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2020年5月4日発行《博客天下》肖戦記事&インタビューを日本語でお届け。前半は記事です。
ご注意:
- 翻訳に当たり原文の表現を変える箇所がございます。
- 趣味で翻訳しているものであり、商用目的での転載は固くお断り申し上げます。
- 文章が長い為二部構成でお届けします。こちらは記事の部分です。インタビューは別途更新します。

2020年5月4日 博客天下 第08期(総合314期) カバーストーリー
肖戦:様々な声との付き合い方を学ぶ
肖戦は時間が経つにつれ、徐々に心も落ち着き、(一連の騒動についても)釈然したようだ。声をあげる自由と空間を奪わないことで、(違う声をあげる)人たちを尊重する(と語るった)。だから彼は「成長の過程で批判的な意見も受け入れて、逆境にいる時(こそ)善意を放つ」と話した。
(記事:陳令弧)
・渦中
「役者」とは元々一つの職業に過ぎないが、有名になったり人気が出て「明星(スター)」になると、「公衆人物(有名人)」になってしまう。しかし明星でも本質は生身の人間に過ぎず、例えばコロナ期間中は一般人と同じように、自宅隔離したり、次の食事をどう手配するかを考えたりすることになる。
多くのファンに慕われる「明星」肖戦も同じである。前のように慌ただしく仕事して過ごす代わりに、家に篭り、ずっと見たかった映画を鑑賞し、ドラマを観て本を読み、そして料理の腕を磨いた。コロナ期間は彼にとって得難い休暇でもあるが、突然起きたネット騒動は彼を渦中の人にし、彼の生活が一変した。
最初は「何が起きたか理解できなかった」と彼は言う。公衆人物になったからには批判等を受けることもあるとは覚悟の上だが、「一部の論争に私の家族や友人までが影響されてるので、彼らにとってはアンフェアと思う。私には理解できない」と語った肖戦。しかし、時間が経つにつれ、徐々に心も落ち着き、(一連の騒動についても)釈然したようだ。声をあげる自由と空間を奪わないことで、(違う声をあげる)人たちを尊重する(と語った)。だから彼は「成長の過程で批判的な意見も受け止めて、逆境にいる時(こそ)善意を放つ」と話した。
一つの問題が起きたら、もう一つの問題を起こすより、起きた問題を解決するのが先決だ。今回のネット騒動はファンにとって、理性と節度を保つ重要性について考えるきっかけになった。芸能人達はファンとの関係を上手く維持・管理するのにチームでの努力が必要と理解したでしょう。そして我々一般人にとって、いかに客観的に「事件」を理解し、議論・評価することが良好な網絡環境(オンラインコミュニケーション環境)を構築する上で重要である。

・偶然
一部のネットユーザーが肖戦を攻撃の対象にし、彼をこの数年間ずっと問題視とされてきた「流量明星*」の一員として議論、批判する前に、まず彼の成長過程を客観的に見て、彼が芸能界に入った偶然性と、そして彼をその他大勢と一線を画す特殊性を理解しておきましょう。
*流量明星:クリック数やフォロワー数が多く人気が出たスター。多くの場合は実力伴わないのに露出が多く作品数が多い芸能人を指す。
1991年生まれの肖戦は、而立乃年(30歳)に近い。しかし「明星」になった期間は一年未満。その前は多くの若者と同じように、大学受験を経て大学生活を体験し、社会人生活を送り、芸能人になるとは考えもしなかったようだ。重慶工商大学卒業の肖戦は、グラフィックデザインを専攻し、在学中は様々な表彰(「文芸先進個人」「優秀共産党青年団員」等)を受け、大学主催のチャリティーポスター設計コンテストで一等賞と最優秀人気賞を取り、友人とデザインスタジオまで開いた。つまり、彼は大学学士課程を修了し、一定の知識と教養を身につけている。
2014年大学卒業後、肖戦はあるデザイン会社に一年弱勤めた。翌年6月、歌が好きな肖戦はより多くの人に自分を見て頂く為、オーディション番組「燃焼吧少年(燃えよう、少年)」に参加した。それはとてもハードな経験だったと本人が語る。ダンスの経験がゼロだった肖戦にとってストレッチして(柔軟性をあげることや)振り付け覚える等はとても難しかった。(番組の競争を勝ち抜いた)後に、彼は「X玖少年団」のメンバーとしてデビューを果たした。
