1983年5月、「パレ・デ・スポール(ドーム・ド・パリ)」にて行われた公演のライヴ録音です。

 

 

この録音は、「大全集」にのみ収録で、「ゼニット・パリ1986」のように「分売」はされていませんが、それが、「不思議」に思えるくらいの「名盤」です。

 

 

歌われている曲は、アルバム「beaurivage "ボーリヴァージュ"」(1981)、「voyou "ろくでなし"」(1983)の曲を中心とした、「1980年以降」の作品がほとんどですが、「それ以前」の作品も含めることで、やはり、「ベストアルバム」的なライヴとなっています。

 

 

 

また、この公演の模様は、過去に、「映像商品」(VHS/DVD)で発売されていたこともありましたが、現在ではもう、入手することは出来ず、本当に、大変「貴重」な映像だと言うことが出来ると思います。

(*CDとDVDとでは、別の日のテイク」の曲もあるようです)

 

 

 

 

こちらが「オリジナル録音」です(1983年2月17日発売)。

 

 
 

 

「オリジナル盤」はこちら。

 

 

 

こちらは、いわゆる「文庫版」の全集ですが、本国フランスのサイトには、その後、新たに発売となった、「Anthologie」も掲載されています。

 

 

 

 

これまでの記事(ミュージカル「RESISTE」についての記事も「こちら」から)

 

 

(参考)「スターマニア」がテーマの記事一覧

 

 

 

 

さて...

 

 

 

わが県の、「イケオジ知事の不祥事(怒!!)」(それこそ、これまで「実績」も残していただけに、本当に「もったいない」...)はともかくとして、予定していた記事を「延期」せざるを得ませんでしたので、代わりに、「こちら」の記事を、先に書いておきたいと思います。

 

 

 

 

「11月28日」は、フランスの偉大な「音楽プロデューサー」で「歌手」の、ミシェル・ベルジェ(1947-92)「誕生日」です。

 

 

 

日本ではやはり、フランス・ギャル(1947-2018)の「夫」ということぐらいでしか、知られてはいないと思いますが、そのフランス・ギャルのために、数多くの「名曲」を書いただけではなく、自身で歌った作品も、まさに、「珠玉の名曲」と言えるものばかりです。

 

 

 

また、ロックオペラ「スターマニア」(1979年初演。*最新リメイクは「2022年版」)を「大成功」させた「作曲家」として、「44歳」という「短い」生涯ながら、現在でもなお、その名は輝き続けており、すでに、「神格化」されているとすら言えます。

 

 

 

 

そして、この「2025年11月」は、そのミシェル・ベルジェ、フランス・ギャルのレパートリーによって制作された、ミュージカルの「一大傑作」、「RESISTE "レジスト"」の「初演」(2015年11月)からも、ちょうど「10年」ということになるため、今回の記事(曲)を思いつきました。

 

 

 

 

その劇中で歌われた「名曲」の中から、まずは、「Ella, elle l'a "エラ・フィッツジェラルドに捧げる"」(1987)を。

 

 

交代前の、「オリジナルメンバー」による歌唱で(劇中では、「歌姫3人揃い踏み」という、まさに、「最も華やかな場面」で歌われている曲です)、「テレビ番組出演」の映像ですが、ブロンドのショートカットの女性が、劇中で「マンドリーヌ」(「マギー」の妹)を演じたエロディ・マルトレ(1995-)で、当時はまだ、「20歳」という若さでした。

(2015年11月21日公開)

 

 

 

 

この曲についての記事(「歌詞対訳」も載せています)

 

 

 

 

そのエロディ・マルトレの、当時の「インタビュー映像」です。

 

 

 

そしてその、「マンドリーヌ」のソロナンバー、「il jouait du piano debout "彼は立ったままピアノを弾いていた"」(1980)(「実際の公演」の映像)。

(この曲は、アメリカの「伝説的ロック歌手」、ジェリー・リー・ルイスのことを歌っているもので、「間接的に」ではありますが、その代表曲、「Great Balls Of Fire "火の玉ロック"」が歌われた、映画「トップガン」シリーズとも、少々「つながり」があります)

 

 

 

 

この曲についての記事(「歌詞対訳」も載せています)

 

 

 

 

こちらは、「メンバー交代後」の映像ですね。

 

 

うち、「オリジナルメンバー」で残ったのは、「マティス」役のヴィクトール・ル・ドゥアレック(1994-)と、「アンジェリナ・デュマ」役のコランティーヌ・コリエ、そして、「テネシー」役のグワンダール・マリムゥトゥ(1995-)「3名」です。

