★☆★ だん研雑記帳2nd(セカンド) ★☆★ -3ページ目

オマケとして、吹き散り以上に散々言ってる「後旗」について少し書きます(笑)

 

熊取の大森神社に宮入りを見に行った時の話です😊

 

今年「和田」が大修理をし、それに合わせ化粧も新調したのですが...その新調された後旗を見て、野田の人達が「やっぱり化粧が新しくなったら見栄えが変わるよなぁ」と話しているのを小耳にはさみました

 

▼腰回りと見送りの彫物以外総替えされた「和田」の地車...

 

▼ご存知堺町の先代の銘地車、「野田」の地車...

↑かなり年代物の旗みたいですねー😅もちろん堺町の方がひどいですが(笑)

 

同じような角度から望遠カメラで撮った画像です...

▼野田

※ネットで拾わせていただいた画像です😅

 

▼小垣内

※ネットで拾わせていただいた画像です😅

 

↑こうして比較すると、やっぱり「小垣内」の方がキリッとして見えますよね...

 

後旗については、吹き散りと違い「メンテナンスや修理、改造」で済むレベルではないので、きっぱりと新調してエエ旗を作りましょう!!🚩😊

前振りが長くなりましたが(長過ぎ!・笑)、具体的な改革案を提示します。

 

01_吹き散りの竿の高さ

現状で、信号や道路標識、歩道橋に対してギリギリの高さなので、これがマックスの高さだと思います😅

 

宮入り前の大手筋以外で低い電線は、この写真《赤丸部分》の「おおの花店」前の電線のみでした。朝出る時に、少しだけ吹き散りの三方正面が擦ったのをK石が気づいてくれたので、宮入り後戻って来た時は、大工方が竿(棒状のもの)を出して電線をかわしてくれました...

来年以降も、ここはそうやってかわしましょうか?😊

 

02_噛み合わせ

吹き散りはもうあれ以上高くすることができないとすると、噛み合わせを実現させるためには御祭礼旗を低くする必要があります。現状では吹き散りと御祭礼旗の高さに15cm〜18cm程の差があるのですが、そのまま御祭礼旗の高さを下げてしまうと、※水桶のアタッチメントに擦ってしまいます😂

 

※暫定的な今年の高さですと、水桶を外したら何とかギリギリ擦らずに済んだのですが、これ以上下げることはできません😅

 

ではどうするか?少々荒技ですが...ここは旗の下部《黄点線部分》を切りましょう!もしそうした場合「御祭礼」の文字のバランスがおかしくなったなら、文字の貼りを取って、少し上げましょう!《黄矢印部分》

K呉服のKっさんによると、それ程コストがかからない(ホンマかいな?😅)そうですので、一度(Kっさんから)見積もりをもらいます😊

 

03_山房(リボン)の位置と切れ込みの深さ

K石が気づいてくれた「山房(リボン)の位置と切れ込みの深さ」...については、それが可能かどうか?もし可能な場合いくらぐらいかかるか?をこれもK呉服のKっさんに一度聞いてみます😊

↑この写真だと、リボンの位置が高く見えますね😅

 

04_洗いとシワを伸ばし

これはぜひ実現させたいです😅

※ネットで拾わせていただいた画像です😅

 

↑さすがにここまでいくと、どの写真でもシワシワなのがわかります(笑)

 

05_「Rの受け」と「Rの棒」を作り変える

潮かけに行く前に、何人かの人から「吹き散り上部の揺れが大きい😆」との報告をもらいました。それに対して僕は「今年は暫定的な付け方で、横の御祭礼旗とうまく噛み合ってないから、揺れてまうねん」と答えたのですが...

 

こうして他町のケースを調べていくうちに「ウチのRの棒と受けの素材や作りが、重かったり大きかったりするので揺れてしまうのでは?」と思うようになりました😅大手町のケースを見てもらえばわかるように、別にRの受けと棒は簡単な作りでも十分役目は果たせます。

 

また1つ前の記事で書いたように、今のウチは○○君がかなり前に考案(設計)した、最近のトレンドとはかけ離れたスタイルのものなので、変えても問題はないかと思われます...たぶん(笑)

 

もし作り変えるなら...現在、※この画像のように《青丸部分》Rの棒が少し短く、左右の一番下のチチがだぶってしまっています😆ですので、それを是正するためにRの棒を20センチほど長くしたらいいのではないでしょうか?

↑これは堺町の画像ではなく、ネットで拾わせていただいたどこかの町のものです😅

 

▼下図のようにRの受けも少し伸ばし、Rの棒を現在のタテ長楕円形(下図のグレー部分)→正円形(下図の赤線部分)にする...😊

いかがでしょうか?😊

 

以上5つの改革案でした!

 

▼ぜひとも、この昔の写真のように「よくなびく堺町の吹き散り」を取り戻しましょう!

↑昔の地車関係の本に載っていた写真です。むちゃくちゃなびいているでしょ!

