「生きている」初めて、このオープニングを見たときに感じました。
キャラクター・アニメーションは、―――ジョン・ラセター(ピクサー上級副社長、アニメーター)
物体をキャラクターのように見せるとか、
顔や手をつけるとか、
顔や手をつけるとか、
そういうことじゃない。
キャラクター・アニメーションっていうのは、
物体をまるで生きているかのように動かし、
考えているかのように動かし、
そしてそういう動きのすべてが、
自分の思考プロセスによって生み出されたように見せることだ・・・・・。
生きているという幻想を与える思考。
表情に意味を与える命なんだ。
サン=テグジュペリも書いている。
「大事なのは目ではなく、目つきだ。唇ではなく、ほほえみなのだ」ってね。
メイキング・オブ・ピクサー―創造力をつくった人々/デイヴィッド A.プライス

¥2,100
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「トイ・ストーリー」から「ウォーリー」
驚異的なCG技術と心躍る物語で惹きつける、ピクサー・アニメーションスタジオ。
CGアニメーションだけではなく、クリエイティブ企業の理想として世界中から注目されている。
本書は、ピクサーの30年の歴史が語られています。ピクサーの創造性とその「強さ」の秘密を知ることができます。
CGアニメーションは、30年前はモノになるとは思われていませんでした。▼アニメーション映画のトップであるディズニーはアニメーションにCGを導入することに感心を示さない。
▼ピクサーの前進の組織を所有していたジョージ・ルーカスはCGに将来性はないと感じる。
そのコンピューター部門を売りに出した。
▼スティーブ・ジョブズ(元アップルコンピューター創業者、現CEO)が500万ドルという破格の値段でピクサーを買う。
それから10年連続赤字、投資額の10倍の5000万ドルの累積赤字。
ジョブズはピクサーを売ろうとする。
ディズニーとの間で進んでいたCG映画の映像を見て、ジョブズは気が変わり、売るのを止めた。ジョブズは予感がしたのだ。
「これは、すごいことになるぞ」
1995年、「トイ・ストーリー」が封切られました。想像をはるかに超えた素晴らしい結果が待っていたのです。
その後もヒットを連発して、ついにディズニーの牙城を崩したのです。
ピクサーの物語は、この2つのことを感じさせます。
芸術、技術、経営での成功は不確かで状況依存的であること。
専門家としての名声と社会的地位を持てば、いかに勢力を拡大できるのか。小さいことでも上手くやれば大きなものに変わることをまざまざと見せ付けられます。
ピクサーを成功に導いた人たちは、従来の基準で言えば失敗者ばかりであったのも驚きです。▼ディズニーをクビになった
▼教職に就けずソフトウエアの開発の仕事に就くしかなかった
▼研究所に職を得るが、いきなり閉鎖になった
▼CEOのスティーブ・ジョブズは創業したアップルコンピューターから追放された
彼らが、ピクサーを成功に導いたのです。
成功は、最初から約束されてはいないのです。
むしろ、一人ひとりが失敗したおかげで新たな成功を得たのです。
「今の失敗や上手く行かないことをよりも、前を向くことの大切さ」
ピクサーは教えてくれます。
目次
アナハイム
ガレージにて
ルーカスフィルム
スティーヴ・ジョブズ
ピクサー・インク
離陸-トイ・ストーリー
「まるで全面戦争のようだった」-バグス・ライフ、トイ・ストーリー2
モンスター・シティの危機-モンスターズ・インク
エメリービル-ファインディング・ニモ、Mr.インクレディブル
帰郷-カーズ、レミーのおいしいレストラン