(2017年7月30日公開)

 

 

 

 

「DVD」も発売されていますが、「PAL」に対応している再生機器が必要です。

 

 

 

「CD」もまだ、入手が「可能」です。

 

 

 

 

動画サイト公式チャンネル(「公式サイト」は、現在ではもう、「こちら」のみです)

 

 

 

今回の曲(「Mandoline "マンドリーヌ"」)が登場する場面について書いている記事

 

 

 

 

今回のこの曲、「Mandoline "マンドリーヌ"」は、1983年2月に発売されたアルバム、「voyou "ろくでなし"」からの1曲です。

 

 

 

前年、1982年には、アメリカでのミュージカル上演のため、「Dreams in Stone "ドリームズ・イン・ストーン"」という作品を書き上げ、有名ミュージシャンたちとともに、レコーディングまで行ないましたが、結局、「上演」されるまでには至らず、「失敗」に終わりました。

 

 

 

 

とは言え、その「楽曲の魅力」は、「AORファン」からも「称賛」されているところであり、この、いかにもミシェル・ベルジェ」という、「Anything Can Happen Here(ここでは何だってあり)」は、マックス・グローネンサール(マックス・カール)(1950-)による歌唱です。

 

 

また、本作から唯一、「チャートイン」(ビルボード、「アダルト・コンテンポラリー」で最高「23位」)を果たしたのが、ロザンヌ・キャッシュ(1955-)の歌う、こちらの「Innocent Eyes "イノセント・アイズ"」でした。

 

 

 

日本でも、「タワーレコード」から、2010年に発売となっています。

 

 

 

 

 

フランスの音楽界に戻ったミシェル・ベルジェが、早速「発表」したのが、今回の曲を含むアルバム、「voyou "ろくでなし"」というわけですが、こちらは「大ヒット」となり、「シングル」も、「2枚」が発売となりました(他に、「プロモーションシングル」も1枚あります)。

 

 

いくつかの曲では、「シンセサイザー」も導入されており、まさに、「新しい時代」を感じさせるアルバムです。

 

 

(また、ランディ&マイケル・ブレッカー兄弟、トム・マローンといった、「アメリカ」の有名ミュージシャンも参加しています)

 

 

 

 

最初の「シングルカット」曲となったのが、やはり「voyou "ろくでなし"」(1983年2月、または4月発売)ですが、この曲の「B面」が、今回の曲、「Mandoline "マンドリーヌ"」です。

(こちらはやはり、1983年5月、「パレ・デ・スポール(ドーム・ド・パリ)」公演から)

 

 

 

 

この曲の記事(「歌詞対訳」も載せています)

 

 

 

 

2枚目の「シングルカット」となったのが、こちらの曲、「les princes des villes "都会の王子たち"」。

 

 

こちら、1986年4月の、「ゼニット・パリ」での公演では、ガラリとイメージを変えて、「シンセサイザー」中心の、「深遠なアレンジ」となっています。

(この曲もまた、ミュージカル「RESISTE」の劇中で歌われています)

 

 

 

 

この曲の記事(「歌詞対訳」も載せています)

 

 

 

 

「プロモーションシングル」(1983年9月)としても発売された、「(tu es ma )lumiere du jour "君は僕の陽の光"」が、上掲の曲、「les princes des villes "都会の王子たち"」「B面」ですが、これは、「妻」である、フランス・ギャルに捧げられた1曲でもあります。

(こちらも1983年5月、「パレ・デ・スポール(ドーム・ド・パリ)」公演から)

 

 

 

 

この曲の記事(「歌詞対訳」も載せています)

 

 

 

 

 

その、「パレ・デ・スポール(ドーム・ド・パリ) 1983」にて歌われた曲ということでは、こちら、「seras-tu la? "君は、そこにいてくれるだろうか? (明日も一緒に)"」(1975)もありますが(「正式な記事」もあります)、この曲もまた、1980年代に入って、あらためて歌って大成功となった(再評価された)曲」のひとつだと言えます。

 

 

 

アルバム「voyou "ろくでなし"」の中の曲ということでは、この「squatter "不法占拠者"」もまた、「興味深い1曲」だと思います。

(「プロモーションシングル」の、「B面曲」でもありました)

 

 

 

「不法占拠者」...

