「第三の波」の著者、アルビン・トフラーさんはやっぱりすごい人だなーと最近になって思います。
訳書が出版された当時は、時事漫画にまで取り上げられたりして、単なる流行物の一つと思っていましたが。
ここ20年程の間にインターネットが発達して、政治・経済・思想が変化しそうなところを見ると「なるほどねー!」と一人で頷いたりしてます。
インターネットという、実生活に影響を与える新しいインフラストラクチャー(下部構造)ができて、農業革命、産業革命に続く第三の波、情報革命が本当にやって来たんじゃないかなー、という気がします。
余談になりますが、「下部構造が上部構造を規程する」と言っていたマルクスさんも、いいところまでは行っていたと思うけど、だからと言って、資本主義の次に来るのが共産主義っていうのはちょっとね。
やっぱり、キリスト教文化圏の人だからなのかなー?
少なくとも、触発された人達が、「立て万国の労働者」とか何とか言うはずだったところを、国境で線を引いた中で共産主義を実践するというのは少々無理ゲーだったかなと思います。
非共産国に対しての防衛に資源を費やしたり、また、資本家階級が党の指導者階級とすり変わっただけじゃ意味無いもんね。
旧ソ連の「赤い貴族」とか現在の中国の「裸官」とか。
それならば、集落の青年・壮年者達が鯨を取ってきて、浜で解体し、「集落の構成員それぞれが、食べられるだけ食べるのが分配方法」っていう原始共産制の方が、まだいいかなーとか思ったりします。
そういった訳で、目下のところ、楽しみにウォッチングしているのは新聞・雑誌・テレビといった既存メディアの変化です。