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たとえて言うならば19世紀という時代は、
ハーリートゥード(なんでもありルール)、
現代産業社会という総合格闘技が始まった時代なのではないか
現在の地球に広がっている合理主義、金融資本主義。要するに「物が人を幸せにするという考え」。
現代の先進国のような社会の原形を最初に生み出したのがウィーンを中心とした中欧である。
18世紀から19世紀にかけて黄金時代を築いた中欧は、政治、思想、文化などのあらゆる分野で大きな理想を育み、そして燃え尽きた。その枯れていぶし銀のような輝きを放つ中欧にこそ、現代に溢れている混沌とした問題解決の糸口があるのではないか?
その問題を探るために、ウィーン、ブダペスト、プラハ、ドレスデンへ。
本書は、須藤元気がヨーロッパの中欧を旅するエッセイです。
彼の著作を読むのは4冊目です。※お勧めの1冊 「無意識はいつも君に語りかける」
彼の発する言葉、メッセージ、知性は、僕のような常人のとても想像できないところを緩やかに、でもしっかり突いてきます。
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どのようなルールも、結局それを作った人が有利になるようになっている。
すべての現象には原因があり、すべての原因には欲望がある。
昨日は偶像視され、今日は憎まれ、唾を吐かれる。
明日には忘れ去られて明後日には聖人に並ばされる。
唯一の救いはユーモアのセンスだけだ。
息をし続ける限りこれを失くさないようしよう
―――アインシュタイン
人間の世界理解は宿命的に不完全であり、それをもとにした認知と行動は不確実性を免れない。
勇者はすべてを挑戦として受け入れ、凡人はすべてを幸運か不幸かとして受け入れるのだ。
僕たちは時間と空間の枠を越え、他のすべてのものとつながりあっている
物事にはタイミングというものが存在する。
そして願望を叶えるには意図せずに意図することがポイントだ。
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レーニン、
トロツキー、
ゲーテル、
アインシュタイン、
フロイト、
コンピューターをつくったノイマン、
原爆をつくったオッペンハイマー、
「中欧エリアにこのようなたくさんの思想を育てる土壌がどうしてあるのか?」
物理学者、ラズロ博士は答える。ドイツ、ソビエト、トルコ、モンゴルなど、常に強国との対立に挟まれてきた。
その中で生活をしていると、変化が激しすぎて、広い視野に立たざるを得ない。
自分たちの国家を守ろうと、必死に抵抗して、いつも緊張感があった。
その緊張が知的なエネルギーの源になったのである
世の中をより良いものにしようとすればするほど、現実は悪い方向に向かっていく。『理想と現実』、その現実は物質主義に変化してしまった。
ある意味、この世界は僕らのフィルムという名の意識を集めた映画を見ているのにすぎず、世界を変える一番の近道は一人ひとりのフィルムを変えることに尽きる。
より良い未来のための解決策は、一人ひとりの意識である。今、自分が楽しめなければ、未来も楽しめない。
世界も楽しめない。
本当の理想主義とは、毎瞬毎秒、自分と自分の身の回りの人たちのささやかな幸福に全力を尽くすことなのだ。
現在の「常識」という名の眠りから、覚醒しなければならない時が来たのでは・・・・・啓発させられます。
目次
プロローグ 花開く種を求めて
ウィーン/オーストリア-レボリューション喫茶
ブダペスト/ハンガリー-君の美しき舞い
ドレスデン/旧東ドイツ-モザイク柄と光
プラハ/チェコ-夢の匂いと共に
エピローグ チェーチナ/イタリア-ラズロ博士のワルツ