もともと増えやすい動物である上、北海道の気候の変化(小雪傾向)に依る自然死の減少と動物保護の観点が原因とされておりますが、2011年度末で推定64万頭が生息していると言われております。
そこで今注目されておりますのは、この増えすぎたエゾ鹿肉を食用に回すことで食害を減らしシカ肉の販路を開拓、地域起こしの一環としても商品のブランド化を図る一石二鳥の取り組みがスタートしております。
ヨーロッパではロースやヒレ肉が高級食材として古くから珍重されておりますが、日本では一部のホテルやレストランで提供されているだけで、もともと食べる習慣がないので敬遠される方がほとんどのようです。
健康面からのエゾシカ肉は、鉄分の含有量が抜群で、100g中6mgも含まれており1mg以下の和牛・豚肉・若鳥よりも突出して鉄分が含まれております。
最近の日本女性の食生活は、鉄分が不足し貧血・貧血予備軍や若年層のダイエットのために食事を抜いたり偏食が指摘されておりますが、ヘルシーな鹿肉は健康面からも女性にとっておすすめの食材ではないでしょうか。
また、ここ数年日本人の脂質の取りすぎが問題視されておりますが、高たんぱく低脂肪な食材で有ることもシカ肉の魅力の一つとなっております。
私自身も以前2,3度頂いて食した事がありましたが、柔らかくて美味しい時と、硬くて味が悪い時がありました。
この食味の違いをいま考ええてみると、下処理の違いで発生するものですから、生産ラインが確立し新鮮な状態で下処理されれば、食味問題は解消されるとおもいます。
食材の利用方法は、スネ肉のから揚げ、ミートソース、ソバ用のダシ等々、多岐にわたりますので、すでに釧路市(北海道東)では学校給食に利用されており、市内の居酒屋等でもメニューに載せているお店が増えてきております。
シカ肉はまだまだ始まったばかりの食文化ですが、柔らかで味が良くヘルシーとなれば、健康志向に敏感な日本人の間で広まるのには、それほど時間がかからないような気がいたします。
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