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上手に話すこと、伝えること、説明することはとても難しい。
内容をわかりやすく伝え、説得力を持たせることはさらに難しい。
場数や慣れも必要ですが、ノウハウも必要です。
本書は著者が、マスコミ・テレビ業界で試行錯誤して身につけた、
説明のノウハウが書かれています。
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「わかりやすく伝える」ために
何といっても必要なことは、
聞いてもらう人に、こっちを向いて注目してもらうことです。
★“つかみ”を工夫する
最初に、効果のある言葉を言い切って、惹きつけることです。
「何を言い出すのだろう」と興味を持ってもらえます。
その次に必要なことは、
★聞き手に地図を持たせる
「具体的にどういうことか説明します」と続け、明快な内容にする。
これで何を話すのかがわかるので聞く体制に入ることが出来ます。
話す内容の整理も必要です、
★対象化
考えを一度書いてみたり喋ってみたりして、外部に出して、
自分の考えを客観的に見ること。
★階層化
話す内容は、大きく分類したうえで、それぞれの項目の中身を書き出していく。
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話す言葉を選ぶ必要もあります。
特に、接続語と語尾は話している内容に大きな影響を与えます。
曖昧さは話をわかりにくくさせるので、
論理性があり、インパクトのある言葉を使うのです。
★使いたくない言葉――無意味な接続詞
◎「そして」「だから」
接続詞を安易に使うと論理的な文章になりません。
◎「ところで」
「前の話は何だったの」と聞いている側が不信感を持つ。
◎「話は変わるけど」
相手を否定している、話の腰が折られたような気がする。
◎「○○したいと思います」
回りくどく、簡潔に感じられない。「○○します」と言い切る。
★使いたい言葉――意味のある接続詞
◎「つまり」
具体的な言葉を抽象化するときに便利。思考補助線になる。
◎「言い換えれば」
「つまり」と同じく複眼思考が出来る。
★マジックワード
◎「大変なんです」「大変大変聞いてよ」
自分が体験したことを面白く伝えたい、自分の気持ちをわかって欲しい。
そんなとき、まず、「ねえ、ねえ、大変」という言葉から始まる文章を考える。
文章が出来上がったら、冒頭の「ねえ、ねえ、大変」という言葉を削除する。
そうすると、勢いのある、説得力のある文章がつくれる。
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もう一つ大切なことは表現の簡潔さです。
これはブログなどの文章にも当てはまると思いますが、
長い文章は主語がわからなくなり、結局その文章の意味が取りづらくなります。
★修飾語の罠
◎「主語+述語」の文にする。
その主語について修飾したければ、後に続けて修飾していきます。
たとえば次のような文があったとします。
A「たぐいまれなる能力を持ち、若い頃から絶大な力を発揮してきた○○さんは、このたび、本来ある力をフルに発揮して、このような素晴らしい作品を発表されました」
この文をBのように直します。
B「○○さんはこのたびこういう作品を発表されました。○○さんといえば、それこそ若い頃からたぐいまれなる才能を発揮されていました。それがまさに十二分に発揮できた作品です。この作品はこういう要素があります」
目次
第1章 まず「話の地図」を相手に示そう
第2章 相手のことを考えるということ
第3章 わかりやすい図解とは何か
第4章 図解してから原稿を書き直す
第5章 実践編 三分間プレゼンの基本
第6章 空気を読むこと、予想を裏切ること
第7章 すぐ応用できるわかりやすく「伝える」ためのコツ
第8章 「日本語力」を磨く
第9章 「声の出し方」「話し方」は独学でも
第10章 日頃からできる「わかりやすさ」のトレーニング