その時肖戦は25歳。彼は小さい頃から孫燕姿(シンガポール国籍女性歌手、StephanieSun)が好きで、彼女の歌《未完成》に「25歳の私は、(今までと)違う」という歌詞がある。「最初に聴いた時、25歳はまだまだ先と思っていたが、今になって本当に違うんだと気づいた」と肖戦が話す。
しかし、あの頃中国のオーディション番組の注目度は今と比べてまだまだ低い。デビューを果たしたものの、肖戦は突然有名になることなく、下積み時代に入った。デビュー後の数年間に彼は(アイドルから)役者に転身し、ネットドラマやテレビドラマ、又映画《捉妖记(モンスターハンター)》に脇役として出る等、10作品弱に出演経験を積んだ。養成所出身ではない肖戦は、電影学院(映画関係の人材を専門に養成する大学)を出た共演者にコンプレックスを感じたという。その中で、彼は自身の選択を疑ったり、この道で進んでいけるだろうかと考えたこともあった。
後に人民網《友聊》という番組で肖戦が語ったことは、「(芸能界に入って)こんなにも沢山のことを経験することになると知っていたら、怯えて辞めていたかもしれない」だった。この経験は、実に多くの有名な役者達の経歴と類似している。谷から山へ、無名から有名に。経験、作品、人気は下積みの過程が必要なのだ。
当時の肖戦は数量こそ多くないがファンがいた。彼のWeiboアカウントに「秘密花園」と呼ばれるファンと交流用のスレッドが一つあった。コメント欄にお互いの人生や経験を語り、励み合い慰め合う等良質なコミュニケーションが行われていた。

・名声
肖戦が一躍人気役者になったのは2019年6月。彼が主演を務めた《陳情令》が放送されたのだ。高い知名度を誇る原作、しっかりした構成と制作、外見も演技もキャラにぴったりな役者選びにより《陳情令》は2019年最もヒットしたドラマになった。豆瓣(Douban、中国のSNS)での評価は7.7(満点10点)、国内ドラマでは中の上の評判である《陳情令》は肖戦の代表作の一つになるが、肖戦本人が《博客天下》(本誌)のインタビューを受けた時「今はまだ皆さんにお見せする作品が少ないので、出演や参画できる機会はとても大切にしています」と語る。
《陳情令》により爆発的な人気を得た肖戦は、ファンの数も急激に増え、これにより運営側(個人オフィス)にとって管理の難易度も上がった。素人から芸能人に、芸能人から明星に。肖戦はこの過程をずっと慎重に歩んできたように見える。《中国青年報》のインタビューを受けた時、肖戦は「困難に直面した時、簡単に諦めずに解決策を考えようとしている」「周りの方々をリスペクトして、皆に対して敬意を払うことが必要」と話し、《光明日報》のインタビューでは「自身が出演している作品が見る方にポジティブエネルギー与えられたらいいと思う」と語った。
肖戦は昨年末中央電影チャンネル(CCTV6)の番組で、2019年自身が経験した予想外の出来事(人気爆発)を振り返りこう話した。「私にとって2019年はどれだけ言葉を積み上げても言い表すことができないもの。唯一言えることは感謝です。経験や目の前にあるもの全てに感謝します。」彼は過去演じた作品の中で一番満足しているものについて語らない、「もっと良くできるはず」だから。本人は「次の作品かも」と話す。同番組で彼は2020年もドラマや映画に仕事の重きを置くと話した。「役者として、作品は全てだから」と話す彼は、自身のキャリアに明確な理解があると窺える。
しかし、2020年のスタートは肖戦にとって厳しいものになった。今回のネット騒動の中心になった彼は、好意的か悪意的か判然せずとも様々な批判や議論を受けることになった。彼自身今回の騒動をどのように理解し受け止め、ここまでどのような葛藤をしたか。又、公衆人物はどのような社会的責任を負うべきか。そして彼は今後の自身についてどう考えるか……
これらの疑問を明かす為に《博客天下》は肖戦にインタビューをした。目的は「問題を認識し、共通理解をはかる」ことだ。

記事終わり、ここからは筆者と肖戦さんの会話:
「少し釈然した」
「私個人のことでみんなの注意を引いたり、困惑させたりしたくなかったのであまり多くは反応示しませんでした。」(舞台《如夢之夢》リハサルより)
- 記者:この前までコロナの感染状況が深刻だったが、その期間中は何をされていましたか?
