三国志の一番の英雄・軍師は? 「三国志談義」 | フォトリーディング読書感想文

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三国志談義/安野 光雅

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中国中国の歴史書として、まず思い浮かぶのは「三国志」です。

本書は、歴史作家・半藤一利、歴史画家・安野光雄の「三国志」について対談をまとめた内容です。


本「三国志」と一概にいいますが、実は史書の場合と小説の場合があります。
『三国志演義』は、史実にもとづきながら脚色をほどこしたフィクションです。
映画「レッドクリフ」は「三国志演義」に即した映画です。

『三国志』は晋代の歴史家陳寿が書いたもので、史実に忠実なノンフィクションです。

本書は、史実に基づいた『三国志』に即する内容になっています。


読むちょうど今、僕は、宮城谷昌光の『三国志』を読んでいます。
八巻目ですが、時代推移も長く、登場人物も多く、読むのは大変です。

本書は、「三国志」のとても長く複雑な内容をわかりやすくまとめられていて、また、独自の視点も交えているので、とても楽しく読めました。
「三国志」ファンの方も必読です。

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ランキング三国志時代に活躍した、【英雄・豪傑】、【軍師・謀将】について、採点してランキングしています。


【英雄・豪傑】

魏王である曹操がトップ、2位は関羽、3位は趙雲。
三国志の他の二国のトップである孫権、劉備は、4位、5位です。

“赤壁の戦い”で敗戦した魏王である曹操は、「レッドクリフ」では悪玉のように描かれていましたが、事実は違います。
曹操の能力の高さは群を抜いています。
人格者でもあり、詩人でもありました。
「官方材を授け、おのおのその器により、情をため算を任せて、旧悪を念わず」
(人材の用い方にすぐれ、適材適所の登用により各人の能力を存分にふるわせた。感情を抑え計算をしっかりとし、その人物の過去にこだわらなかった)
「籌を運らし謀を演べ、宇内を鞭撻す」
(戦略術は実に見事で、天下を大きく動かした)


【軍師・謀将】

諸葛孔明がトップ、2位は荀 彧、3位は周瑜。

三国志の中で、一番の著名人である諸葛孔明がいた蜀という国は、三国の中では、他の二国に比べると、10分の1ぐらいの小国で劣勢でした。
だから、なかなか勝てません。
でも諸葛孔明は負けないのです。
細かいことまで目を配った采配で負けない戦いをして、小国を保ったのです。
アイデア溢れる戦略・戦法は秀逸です。


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目次

1 悠久の大地と栄枯盛衰-現地探訪・遺跡への旅
(黄河流域、長江流域、華北・華中)
2 曹操69点・劉備57点…-英雄・豪傑を採点すれば
(三国以前、三国のトップたち、名武将たち)
3 孔明74点・周瑜68点…-軍師・謀将を採点すれば
(蜀、魏、呉)
4 水魚の交わり・蟷螂の斧-名言至言から学ぶこと
5 喪を秘して軍を返すや星月夜-俳句と川柳でみる名場面集



三国志 第八巻/宮城谷 昌光

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