

でずっと働いています。ファッションは年々つまらなくなっている
と感じています。学生の頃から、服が大好きでした。
その頃、買っていたブランドの服はすごくかっこよかった。
特別
でした。値段も高かったですが、根本的に普通に売っている服とは違っていました。
でも、少しずつ、それらのブランドのマネをする服が増えてきました。
それらは、最初、ダサかったのですが、だんだんソレナリになってきました。
お洒落だった、特別だったファッションもこうして一般化してきました。
どこの会社も似たようなものを作り、みんな同じようなものを着るようになってきました。
ブランドのイメージ
も独自性もない、売れれば何でもいいという状態になりました
最近は、それでもなかなか売れないので、今度は値段が異常に安く
なってきました。大企業なのに、980円ジーンズ
を作って、自慢気に宣伝している会社もあります
本当にファッションはつまらなくなってきました

どうしてでしょうか

それは、利益至上主義
だからです。堕落する高級ブランド/ダナ・トーマス

¥1,680
Amazon.co.jp
まったく同じようなことが高級ブランドでも起きています。
この本
は、高級ブランド企業の歴史と現在の凋落が描かれています。高級ブランド産業は人々の服装を変えました

経済的階層も構築し、人間関係のあり方さえも変質させました

その反面、利潤という目標を貪欲に達成したがゆえに、
かつての清廉潔白さを失い、
品質はむしばまれ、
歴史的価値は低下し、
あげくの果ては消費者をだます
までになりました。高級ブランドはその輝き
を失った
のです。-------------------------------------------------------------
○LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)の誕生
1986年、高級ブランドグループ企業LVMHが誕生した。
CEOベルナール・アルーノは買収に買収を重ねた。
高級ブランドの目に見えない価値を、
株式会社にすることではっきり数字にしていこうとする過程は、
ビジネスとしては興味深いのだが、創業家一族やデザイナーたちはたまったものではなかった。
○株主利益最優先
短期的に大きな利益を上げる経営方針が立てられ、中間マーケットをターゲットにしたマーケティングを展開する。
ハリウッド・スターをはじめとするセレブの利用、免税店(デューティー・フリー・ショッパーズ)を傘下に収め、日本人を中心の観光地に高級ブランドのショッピングセンターを建てる。
だが、資本が巨大化し、高級ブランドはしだいに闇の暗さを増していった。
○コストダウン
生産コストを下げるため、中国をはじめ、低労働を供給する発展途上国に生産地を移転した。
そして、限界が来ると「品質を落とす」という、ラグジュアリーブランドを名乗る以上は許されない禁じ手までを使ってしまう。
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ファッションは「ファースト・フード
」化してしまった。それが「ファスト・ファッション(FOEVER21・H&Mなど)」と呼ばれるものす。
安価な商品で攻勢をかけています。
その「ファスト・ファッション」と「ラグジュアリー」が手を組んでいます。
グローバル展開する大企業になった高級ブランドは、その負の部分を、
対極に位置する「ファスト・ファッション」と手を組むことで、勢いを盛り返そう
としています。H&Mとギャルソンのコラボ商品の現物はひどい

「こんなのギャルソンでも何でもない
」「なんでこんなチャチナ商品売るの
」服が好きなアパレル仲間は大ブーイングです

ファッションが儲けと安い価格を追求しているのは、
服が好きな人たちにはとても悲しい
ことです。でも、これは、今の社会についても言えることです

「儲かれば何でもいい
」「利益が出るのが最優先
」お金
のみが社会の基準になっています。効率アップ
グローバル化
・・・・・
資本主義の発展のみが目標になっています

とても怖い
世の中です。「満足は天からの財産、ぜいたくは人がつくる貧しさ」
――ソクラテス
目次
第一部
第一章 誕生そして変貌
第二章 グループの精神
第三章 グローバル化へと突き進む
第二部
第四章 スターと高級ブランドの甘辛い関係
第五章 成功の甘い香り
第六章 大切なものはバッグのなかにある
第七章 繊維産業と損なわれた遺産
第三部
第八章 いざ大衆市場へ
第九章 偽ブランド品の裏切り
第十章 ブランドの現在位置
第十一章 高級ブランドの明日