
¥1,890
Amazon.co.jp
「宇宙エレベーターは、人びとがそのアイデアを笑いぐさにするのをやめてから、50年後に実現するだろう」
アーサー・C・クラーク
40年前、アポロの月面着陸
で、「人類が気軽に宇宙旅行に行ける日は近い」と言われていました。
しかし、その夢は現実のものとなっていません。
宇宙飛行士、若田光一さんがスペースシャトル
に乗って、帰還しました。137日間の宇宙ステーションの長期滞在でした。
しかし、「スペースシャトルの落日」のブログでも書きましたが、
スペースシャトル計画にはいろいろな障害があり、航空宇宙科学はほとんど進歩していません。
「人類はいつになったらもっと気軽に宇宙にいけるのでしょうか?」
著者が書いた、1979年に書いたSF小説「楽園の泉」、
そのテーマが宇宙エレベーターのことでした。
宇宙エレベーター構想は長い間、現実離れした思考実験の域にとどまっていました。
しかし、ここ10年の間に劇的に進展し、現実の構想に近づきました。
-------------------------------------------------------------
■宇宙エレベーターの3ポイント
①利点
②仕組み
③実現の可能性
-------------------------------------------------------------
●宇宙旅行はなぜ難しいのか
問題は、地球から離れて宇宙に行くために、膨大な費用がかかることにあります。
宇宙に行く唯一の手段がロケットである限り、宇宙旅行には、特権階級でなければ行けない。
宇宙ステーションに滞在する宇宙旅行には20億円もの費用がかかる。
その大部分はロケットの費用です。
ロケットに代わる安上がりな輸送手段がありさえすれば、宇宙旅行は身近なものになります。
それこそが「宇宙エレベーター」なのです。
●宇宙エレベーターとは
宇宙からケーブルを垂らし、それを地球まで伸ばす。
そのケーブルを伝って、ケーブルカーのような乗り物が、摩擦を利用して昇っていく。
宇宙から地球まで伸びたケーブルの全長は10万キロ。地球から月までの距離の4分の1にあたる。
ケーブルは地球の自転による遠心力と、ケーブルと地球が引き合う引力が釣り合うことによって空中にとどまっている。
●宇宙エレベーターは安い
宇宙エレベーターは、軌道に到達するために必要なエネルギーが、ロケットに比べると、ごくわずかなものです。
宇宙旅行の費用が95%以下に引き下げてくれるのです。
●実現の可能性
ケーブル建造を可能にする唯一の素材と考えられていたダイヤモンドを、調達することが難しかったため、現実離れしていると考えられていました。
しかし、「第三の炭素」を呼ばれる物質の発見で、鉄鋼の数百倍の強度を持つ新素材が作れるようになり、状況は一変した。
大量生産できれば、間違いなく実現可能なプロジェクトになります。
-------------------------------------------------------------
話を聞いただけでは、実現など不可能に感じます。
しかし、新しい技術というのはつねに、実現前には不可能のことのように感じられるものです。
このプロジェクトは現在ではかなりの金額がその研究開発につぎ込まれています。
21世紀には20世紀に発明された飛行機と同じような役割を、
宇宙エレベーターが果たすのかもしれません。
■目次
第1章 ロケットに代わる宇宙輸送手段
第2章 宇宙への架け橋
第3章 SFと宇宙エレベーター
第4章 先端技術開発の難しさ
第5章 宇宙エレベーターの建造方法
第6章 安全上の問題点
第7章 宇宙エレベーターへの移項
第8章 アース・ポート
第9章 NASAの宇宙開発計画
第10章 宇宙エレベーター建造競争
第11章 軍事防御
第12章 なぜ宇宙エレベーターを作るのか
第13章 宇宙刊行旅行の始まり
第14章 はるかなる宇宙への旅
第15章 月の宇宙エレベーター
第16章 火星の宇宙エレベーター
第17章 次の目的地
第18章 宇宙株式会社
第19章 21世紀の未来像
スペースシャトルの落日~失われた24年間の真実~/松浦 晋也

¥1,365
Amazon.co.jp