- 肖戦:その期間中は皆さんと同じように自粛していました。旧正月の間でしたが、ニュースで色々情報と第一線で頑張ってる医療関係者たちのことを知りました。医療物資が不足する中で、一切の躊躇いを見せず第一線に赴く彼らの姿を見てとても感動しました。その時(個人オフィスの)スタッフさんたちと、私たちにできることは何かについて会話しました。相談の結果、寄付をすると決めて関連組織等に連絡を取り、必要な物資の確認等をしました。そして、武漢を応援するためのIDビデオやコロナと戦う為の応援歌等の仕事もさせていただきました。1月末だったかと思いますが、歌とかは設備がないといけないのでスタジオに行きました。その時は全国でコロナの封じ込みをはかる重要な時期だったので、安全確保のために、現場のスタッフの人数は最小限に抑えられました。そのため一人で複数の工程をこなすことが必要で、全てのスタッフさんはマスクを着用し、厳格な消毒をした上でとても効率良く録音を終えました。この時の録音は私にとってとても特別な経験になりました。この時外出しましたが、それ以外の時間はずっと家で自粛していました。
- 記者:家にいるときはどのように過ごされましたか?時間の使い方を教えてください。
- 肖戦:それも皆さんと同じく、ニュースやドラマを見て、映画鑑賞して読書をして、そして休息をとって過ごしました。その時は出前取るのも難しかったので、自炊をして少し料理の腕が上達しました。ネットで農業サポートの活動とかを見て、果物や農産物を買いました。
- 記者:日々の感染状況を注視されていましたか?またそれを見てどう感じて、思いましたか?
- 肖戦:もちろんです。毎日毎日感染状況に関するニュースを見ていました。ニュースで感動する場面たくさんありました。この前のニュースで、夫婦とも医療従事者で第一線に行かれましたが、防護服着込んでる相手を認識した後お互いを抱擁した瞬間を見ました。あの対面にはとても心打たれました。そしてニュースではたくさんの人が助けを必要とされてると知ったときは、一人一人にできることは本当に限られていて、自分がこれまでしてきたこともまだまだ足りないと気づきました。
- 記者:ネット上の議論の風向きが急に変わったとき、あなたは何をされていましたか?最初はどのように感じて、そして今は変わりましたか?
- 肖戦:そのときは家で自粛していました。最初に見たときはとても驚きました。急にハッシュタグ付きの話題がたくさん出てきて、状況を飲み込めませんでしたが、その後はみんなと一緒に、何が起きたかを理解しようとしました。有名人として議論や批判を受けることは覚悟していましたが、一部の論争に私の家族や友人までが影響されてるので、彼らにとってはアンフェアだと思いますし、私には理解できませんでした。そしてあのときはコロナ封じ込みの最も重要な時期だったので、私個人のことでみんなの注意を引いたり、困惑させたりしたくなかったので(その議論に)あまり多くは反応示しませんでした。その後友達が私を慰めて諭してくれましたし、その間は物事を考える時間ができました。そしてアフレコの仕事をさせていただいたり、今後の仕事の準備をすることもあり、少しずつ釈然してきたので、時間が経過するのに連れ心も落ち着いてきました。
- 記者:生きるために「複雑さ」を身につけなければならないと話されたことありますが、今はその「複雑さ」についてより深い理解がありましたか?人生観に変化ありましたか?
- 肖戦:複雑さについてはもちろんそうです。悪いことではないですが。私たちは複雑な環境を自分の力で強引に変えることができませんが、初めの善良さや純粋さを忘れずに自分が信じてることを真剣に取り組めばと思います。これは私の流儀であり、目指すものでもあります。
- 記者:自分自身が誤解されたと思いますか?どうやって自分の状態を調整されましたか?
- 肖戦:この前インタビューを受けたときに話したことですが、「集中できるときに仕事をし、混乱してきたら読書をする;一人でいるとき物事を考えて、悲しいときは睡眠をとる」です。この一言はこの数ヶ月間の私の状態を表していますね。
- 記者:ネット論争から少し時間経ちましたが、今はこの件どのように思いますか?
