独自研究なので間違いがあるかもしれないが、
西日本で代表的な祭りの掛け声について書き記してみた。
■「エンヤ・エンヤジャ」(動画:16:50~)
お木曳きのかけ声「エンヤ!(曳(エイ)じゃ!の転訛)」、
これに「~じゃ」が付いて→「エンヤジャ」。
■「チョウサ・チョウサジャ」
「チョウサ」は「頂載(チョウサイ(高くかかげる意味))」、
「チョウサ(ィ)」に「~じゃ」が付いて「チョウサジャ」。
→讃岐から宇摩東部では屋台の呼び名として「チョウサ」になる。
■「ヨイヤッサ・ヨイトサ」(動画:1:40~)
「ヨイヤッサ」は「弥栄(イヤサカエ→イヤサカ(繁栄の意味))」、これに
→西日本で訛りの強い地域で勢いがついた転訛で
「ョイヤッサジャ」→「ヨイヤッサ」、
→これが播州では「ヤッサ」として屋台の呼び名となり、
→そのほかの地域では独自の変化を見せる地方もあり
「ヨイヤッサ」→「ヨイヨッサ」、さらにこれの転訛で
→「ヨイヨサ」→「ヨイトサ」に変化し
→後半部分が省略されて「ヨイヨイ」となった地域も存在する。
一方、北陸の一部地域、代表的な例として伏木祭りなどでは
「イーヤーサー」に変化した。