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フォトリーディング読書感想文

フォトリーディングで毎日2冊以上の本を読み、毎日1冊以上の書評ブログを書きます。  「読む読書」⇒「アウトプットする読書」 さまざまなジャンルの本を読み、ポイントを押さえわかりやすくお伝えします。

超訳 ニーチェの言葉/白取 春彦

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「なぜ私はかくも賢明なのか」
「なぜ私はかくも鋭利なのか」
「なぜ私はかくもよい本を書くのか」



強烈な言葉ですが、これはニーチェの著作「この人を見よ」の目次です。
ニーチェは決して、自分の能力を自慢しているのではありません。
自分の考え方を説明しているのです。



ニーチェは、「問題でもない問題を考えない」「自分を浪費しない」「多くを見ない」「多くを聞かない」ということに徹しています。



『人類がこれまで大真面目に考慮してきたことは、そもそも単なる空想で、「神」「霊魂」「徳」「彼岸」「永遠の生」などの概念は考える必要もないことで、そんなもののおかげで、政治、社会秩序、教育などのあらゆる問題は、偽造されてしまったのだ』と断言しています。



ニーチェのこのような深い思考から生まれた言葉はどれも強烈で、自信に溢れていています。
その真理は心を掴みます。
善悪に厳しく、高い理想を求める情熱を感じることができます。



ニーチェの本は、他の哲学者ほど難解ではないですが、その言葉の意味を自分にわかるように読み解くのは難しい。
僕も数冊読みましたが、最後まで読むのはとても大変で断念した本もあります。



本書は、二―チェの著作の中から現代人のためになるものを選別し、読みやすくまとめたものです。




※関連ブログ
生命は燃える火なのだ「座右のニーチェ」「ツァラトゥストラ」


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ツァラトゥストラ (中公文庫)/ニーチェ

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●自分の主人となれ

自制できるということは、自分をコントロールできるということだ。自分の中に巣くう欲望を自分で制御する。欲望の言いなりなったりせず、自分がちゃんと自分の行動の主人になる、ということだ。



●求めるものはここにある

自分の視線が一度も向けられてことのない自分の足の下にこそ、汲めども尽きせぬ泉がある。求めるものが埋まっている。自分に与えられた多くの宝が眠っている。



●考えは言葉の質と量で決まる

わたしたちはいつも自分が持ち合わせている言葉で考えを表現しているのだ。つまり、持ち合わせの言葉が貧しければ、業現も貧しくなっているし、考えや感情を本当は充分に表しているとは言えない。同時にまた、その言葉の質と量が自分の考えや心を決めてもいる。語彙の少ない人は、考えも心の持ち方もがさつになるという具合にだ。
だから、すぐれた人々との会話や読書、勉強によって言葉の質と量を増やすことは、自然と自分の考えや心を豊かにすることになるのだ。



●事実を見ていない

多くの人は、物そのものや状況そのものを見ていない。
その物にまつわる自分の思いや執着にこだわり、その状況に対する自分の感情や勝手な想像を見ているのだ。
つまり、自分を使って、物そのものや状況そのものを隠してしまっているのだ。



●絶えず進んでいく

「どこから来たか」ではなく、「どこへ行くか」が最も重要で価値のあることだ。栄誉は、その点から与えられる。・・・・・
過去にしがみついたり、下にいる人間と見比べて自分をほめたりするな。夢を楽しそうに語るだけで何もしなかったり、そこそこの現状に満足してとどまったりするな。
絶えず進め。より遠くへ。より高みを目指せ。



●いつかは死ぬのだから

死ぬのは決まっているのだから、ほがらかにやっていこう。
いつかは終わるのだから、全力で向かっていこう。
時間は限られているのだから、チャンスはいつも今だ。
嘆きわめくことなんか、オペラの役者にまかせておけ。






目次

1 己について
2 喜について
3 生について
4 心について
5 友について
6 世について
7 人について
8 愛について
9 知について
10 美について



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