- 肖戦:私たちは様々な声との付き合い方を学ぶ必要がありますし、他人が声をあげる権利を尊重すべきと思いました。でもこの世界には「エネルギー保存の法則」があり、私を愛して好きになってくれる人がいれば、嫌いで仕方ない人もいるでしょう。声をあげる自由と空間を奪わないことで、違う声をあげる人たちを尊重して、成長の過程で批判的な意見も受け止めて、逆境にいる時こそ善意を放ちます。
「理由のない好意などない」
「理由のない好意などない」と小さい頃から父から言われてきました。(疾冲 ドラマ《狼殿下》より)
- 記者:芸能人になってからの経歴を振り返ってみましょうか。「人気が出た」と感じたのはいつでしょうか?具体的にどう感じましたか?
- 肖戦:去年の夏ですね。私を好きで応援してくれる方が増えたの見て、感激し感謝しています。「理由のない好意などない」と小さい頃から父から言われてきましたので、私はみなさんの「好き」に応えられるようになりたいです。
- 記者:芸能界に入りたてのごろはどういう目標を持たれていましたか?
- 肖戦:あの時の目標は至ってシンプルで、オーディションの中で全力を尽くしてより多くの方に認めていただきたかったです。
- 記者:芸能界に入り一番大変だったところは何でしょう?
- 肖戦:全ての職業に大変なところがありますし、私は仕事について真剣に取り組んでいるつもりなので避けられないと思います。強いていうなら複雑な環境に対応していくことですかね。
- 記者:多くの人はあなたはいきなり有名になったと思っているようですが、これまでに出演した映画やドラマは何本かありましたね。あの時の自分の状態をどのように思いますか?そして未来にはどのような期待がありますか?
- 肖戦:(あの時も今も)あまり変わらないと思います。あの時は仕事があって、良い役をいただける機会が欲しいと思っていました。今は真面目に仕事に打ち込み、良い芝居をし、毎日を真剣に過ごして役者の道を進めていきたいです。
- 記者:芝居の勉強をどのようにされましたか?その間に何か記憶に残ることありましたか?
- 肖戦:最初は「お芝居」への理解があまりなかったです。その後レクチャーを受けて、先生から指導をいただきました。記憶に残ってるのは、《狼殿下》の撮影中、雨が降る夜の高原で泣くシーンがあるが、あの時どうしても泣けなかったことですね。
- 記者:表方と裏方の関係性はどう思いますか?
- 肖戦:私は表方と裏方は「関係」ではなく、「分業」だと思っています。裏方の支えがなければ、皆さんに良い舞台をお届けすることはできません。
- 記者:魏無羨の役はあなたに多くの栄光をもたらしたと同時に、多くの議論を生みました。あなたはこの役をどう思いますか?
- 肖戦:私は演じてきた全ての役に真剣に向き合い、敬意を払っています。彼らの物語は私にとって経験することの出来ない「もう一つの人生」ですから。彼らを演じることでお互いを「成就」させ、観る方から認めていただき好きになっていただけたら嬉しい限りです。そして私は魏無羨の人生の一部に参画できたことにとても感謝しています、この役は私の役者人生においてこれからもずっと大切な一部です。そして彼に命を吹き込んだことについて制作関係者に感謝を述べたいです。制作関係者は私にチャンスを与え、私が役者として自分の考えと演技を通して魏無羨という役をより鮮明に視聴者の方にお見せすることができました。
- 記者:「作品」というものをどのように理解されていますか?
- 肖戦:「作品」は一人の努力の結果ではなく、関わった全ての関係者の努力が隠れています。今はまだ皆さんにお見せできる作品が少ないので、出演や参画できる機会はとても大切にしていますし、全ての仕事に真剣に向き合っています。今後もしっかり歌を歌い、芝居をしていきます。
- 記者:人気が出てきた過程で、どのように自信を身につけ、未熟から余裕が持てるようになりましたか?
- 肖戦:少しずつ適応していく過程でした。私のニューシングルの歌詞「全ての足跡は光の点となる」とあるように、困難にぶち当たって、その中で学び成長し、少しずつ(経験を)積み上げていく感じです。人生は成長の連続ですね。
(魏無羨 ドラマ《陳情令》より)
- 記者:多忙な仕事による疲れや複雑な環境がもたらす議論を考えたら、人気は諸刃の剣だと思いましたか?他人からどのように見られたいですか?
- 肖戦:何事も両面性があると思います。平常心を保って応対することを学びました。ずっと初心を忘れず、謙虚で礼儀正しい私でいたいです。
- 記者:人生の不確定性を怖いと思いますか?不安を感じることありますか?
