかかっこいい。


デンマーク・ハンドボール観察日記-Jacob Bagersted

 

同じくFCKのEinar Sand KoenJacobよりも年上とは思えないほどの童顔である。一応ノルウェーのナショナルチームに属するものの、先日のヨーロッパ選手権では補欠要員で残念ながらほとんど出場じまいであった。まぁ、シュートする姿は普通、、であろうか。


デンマーク・ハンドボール観察日記-Einar Sand Koen

そしてRene Toftの弟であるAaBHenrik Toft Hansen。初めて実際に目の当たりにしたときにはなんてかっこいいのだろうと思ったが、実際に23歳にしてデンマークリーグで5番目にシュート数が多い有望株である。


デンマーク・ハンドボール観察日記-Henrik Toft Hansen

 

最後にRene Toft。なんで、ほかのラインプレーヤーは涼しい顔でシュートしているのに、このひとだけこんな歪ませた顔になっているのかがわからない。普通にしているときには美男子なのに。。。もったいない。。。それとも、これが作戦のひとつなのだろうか。
デンマーク・ハンドボール観察日記-Rene 1
デンマーク・ハンドボール観察日記-Rene 2

チャンピォンリーグ生観戦

デンマーク・ハンドボール観察日記-Einar Sand Koen

 

日曜日の午前中にノルウェーから戻ってきて、自宅に着いて荷物を片付けたあと、たまっていたチャンピォンリーグのビデオをインターネットで観ていたら、やはり観にいきたいきもちが抑えられなくなってきて、Farumまで試合観戦しに行ってきたのだった。

 

応援しているFCKの対戦相手は、なんと去年のチャンピォンリーグの覇者、すなわち、ヨーロッパ(というか世界?)でもっとも強いスペインのクラブ、Ciudad Realだったのだ。

まぁだから、その世界一だか強いクラブのレベルというものをこの目でみてみたいというのと、同時に、負けるのはしかたないにせよ、それだけの相手でも早くから退屈な試合にはならないでくれ、という切なる願いがあるのと、複雑なきもちが入り混じりながらFarumに向かったわけで。

しかし、いつもはガラガラのFarum hallenも、その怖いもの見たさゆえか、かなり観客で埋まっていたような気がする。

まぁ、結果的に案の定~という点差をつけられての敗退であったが、とはいうものの、意外と楽しめたというか、少なくとも試合終了10分前までは接戦で見ごたえはあったと思う。

それに、Ciudadにとってはベストな状態ではなかったそうで、確かに意外とミスしていてそれに助けられている面もあったけど、やっぱり最後はCiudadの強さをしっかりみれ、世界一と言われているクラブであることをこの目で納得できた。

デンマークのナショナルチームでさえ、このレベルには到底追いつかない感じ。

 

Ciudadの何がすごかったか、まずあげられるとしたら、フットワークの速さである。攻めのときには、最初のウォーミングアップのパスを数回しあってすぐに選手全員が左右に動きながら早々とパス連携していき、ボールを目で追っていくのが大変なほど、いつシュートがとんでくるのかわからないような脅威なパス連携を繰り広げていくのだった。

最初は、FCKもディフェンスでよくくらいついていったし、キーパーもそこそこ防御していたけれど、Ciudadのスタミナたるや驚異的で、FCKもだんだん息切れしていき、ディフェンスが追い付かなくなっていてその隙にどんどんシュートされるようになってしまった。

すごいのは攻めにおけるフットワークだけではない。ディフェンスも壁のように厚かった。だから、中心のバックプレーヤーがシュートできるようなチャンスがほとんど与えられず、自ずとラインプレーヤーやウィングプレーヤーにバンバンボールがまわっていくわけだが、かろうじてのパスを受けての無理やりの状況でのシュートはなかなか決まらず、前半、FCKの得点はたった10点だけだった。

 

結果、2533

FCKは6チームあるグループ内で4位。おそらくこのまま上位4チームが進出できる16チームでのトーナメント戦まで進めるだろうが、4位チームは不利な試合が組まれるので、初戦で敗退することになるだろう。

 

ちなみに、来年の夏から、現在Nordsjaellandでプレーしている21歳の211cm長身バックプレーヤーNikolaj Markussenがこの最強クラブに移籍することが決まっている。

契約してから2年も待って移籍するというのは異例のことであるが、Nikolajとしては、もっとフィジカルに鍛え上げて万全に準備してから、このクラブに移籍したいきもちがあったからという。

確かに、Nikolajはまだ肉体的に成熟しているとはいえず、まだまだ頼りなく、長身を生かし切れてない印象がある。シュートもしょっちゅうノーコンだったりするし。

でも、デンマーク人のトッププレーヤーが次々と外国からデンマークに戻ってくる中、逆にスペインのトップチームに移籍していくのは頼もしいことだし、どんなふうに成長していくのかとても楽しみである。

 

というのも、デンマークナショナルチームのレベルが落ちているのも、外国のレベルの高いクラブでプレーする選手が減ってきていることに関係しているのでは、と思うからだ。

やっぱり、デンマークのリーグは、スペインリーグ、ドイツリーグに比べればずっと格下。リーグにある14チームの半分が対等に戦えないほど弱いチームだ。そんなレベルの低い試合が日常になってきてしまえば、いざ世界を相手に、といってまともに戦えなくなってしまう。

実際チャンピォンリーグにデンマークリーグから2チームが参加しても、いずれも上位16チームに入っても、その先に進まないことがほとんどである。

だから、今度の夏で、AGコペンハーゲンにナショナルチームの選手がたくさん入ってくるのはうれしい一方、危惧している面もある。


デンマーク・ハンドボール観察日記-Ciudad Real

Ciudad Realのクイックオフェンスに追いつかないFCKのディフェンス陣