僕はいつでも、他所者だと感じている

「不法占拠者」

僕の本当の家は、僕の心の中だけにある

昨日のすべてのイメージ

僕の、すべての苦い恋

それらが、僕の唯一の宝もの

僕の街、僕の宇宙

「不法占拠者」

それが音楽、僕の地球...

 

 

 

 

 

ミュージカル「RESISTE」ということでは、やはり、その「テーマ曲」でもある「resiste "レジスト"」(1981)を、あらためて、載せておくことにしましょう。

 

 

 

こちらは、「オリジナルメンバー」による「MV」です。

 

 

「ダンサー」による、その「印象的なダンス」も、収録、公開されています。

 

 

フランス・ギャル自身の歌唱映像はこちらをどうぞ。

(この曲にも、「正式な記事」があります)

 

 

 

 

 

それでは以下に、今回の曲、「Mandoline "マンドリーヌ"」(1983)の歌詞を載せておくことにいたしましょう。

 

 

 

この曲で言う「マンドリーヌ」とは、貧しくても、太陽の下で踊る、「小さな女の子」の名前を表しており、実際に、ミュージカル「RESISTE」で、「テネシー」により歌われた際には、「petit enfant (小さな子ども)」が、「petit oiseau (小さな鳥)」に変更されています。

 

 

 

そのミュージカル「RESISTE」では、ミシェル・ベルジェ、フランス・ギャルの曲中に登場した人物名が、ほぼそのまま、「役名」として使われており、「堅実」な、「姉」の「マギー」(レア・ドゥロー)に対し、「自由奔放」な「妹」が、この「マンドリーヌ」でした。

 

 

 

その彼女たちが、「家業」である、「クラブ」「危機」に立ち向かうというのが、このミュージカルの「大筋」です。

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

それではまた...。

 

 

 

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Mandoline  マンドリーヌ

 

 

dans ce quartier il y a plus de misere

c'etait ecrit encore hier

dans un journal qui trainait par terre

de temps en temps il y a des hommes d'affaires

qui veulent construire des cages de verre

des bureaux et des espaces verts

*mais il y a deux petits yeux qui voient ca de haut

deux petites flammes comme des flamencos

 

このあたりでは、貧しい人々が増えている

つい昨日、道に落ちていた新聞にも

書かれていたことだ

時々目にするビジネスマンたちは

「ガラスの檻(高層ビル)」を作りたがっている

オフィスと、緑のスペースを

*でもそれを、空高く(天?)から見ているふたつの小さな瞳がある

フラメンコのような、ふたつの小さな炎が...

 

heureusement qu'il y a Mandoline

petit enfant(**oiseau), petite merveille

heureusement qu'il y a Mandoline

Mandoline danse au soleil

Mandoline

Mandoline...

 

幸いなことに、ここにはマンドリーヌがいる

小さな子ども(**小さな鳥)、小さな奇跡よ

幸いなことに、ここにはマンドリーヌがいる

太陽のもとで踊るマンドリーヌよ

マンドリーヌ

マンドリーヌ...

 

tous ses grands freres sont des mauvais garcons

qui finiront tous en prison

c'est ce qu'on leur promet du haut des balcons

si "Dieu n'existe pas, le salaud"

c'est qu'il nous laisse tout sur le dos

et on se dit souvent que c'est vraiment trop

*mais il y a deux peits yeux qui voient ca de haut

deux petites flammes comme des flamencos

 

その兄たちはみんな、不良少年で

ついにはみんな、刑務所に入るのだろう

これは、バルコニーの上で彼らに言ったこと

「神様なんているものか、この野郎!!」

それは神が、私たちの背中に、すべてを委ねているから

私たちはしばしば、それを、「重すぎる」と言う

*でもそれを、空高く(天?)から見ているふたつの小さな瞳がある

フラメンコのような、ふたつの小さな炎が...

 

heureusement qu'il y a Mandoline

petit enfant(**oiseau), petite merveille

heureusement qu'il y a Mandoline

Mandoline danse au soleil

Mandoline

Mandoline...

 

幸いなことに、ここにはマンドリーヌがいる

小さな子ども(**小さな鳥)、小さな奇跡よ

幸いなことに、ここにはマンドリーヌがいる

太陽のもとで踊るマンドリーヌよ

マンドリーヌ

マンドリーヌ...

 

 

 

*(訳注)「貧民街の高層アパートから」とも取れるし、「天国から」とも取れる...

 

 

 

(daniel-b=フランス専門)