- 肖戦:もちろんあります。人生は多くの不確定要素がありますし、不安を感じることも多々あります。一方で、人生において最大な挑戦は「未知」ではないでしょうか?「歩みながら歌を口ずさむ」感じはとても心地よいものです。
「正しく且つ自分らしく生きる、行動は言葉よりも雄弁です」
(張小凡 映画《誅仙I》より)
- 記者:過去のインタビューで完璧な人になりたくないと話したことありますが、具体的にどういう意味でしょうか?
- 肖戦:完璧な人間はいない、そして私もそうなれないと思っています。
- 記者:役者、芸能人、流量明星、これらの肩書きに何か違いを感じますか?(*流量明星:クリック数やフォロワー数が多く人気が出たスター。多くの場合は実力伴わないのに露出が多く作品数が多い芸能人を指す。)
- 肖戦:役者は私の職業です。芸能人や明星(スター)は私の一つのレッテルであり、公衆人物(有名人)に多かれ少なかれ付いてるものかと思います。本職にしっかり取り組み、これからも真剣に歌を歌い、演技をし、社会的責任を果たしていきたいです。
- 記者:コミュニケーションはとても重要と話されたことありますが、ご自身人気がですぎてコミュニケーションが取りづらくなったと感じたことありますか?
- 肖戦:自身の立ち位置の変化に少し戸惑うことは確かにありますが、家族や友達とのコミュニケーションに変わりはありません。そして私を好きで応援してくださる方々とは、作品を通じてコミュニケーションを取るので、私の本職への善意の指摘や指導は謙虚に受け止めたいと思います。
- 記者:デビューしてもWeibo(中国版ツイーター)素人時代のアカウントを使い続けました。ご自身は「自分は真実*な人で、本当の自分をみんなに見ていただきたい」と話されたこともあります。あなたをあまり知らない方々に何か伝えたいことありますか?*「真実:生身の人間で喜怒哀楽があり素直な人とご理解いただければ」
- 肖戦:ずっと前から同じこと言っていますが、私は完璧な人間ではありません。それでももっと良い人間になろうと努力をしています。私はあまり建前を言わないし皆さんに本当の私を見ていただきたいので、アカウントを変えるとか考えたことないですね。そこにあるのは私の経験や思い出であり、成長の証でもあります。未熟さや素人だったことを言い訳にしたくないです。Weiboを使い始めたのは19歳か20歳の頃でした。あの時まだ若かったし素人だったが、今から見ると、とても適切とは言えない発言も多くあり、他の方を傷付けてしまったり戸惑わせたりしたのではないかと思います。私は自身を反省し、私の過去の発言により傷ついた方々に心よりお詫び申し上げます。もし私が今の経験や視野を持ってあの頃に戻れたら、作品に努力を注いだ全ての方に敬意を払い、気軽にコメントや批判をしないだろうと思います。
- 記者:前はすごくお茶目で明るい呟きが多かったようで、ホットコメント*を自らとってファンとコミュニケーション取られていましたが、今となってこのような交流はほとんど見られません。生き生きしたイメージが少しずつ薄れていったようですが、この点についてどう思いますか?(ホットコメント:いいね!が多いコメントが一番上に表示されるWeibo上の仕組みがあり、芸能人は時々自分で自身の呟きにコメントし、ファンとホットコメント一位を争ってコミュニケーションとることがあります)
- 肖戦:これはあくまで個人的な意見ですが、SNS上のイメージはあくまで一つの側面で、一人の全てを表してるわけではありません。私は皆さんと交流を持ちたい一方、迷惑かけたり困惑させたりしたくないです。何かを共有したいが、迷惑や困惑の方が大きくなるなら、それを避けたいですね。
- 記者:あなたはずっと慎重に振る舞ってきていますが、不可抗力というか、避けられない議論もあるようで、これらをどう思いますか?
- 肖戦:この世界で未知やアンコントローラブルなことが多くあります。私にできるのは正しくかつ自分らしく生きること、行動は言葉よりも雄弁と信じています。
- 記者:あなたの事を好きじゃない人をどう思いますか?また、どう対応しますか?
- 肖戦:私の事を好きじゃない人がいることはとても普通だと思いますし、人の考えを尊重し、理解して受け止めています。一方で、誹謗中傷や悪意に満ちたデマを飛ばすのはちょっと私の理解の範囲を超えています。ただ、そのような人たちに媚びることはしないし、そのために自分を変えることもないので、やるべきことに集中するだけですね。
- 記者:「自分の生活と真剣に向き合ってから、芸能人を好きになったりしてほしい」とファンに呼びかけしたことありますが、ネット論争を経て今はファンに何か伝えたいことありますか?
