保護犬がわが家へ来て1週間。
色々とわかってきました。
前の飼い主のもとでは無登録、ワクチン不接種、繁殖のための飼育で最低限のエサしかもらえず身体は栄養失調でボロボロ。
それだけではありませんでした。
ダックスによくある無駄吠えはしないし、コード類への悪戯は全くしない。
金属のカチャカチャ重なる音や乳児の泣き声、若い男性の怒ったような声を聞くと腰が引けてブルブルと怯えます。
顔の近くで手を動かすと叩かれるのを怖がる素振りをします。
そういう環境下で、躾ではなく、身体的な虐待もされていたようです。
身体が完成しきっていないうちに繁殖犬として利用され、身体的虐待をされ、犬として尊重されずに育ってきたこの子。
普通の子犬であればただ単に躾をすれば良いですが、この子のように保護された犬は怖かった記憶を薄らげたり、刺激となるものの記憶を書き直さなければなりません。
私はずっと犬がいる環境できたのでそのような事情を抱えた犬でも対応できますが、全く犬が初めての方が飼育するには難しいかもしれません。
初めての方がこうした保護犬を飼う際は直接保護するのではなく、保護センターから里親として迎えるのが適切なのかもしれません。
私の願いはこの子のように殺処分手前の犬や猫たちの命が一匹でも多く救われること、そして軽はずみな気持ちで動物を飼う人達の意識が変わることです。
私たち人間は動物を飼う・飼わない、そして何の動物を飼うのかを選べます。しかし、動物達は飼い主を選ぶことは出来ません。だからこそ「飼う」と決心したのであれば最後の最後まで共に生きるのが責任だと思います。
酷い目に遭い、且つ捨てられた経験がある華奢なこの子を迎え入れ、改めてそう思います。