出来る人のまねをする 「まねる力」 | フォトリーディング読書感想文

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フォトリーディングで毎日2冊以上の本を読み、毎日1冊以上の書評ブログを書きます。  「読む読書」⇒「アウトプットする読書」 さまざまなジャンルの本を読み、ポイントを押さえわかりやすくお伝えします。

AERA MOOK 勝間和代「まねる力」/勝間 和代

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出来る人には、出来る理由がある。

才能だったり、努力だったり、習慣だったり、
そのひとなりの様々な能力や技を持っています。


すべてがまねできるわけではありませんが、
出来る人の、出来るところを「まねる」ことは、出来るようになる近道です。
そして、出来る秘訣です。


「まねる」ことを繰り返して、身体感覚まで落とし込むまでやってみる。
徹底して無意識に出来るようになれば、その人の能力を得ることも可能です。



■本書は、勝間さんが15人の変革者にインタビューしています。
それぞれの出来る人を「まねる」ポイントを明かしています。


勝間さんの本は結構頭を使う、考える内容の本が多いのですが、
本書は対談形式なので読みやすいです。

絶妙な掛け合いで、思わず惹きこまれる内容です。



■その中でも一番おもしろかったのは、
元外務事務官でベストセラー作家、佐藤優さんとの対談です。

自らの体験を通しての生の言葉は、著作よりももっとストレートです。


「日本人は弱いと思うことに慣れているからでしょうね。
官僚は事後的に目標を設定しますから、成功か大成功のいずれかしかない」

「外から愚かに見えても、すべて目的合理的なんです」

「官僚の仕事は行動は、善悪ではなくて快・不快が基準



そして笑ってしまうのが、

「麻生氏が外相に就任したら、慌てて『ゴルゴ13』を読むんです。
辞めたら放っぽり投げて、また総理になったら拾い上げて読む。
日ロ関係改善のために外務省が出した秘策があるんです。
ドラえもんをロシアに進出させて、北方領土問題を好転させようとした



組織のあり方で人はとんでもないことを考えるものです。



■佐藤優さんの本は全く知らない諜報の世界で興味深い内容です。
「諜報的生活」の技術


佐藤優さんと同じ時期に逮捕された、外務省での同志でもある
「ムネオハウス疑惑」の鈴木宗男さんの本も読みました。
「闇権力の執行人」



■この二人の頭脳と努力を持ってしても、変えられなかった外務省体質。
国策捜査で二人を逮捕させる政府。

佐藤優さんが指摘する政府組織のレベルはとても低い。


鈴木宗男さんが外務委員長になり、外務省に復帰しました。

是非雪辱を期待します。




■目次

じぶん を変える
福岡伸一 分子生物学者
姜尚中 東京大学大学院教授
イネス・リグロン ミス・ユニバース・ジャパンナショナル・ディレクター
渡邉美樹 ワタミ会長

しくみ を変える
佐藤優 作家、起訴休職外務事務官
蒲島郁夫 熊本県知事
湯浅誠 反貧困ネットワーク事務局長、年越し派遣村村長
長妻昭 民主党政策調査会長代理

しごと を創る
南場智子 DeNA社長兼CEO
永谷亜矢子 F1メディア社長、東京ガールズコレクション実行委員会チーフプロデューサー
まつもとゆきひろ プログラミング言語「Ruby」開発者
山中俊治 プロダクトデザイナー

おんな が変える
小渕優子 内閣府特命担当大臣(少子化対策、男女共同参画担当)
山田昌弘 社会学者
土井香苗 ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京ディレクター、弁護士