- 肖戦:私はずっと応援してくれる方々にポジティブなメッセージを発信し良い方向に誘導したいと思っています。皆さんはこれからもご自愛して毎日を大切に過ごしてほしいです。また、過激な行動により自分や他の人を傷ついたりしないでほしいです。そうした上で、自由な時間があったら芸能人を好きになったりしたらいいのかなと思います。
「少しでもお力になれればと」
番組 《我々の歌》より
- 記者:ずっと公益活動に関心があるようですが、公益に働くのは明星(スター)の責任だともいますか?
- 肖戦:はい、前から関心持っていましたが、あまり多くはできていません。これからも自ら行動して公益活動に参画していきたいと思います。個人的には公益活動は全ての人が参画すべきものだと思っており、ましてや関心や注目を受ける公衆人物であるならより多くの責任を負うべきと思います。
- 記者:どのような形で公益に参画することが多いですか?
- 肖戦:コロナの影響もあり、最近は「戦疫助農」(コロナと戦って農業を助ける)に関心を持っています。今後もしチャンスがあれば、農村部に行って畑をみて支援したいです。でも形とかに拘る必要はなく、助けを必要とする人のためになるなら、どんなかたちであれとても素敵なことだと思います。(このインタビューを受けた後の20年6月に、肖戦さんは貧困補助サポーターとして河北省蔚県訪れ、農産品の宣伝をした)
- 記者:あなたのファンの方が公益活動にどのような形で参加されましたか?
- 肖戦:公益活動に関しては、ファンの方々の行動はともて尊敬すべきものだと思いました。とても迅速に行動を取り、短い期間でもたくさんの愛と力を集めて多くの人に届けられたかと思います。私にもその力がしっかり届いたと感じました。
- 記者:ポストコロナの社会経済回復のために、あなたと関係者はどのような行動を取りましたか?
- 肖戦:公益活動はステップバイステップでの展開でした。肖戦粉絲公益項目組はファンの方々が立ち上げた、私の個人オフィスが少しサポートさせていただいている宣伝チームです。成立してから今までの活動はそこまで多くないですですが、主にコロナにより消費困難に陥った農産品の購入の呼びかけをしていました。例えば蜂蜜、百合、ダントウボウなど。私やスタッフさんも買いましたが、結構美味しいですね。私自身もライブ形式の公益活動に参加してとても特別な経験だと思いました。これからはもっと公益活動に参加して、お力になれればと思います。
- 記者:どうやって「肖戦粉絲公益項目組」の成立に思いつきましたか?
- 肖戦:私に関心を持つ方、応援してくださる方が多いと理解しています。関心を持たれる、応援されることが多ければ多いほど、社会的責任が大きくなります。又、年齢的に青年である私はより多くの社会的責任を背負うべきとも思います。公益活動に関してはまだ初心者で、できることも限りがありますが、公益活動は短期間で参画するものではなく、平常心を持って続けることが重要だと思っています。
- 記者:表に立つ時にあなたは常に物事に真剣に取り組む姿勢を取られていますが、小さい頃からこういう性格でしたか?
- 肖戦:やるからには真剣に取り組み、悔いがないようにしたい、これは他人に対して、そして自分に対して責任を持つということです。
- 記者:あなたには「少年感がある」と評判がありますが、今でも心の中は少年だと思いますか?
- 肖戦:年齢、経歴関係なく、全ての人の心の中で「少年」は住んでいると思います。私は少年のような好奇心を持って、世界と生活を愛して探究していきたいです。
- 記者:今後のキャリアにどのような計画がありますか?
- 肖戦:仕事においてより演技を磨き、違うタイプの役や、違う題材の作品に参画したいです。
- 記者:理想の生活はどんなものですか?
- 肖戦:一日一日真剣に生きて、仕事に打ち込んで行く、ですね。
(2022年冬オリンピック種目アイスホッケー広報大使を務める肖戦 番組《冬夢之約》より)
(2022年冬オリンピック種目アイスホッケー広報大使を務める肖戦 番組《冬夢之約》より)
最後までお読みいただきありがとうございました!
ファンとの交流の部分や、公益活動関連の部分は中国芸能界ならではのものだと感じながらも、有言実行で自ら努力する肖戦さんが素敵と感じました。
今後も楽しみですね。