震災直後のミネラルウォーターやお米の買占めには少々驚きましたが、庶民の自己防衛であり、儲けを企んだわけではないので、まあ、よろしいでしょう。
食料品店で空の棚を眺めた時に回想したのが、いつぞやの、米不足の時のタイからの米の緊急輸入です。
あれがもし誰かが意図して、長粒種の米を輸入することに決めたのだとしたら、大した慧眼の士だと賞賛せざるを得ません。
なぜなら、もし、短粒種であったら、買い占めて儲けを企む輩が出ていたかも知れないからです。
見通しが間違っても、とりあえず普通の価格で再販売できるのですから。
長粒種は、戦前・戦中の外米のイメージ(臭い、不味い)が根強くの残っていたらしく、輸入されたものの大変不人気でした。
おかげで、本当に必要になるまで(飢えるまで)、購入の対象にはなりませんでした。
そのため最終的には、抱き合わせ販売になってしまいましたが。
結果的に買占めパニックを防ぐことができたわけです。
しかし、その一方で救世主であったはずのタイ米はとんだ泥をかぶることになってしまいました。
当時共産党系の議員による船倉からのネズミの死骸発見の報告などもありましたね。
何故共産党系の議員がそんな事をしたのか、利害関係が今もって理解できませんが。
アメリカでは、FDA(Food and Drug Administration 食品医薬品局?)によって、食品に虫などが混入していてもOKな割合が決められています。
ある程度の異物混入など当然だという考え方でとても合理的です。
メディアでのタイ米の取り扱いも、誠に不当なものでした(・・;)
料理研究家と呼ばれる人達も完全に劣等米扱いをしていました(・・;)
思い出したら腹が立ってきたので、正しいタイ米の食べ方を一席。
まず初めに、
タイ米は臭いという誤解があるようですが、運送・保管に問題があった昔の外米の臭いとはまったく違います。
もし、戦中の外米と同じ臭いだと言い張る人がいたならば、その人は当時大してお腹が空いていなかった良いご身分ということです。
長粒種のお米は匂いがありますが、それは香米と呼ばれるように食欲を掻き立てる匂いなのです。
炊き立ての熱々を食べる日本人の習慣が一因かも知れません。
スシ飯を電子レンジでチンして食べれば、酢の匂いが鼻にツンとくるようなものでしょう。
匂いに慣れていれば、熱々も大変おいしいのですが、初めは室温で食べるのが良いと思います。
炊き方は普通の日本米を炊くのと全く同じ水加減で炊飯ジャーにセットすれば問題ありません。
本当はお湯を換えながら茹で上げてザルでお湯きりをするのがカッコ良いのですが。
竹で炊くのも同じくカッコ良いです。
水を多めにしたり、木炭を入れるなどというのは愚の骨頂です。
こういったことを勧める料理研究家のセンセイの言動は、初めて進駐軍に貰ったスパゲティを、まるでうどんの乾麺を料理するように料理して「不味いうどんね」と顔をしかめて食べているようで滑稽でした(ーー;)
スパゲティはうどんに近づけようと努力するよりも、スパゲティとして食べたほうが旨いはずです(^_^)/~
長粒種(タイ米など)は中華料理や洋食に大変よく合います。
納豆には正直ちょっとつらいです(^_^;)
消化が良いので胃弱の人にもぴったりです。
雑炊にしても短粒種のように溶けて崩れません。
チャーハンにすると誰でも簡単にパラパラチャーハンが作れます(^^♪
チャーハンにはMaggiブランドのしょうゆがお勧めです。
中華しょうゆの味だからです。
タイで戦場カメラマンの鴨ちゃんと暮らしたことがある漫画家の西原理恵子先生は、東京か横浜の行きつけの超高級中華レストランで、ボーイさんを捉まえて「このしょうゆはMaggiだろ!えっ!えっ!」と問い詰めたらしいですが、味が同じなので納得できるお話です(^.^)
センセが憎むパクチーも私は大好きです(^^♪


