ノルウェーの幼稚園で働いて6年。
ノルウェーの幼稚園には3つの役職があります。
①学歴のないアシスタント
②学歴のあるアシスタント
③クラスの責任を取る先生
頑張ってノルウェーの大学で先生の資格を取ったのに、
いまだに認めてもらえず、
9人もの新人の先生に先を越されて、
3年たった今でも、いまだに②の役職で働いています。
アジア人だし、言葉の壁もあるし、
海外で現地の言葉で彼らと同じ立場で
正社員として仕事するのは結構ハードルが高い。
ノルウェーにはfagforbundetという
アシスタントが会社で不当な扱いを受けたりしないように
サポートする機関があるのですが、
とりあえずそこに状況を話したら、
話し合いをしましょうということになり、
園長と、fagforbundetと、同僚と私の4人で
ミーティングをしました。
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ミーティングのテーマは
『どうして資格があるのに、
他の先生ばかり雇われて、
私は先生にしてもらえないのか。
先生になるにはどうしたらいいのか
サポートしてもらえないのか』
ということだったのですが、
撃沈
。
答えはNo.
あなたのクラスの先生に聞いたけど、
あなたは20人を1人でみているとき
とてもストレスを感じるし、
(感じます。だって4人で20人を見るのが理想なのに、
他の3人の先生はしゃべってるし。
ノルウェーの優先順位がわからない…)
全体を見れていない、
などと色々言われてしまいました。
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クラスの先生にあとで直接聞いたら、
出てくる出てくる。
私は○○をした、
○○ができていない。
○○するべき。
などなど。
幼稚園にカメラをつけて監視しているのか
と思うくらい、あのときこうしたと聞いた、
こういったと聞いたなど、
そのクラスの先生が現場にいなかった出来事も
すべて彼らの価値観で悪いと決めつけられて
把握されていました。
他の先生と私が○○したと話しているくらいなら、
直接私に「どうして○○したの」と聞いてほしかった。
私の言動だけでも
相当な時間を他の同僚と話して時間を使っているのだから、
その先生が子供たちと時間を使わず、
どこかで多くの時間をそういう話に使っていることが
よくわかりました。
それもリーダーとして幼稚園の全体像を
把握する大事な仕事なんだと思います。
でもそれが先生の仕事なら、
私は先生にはなりたくないかもと
今回初めて思ってしまいました。
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いきなり園長先生ともクラスの先生とも
衝突して自分のできていないところを
あれこれ指摘され、とてもショックだったし、
悲しかったです。
もうここの職場にいられないんじゃないかと
思うくらい悲しくなりましたが、
海外で新しい職場を探すのは
とても大変だし、
すべて環境や人間関係を一からスタートするのも
とても大変なので、
様子を見なければいけません。
仕事がないと、ここで暮らしていけないし、
家のローンも払えないし、
子供も育てていけないので。
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でもここまで正直にぶつかってみないと、
相手もここまで言ってくれなかったと思います。
同僚にどう思われているのか、
私のできていなかったところを知る
とてもいい経験になりました。
でもそれと同時に
自分のいいところ、できている所も
しっかり認めていって、
いつかは少しでも幼稚園の役に立つように、
子供たちの役に立つロールモデルになって
結果的に認められる人になれればと思いました。
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でも認められるために努力するのはやめようと思いました。
他人は他人、私は私。
私の価値観、基準はしっかり持って、
ぶれなければ、
相手の嫌な言動や機嫌に左右されない人になれます。
今まで私は相手に気づつけられたと思っていたけれど、
自分で勝手に傷ついていたことを知りました。
私の考え方、感じ方が変われば、
私の周りの環境も
おのずと変わっていくのだということを
学びました。
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今は職場の複数の人との関係がこじれてしまって、
すごく心が傷ついて
ズタボロですが、
(といっても向こうは何とも思っていないだろうし、
話し合いは解決しているので、
私の感じ方が変われば、
関係はすぐに元に戻ると思うのですが。)
自分がしっかりやれていることを
忘れず、
自分の非はしっかり認めて
今よりできるアシスタントを目指したいと思います![]()
今インナーチャイルドという心理学の講座を受けていて、
その先生とお話ししたおかげでここまで前向きに
なることができました。
今はまだ、家族や友人にこのことを直接話すと
泣いてしまいそうなので(笑)、
ここに書いてとりあえず報告とさせていただきます。
また落ち着いたら笑いながら話せたらと思います。
読んでいただきありがとうございました。