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著者: 鈴木光司 竹内薫
出版社:ソフトバンク新書
価格: 730円
発売日:2009年3月24日
☆☆☆☆☆
「頭がいい人」の本質はどこにあるのか?
「頭がいい」とは、知識があるだけではなく、勉強が出来るだけではない。
要領がいいだけでも、機転がきくだけでもない。
全部の思考バランスをとり、上手に対応できることであるのか・・・・
「リング」「らせん」の作家・鈴木光司と、物理学・科学哲学であるサイエンスライター・竹内薫。
われわれの物事の見方、考え方を根底から変え、人生や仕事において問題解決を導く知的思考力の真髄を語る。
目次
第一章 知的思考力の源は「哲学」「科学」にある
第二章 知的崩壊のススメ
第三章 物事の根本を突き詰め解決を導く
第四章 イメージとフィードバックが思考力を育てる
第五章 世界の仕組みを理解する
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知的思考の3ポイント
①思考の根底にあるもの
②知的崩壊
③イメージできる
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日本人にとっての考え方の基本は、古代からアニミズムなんですね・・・・多数の神々を融合させてしまう。包容力がある一面、批判精神に乏しく、を第一とする。物事を厳しく峻別しませんから、根本を曖昧なまま放置しても平気です。つまり、われわれはなぜここにいるのか、物の構造はどうなっているのか、などと分析して考えようとしません。
簡単に言ってしまうと、「般若心経」では「執着を捨てること」を進めています。
「物事の仕組みや原理を考えるな」といる屁理屈が日本人の深層心理に深くしみこんでいるような気がします。しかし物事というのは、論理こそが大事なのです。
西洋的、男性的なものの見方の基本は、観察者の視点を観察する対象より一段上の高みに据えていることではないでしょうか。それに対し、量子力学の、アジア的、女性的なものの見方は、観察者の視点を観察対象の中に埋没させしまう。
今までの思考方法に全く安定性がなくなったときに、どうやってこの新しい世界で生きていけばいいのかと考える。それでいろいろと思考錯誤する。
フィードバックという機能は、学習の本質といえる。
それまでの考え方、それまで自分が安住していた知的な土壌というのが一気に崩れ去ったときのあの感覚は、まさに崩壊感覚ですよ・・・・それまで教わってきたことがひっくり返ってしまう。
イメージできるということは、その道筋がだいたい頭の中で計算が出来て、こういうステップで行けばいいという戦略がたてられるということ。
川を飛び越えようと思ったとき、跳べるイメージが出来たら跳べます。勉強も同じで「できる」「やれる」というイメージが出来るようにならなくてはいけないと思う。
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知的思考力の本質は、哲学と物理学に通じる。
それは人間、生命、宇宙など、物事の根源を追求する思考力を養うからである。
真実を探求したい気持ちは誰もが持っている。
それをいかに考え、答えを出すかである。
論理や真理を学んで、自分の中で作り直して、自分の力で問題を解決する力をつける。
論理的に考える態度を養うこと、それが、知的思考力を身に付けることであり、勉強の本質である。
「頭がいい人」は
真理を学び、論理で答える