 

「なぜ長年放置されてきたのか(T_T)?」...もちろん、今年になるまで何ら手を打たなかったということで、僕らにも原因の一端はあります😅もちろん、そうなのですが愚痴っぽいことを言わせてください!

 

○その1

世話人に来年からお世話になる挨拶に行った時に、○○君がいたので「○○君、吹き散りの付け方を変えたので、今年はなびくと思いますよ!」と報告したところ...

 

「変えた?何でや?あれ俺が考えて作ったんやど!Rの受けがS字型になってるやろ?あれは吹き散りを後ろから付けた時に、サイドの御祭礼旗を納めやすいようにああしてあるんや!」と言われました...

↑そのやり方、たぶん「だいーぶ昔😅」のやり方だと思います...まだ坂下で吹き散りを付けてたような時代の、もしかしたらそのもっと前の。

 

プロ野球に例えるなら、30年〜40年ほどプロ野球を見ていない人(そういう人がおるという仮定で・笑)が「プロ野球ていうたら、パリーグは観客より選手関係者の方が多いと思えるほどガラガラ。巨人の人気は絶大で毎晩のように10チャンネルはナイターで巨人戦」で止まっている、みたいな感じでしょうか?(笑)

 

まぁ言うなら「平成29年現在にまったくそぐわない考え、知識」です😅

 

○その2

同じく世話人の□□君にも同じことを報告すると...

 

「なびくようになる?それ難しいんと違うか?何でかと言うとウチの吹き散りはええ素材(←何を根拠に?)で重たいからなびきにくいねん。ヨソのはペラペラで軽いからなびくだけやねん」

 

↑と、これまた手垢のついたような説明をされました😅

 

これもプロ野球に例えるなら、ここ何十年で新しい球場が作られ、両翼や中堅までの距離やファールゾーンの広さが甲子園をしのぐものも数多くあるにも関わらず「甲子園は日本一広い、大きい!」で知識が止まっている人みたいな(笑)

 

「素材が重いからなびけへん」て、吉本の緞帳並みにぶ厚い素材やったらそうとも言えるけど、吹き散りの素材(ちりめんかな?)の重さに大差はないやろうに😅

※ネットで拾わせていただいた画像です😅

 

○まとめ

今回の吹き散りの件は、足廻りや小屋の設備(←これはみんなの努力のおかげで、かなり進歩、改善することができました!😊)、後旗(←これはまったく進歩も改善もなし。今後の大きな課題・笑)と同じく、年々アップデートしていかないと「他町に差をつけられる、見劣りする」のええ例やと思います😅

 

ただし、調査→適当なコストをかける→工夫をすればぜんぜん改善可能だと思います😄がんばりましょう!!

3番目に書いた記事で「今年新調されて5町、すべて前付けでした。」と書いたのですが、それには理由があります。

 

僕自身も今回吹き散りについて書くために、SNS等で他町、他地区の吹き散りの画像を意識して見ることで気づいたのですが...ずばり「電線の高さ」ですね!😊

 

旧市地区の電線は数年前(数十年前?)に高く上げられたので、ほとんど電線の高さを意識することはないのですが、それは特例であって、他の地域の電線はすごく低い(それが普通なのですが...)んですね😭

 

ですので、自ずとそれに引っかからないように吹き散りの高さも制限されると...

 

▼仲之町(忠岡地区)

※ネットで拾わせていただいた画像です😅

 

▼豊中町(穴師地区)

※ネットで拾わせていただいた画像です😅

 

▼半田(麻生郷地区)

 

▼長承寺(鳳地区)

※ネットで拾わせていただいた画像です😅

 

▼上、石橋(いずれも鳳地区)

※ネットで拾わせていただいた画像です😅

↑石橋などは、吹き散りの下部が地面にすれるほど低く付けられています(>_<)

 

たまに噛み合わせがうまくいっているケースもあるのですが、そのほとんどが「御祭礼旗が常旗と兼用の町」で、南上町と同じく「たまたま噛み合った」というケースだと思います(違っていたらスミマセン😅)

 

▼大久保(熊取地区)

※ネットで拾わせていただいた画像です😅

 

▼山下町(南掃守地区)

※ネットで拾わせていただいた画像です😅

 

桑原町は宮入り用御祭礼旗と吹き散りが「うまく噛み合っている」稀有な例なのですが、写真を見ると電線に接触しないよう、かなり低く付けられているのがわかります...

 

▼桑原町(郷荘地区)

※ネットで拾わせていただいた画像です😅

 

と、ここまで書いてきて何が言いたいのかというと...

 

「他地区などは、吹き散りを高く付けたくても電線が干渉して高く付けることができないのに、電線がじゃまにならないというものすごく恵まれた環境にありながら、吹き散りを前付けするのはもったいないやんか!」

 

です(笑)

 

【オマケ】

▼原田(堺市・草部地区)

※ネットで拾わせていただいた画像です😅

 

↑見たことのない配色の吹き散りですね😅