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「企業がつまずくのは、間違った問いに正しく答えるからである」
「企業参謀」という本を10数年前読みました。
マッキンゼー出身の大前研一さんが書いた、日本初の経営コンサルティングに関する内容です。
衝撃でした。
クイズの問題を解くように、企業の問題を解決する手法が書かれていました。
マッキンゼーは“考えること”の価値を創造した企業なのです。
それ以来、日本でも、経営コンサルティングの認知度が上がり、
マッキンゼーという会社も注目されるようになりました。
マッキンゼーという会社は、もともと経営システムの改善・効率化などを主とするマネジメント・エンジニアリング・ファームでした。
それを変えたのが、マービン・バウワーです。
「企業の経営者にアドバイスするのは、かつて経営者だった人間である必要はない。
優秀で知的好奇心に溢れた若者が、充分な訓練を受けて高い職業倫理観を身につければ、
この仕事をできるはずだ」
マービンが、「トップ・マネジメント・コンサルティング」という職業をつくったのです。
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■マービンの強さの3つ
①顧客優先
②強い意思
③高潔さ
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経営コンサルティングの始まり
わるいのは上下関係であり、上への服従あるいは盲従だとマービンは考える。・・・・CEOが必要とする知識の多くは最前線の現場に埋もれているのである。
このことを知ったマービンは、CEOを助けることを任務と心得、社内の知識や情報からトップを遮断している障害をなくすべきだとアドバイスするようになる。
事実を伝える
何より感銘を受けたのは、マービンが敢然と真実を伝えることだった。クライアントにおもねろうとせず、たとえ取引を打ち切られる恐れがあっても、真実だけを伝えた。クライアントもそうした率直さを高く評価していた。
マービンが提唱する「プロフェッショナルとしてのリーダーシップ」
1、 顧客の利益を最優先する
2、 常に耳を傾ける
3、 真実に立脚する
4、 行動に結びつける
5、 各人に最善を尽くさせる
6、 職業倫理を徹底させる
問題解決アプローチ
企業がつまずくのは、正しい問いに間違った答えを出すからではなく、間違った問いに正しく答えるからである。多くの企業が間違った状況判断、間違った前提の上に最善の決定を積み重ねていって、次第に窮地に追い詰められていく。
収益性
プロフェッショナル・ファームの人間は、どうすれば収入を増やせるか論じるべきではないと思う。論じるべき唯一の議題は、どうすればクライアントによりよいサービスを提供できるか、ということだ。よりよいサービスを提供できれば収入は増える。だが収入にこだわったらクライアントを失う。
株式公開
マービンは株式公開で巨万の富を得ようとするどころか、正反対の行動に出る。遠い将来を慮り、保有株をパートナーに簿価で譲渡したのである。それによって、健全な財務基盤を持つ公正で独立したプロフェッショナル・ファームとして、マッキンゼーを恒久的に存続させようとした。
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「あらゆるビジネスの経営プロセスはある一つの共通要素を中心に組み立てられている。
―――それは人だ」
マービンは、人を育てることを第一に組織を設計しました。
マービンは自ら、そして、育てた人たちにも、倫理観と高潔さを持つことも求めました。
コンサルティングに必要なのは思考力だけではありません。
人間としての総合力が必要なのです。
「関心を持ちさえすれば人間は真剣に取り組み、
最高の結果を上げることができる」
――マービン・バウワー
目次
第1部 ビジョンの実現
マービンの一世紀
ビジョン
プロフェッショナル・ファーム
リーダーの決断
第2部 リーダーのリーダー
リーダーシップ
改革の勇気
マービン・スクール
企業参謀―戦略的思考とはなにか/大前 研一

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