3ヶ月前、衆議院選挙で自民党惨敗、民主党政権になりました。政権交代で「日本は変わる」と思っていました。
しかし、今の政局を見ていると、決してそうなってはいません。
●八ッ場ダム中止問題
●JALの再建
●普天間基地移設
●子ども手当
●ガソリン税の廃止
マニフェストに掲げられていた大きな課題が、先送りされたり、制限を設けたり、中止になっています。
日本郵便社長の官僚天下り人事では、公約違反も平然とやっています。仕分けをやったことぐらいで、大きな変革は感じられません。
あれほど「日本を変える」と言っていたのに、結局、今のままではとてもできそうではありません。どうして、政権が変わっても、政治は変わらないのでしょうか

それは権力者が変わっていないからなのです。
日本国の正体 政治家・官僚・メディア――本当の権力者は誰か/長谷川 幸洋

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本書は、新聞社の論説委員であり、政府の審議会のメンバーでもある著者が、実体験をもとに、日本の権力構造を書いています。権力者の実態として、3つ問題を挙げています。
官僚の権力の大きさ
政治家の無能
メディアの官僚依存ほとんどの政策を立案するのは官僚である。
政策を実行するための法律を定める立法権は国会議員が握っている。
だが、政策そのものを立案するのは官僚だ。
官僚は行政実務も遂行する。
だから、官僚は自分で政策をつくって自分で遂行している形になる。
それくらい官僚は力を持っている。
新聞はそうした官僚を主な取材源にしています。とりわけ政策の細部については官僚が情報源なのです。
その取材体制の下で、官僚は記者に対する情報発信を通じて、政策そのものにたいして、大きな影響力を発揮しています。
新聞は結果的に霞ヶ関を宣伝する、官僚の補完勢力になっているのです。
普天間問題では、鳩山首相は「まだ、政権交代から3ヶ月です。これから勉強して答えを出します」と説明しました。「選挙前はよく知らないで、言っていました。でもアメリカに反対され、困ってます。移設できると思っていたのに・・・・・だから、ちょっと考えさせてください」
そう言っているようなものです。
自らの無知と無能さを認めたのです。
官僚に従わざるを得ない体制
政治家の無能
官僚のしたたかさ
官僚の応援団であるメディア日本を支配しているのは”官僚”なのです。
民主党は、“脱官僚”とシツコイぐらい言っていました。でも、官僚は“脱官僚”されたら困るので、変わりたくない。
進まないマニフェストは官僚がもとに戻しているのです。
著者は、”霞ヶ関そのものが日本の縮図”だと言っています。官僚スタイルが政治家やメディアの世界の中にも奥深く入り込んでしまっているのです。
そして、すべてを支配しているのです。
民主党政権で崩せない官僚権力、一体いつ変わるのでしょうか

”豪腕”小沢が変えればいいのに・・・・中国のご機嫌とって、天皇に無礼な発言していないで、もっとその”豪腕”を日本のためになることをして欲しい。
【目次】
第1章 官僚とメディアの本当の関係
・新聞は何を報じているか
・不可解な事件
・霞が関の補完勢力になった新聞
・転向の理由
・政権を内側からみるということ
第2章 権力の実体
・政治家と官僚
・「増税」をめぐるバトル
・財務官僚の変わり身
・福田首相の本心
・事務次官等会議
第3章 政策の裏に企みあり
・「政策通」の現実
・カネは国が使うべきか、国民が使うべきか
・定額給付金は「ばらまき」か
・「官僚焼け太り予算」を点検する
・政策立案の手法
・「専務理事政策」とはなにか
第4章 記者の構造問題
・記者はなぜ官僚のポチになるのか
・真実を報じる必要はない?
・「特ダネ」の落とし穴
・記者は道具にすぎない
・官僚にとっての記者クラブ
第5章 メディア操作を打破するために
・霞が関幻想
・先入観としての「三権分立」
・「政府紙幣発行問題」の顛末
・記者が陥る「囚人のジレンマ」
・報道の力を取り戻すために