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虚を致すこと極まれば
静を守ること篤し
栄誉・財貨・地位、あるいは「これがいい」「あれば悪い」という主義や主張を捨て去って、自分の心のなかを空っぽにすれば、つねに、安らいだ静かな心を守ることができる。
老子は明敏に善悪の概念を鋭くふりまわして生きることを好みませんでした。
世俗の価値を飛び越えて、のびのびと、自由に明るく生きました。
愛して
身をもって天下となす
人間は、だれもが自分を愛しているのであろうが、どうせ愛するのなら、もっと真剣にもっと深く、とことん自分を愛したらどうなのだろうか。
人間は、ときどき、自分の生命活動のすばらしさをそっちのけにして、高級車とかダイヤとかが買える「オカネ」を熱愛して、自分を愛することを忘れてしまう。
老子は自分を愛することを説きました。
忽として海のごとく
漂として止まる所なきがごとし
ゆったりと海のように生きたい。
あてどなくのんびりと吹く風のように、さらさらと生きたい。
老子はその生涯を、おとなしく、柔和に、あたたかく、寛大な態度で静かに送りました。
老子はに二千数百年以上前に、このように生きることを説いています。
でも、現代は老子が危惧していたような欲望の中にいます。
老子が理想とする社会はなぜ叶わないのでしょうか?
なぜ人間は自らの欲望には勝てないのでしょうか?
老子の言葉に人間が生きる本当の意味を感じます。
目次
第1章 50語でわかる「老子」
「道の道とすべきは常の道にあらず」-幸福な道は常識の中にはない
「天は長く地は久し」-天を仰ぎ地を歩く
「上善は水のごとし」-理想的な生き方を水に見つけた
「与うるは善く仁、言は善く信」-人を思いやって約束は守る
「無の用」-なんにもしないで働いている ほか
第2章 50語でわかる「荘子」
「もの、あれに非ざるはなく、もの、これに非ざるはなし」-見方によってすべてが変わる
「天地は一指なり、万物は一馬なり」-天地のもの一切は一体である
「道は通じて、一たり」-すべての道はいつか一本となる
「水の積むこと厚からざれば、則ち、大舟を負うに力なし」-自分を十分深め広める
「五百歳をもって春となし、五百歳をもって秋となす」-大きな気持ちになると苦悩は解消する ほか