今回の記事は、前回、「9月2日」の模様に引き続いてお送りするため、その「リブログ」としています(「元の記事」もぜひ、ご覧ください)。

 

 

今年は、開催に先立ち、細川俊夫音楽監督(1955-)、伊藤恵(いとうけい)コンサートプロデューサー(1959-)から、「メッセージ(あいさつ)動画」が届いていました...。

(2026年6月10日公開)

 

 

 

またこちらは、「以前の動画」ですが、現在、金曜、土曜の「本公演」に先立って行なわれている、「新しい地平コンサート」のコンセプトについて、細川音楽監督が、自ら、コメントしているものです。

(2014年6月1日公開)

 

 

 

 

「武生国際音楽祭」公式サイト

 

「メインコンサート」のプログラムも「こちら」から。

 

 

 

テーマが「クラシック音楽」の記事一覧(この他、「作曲家別」、「ジャンル別」の記事もぜひ、ご覧ください)

 

 

 

 

さて...

 

 

 

今年も何とか、「2公演参戦」とすることが出来た、「武生国際音楽祭2026」(8月30日~9月6日。「越前市文化センター」他)...。

 

 

 

「すべてのコンサートが聴けるパスポート」(15000円)など、「割安なチケット」も、いくつか用意されてはいるのですが、

 

 

 

「全公演参戦」は、

 

 

 

「現状ではまず無理」

 

 

 

というのが、「本当のところ」でして...(「当たり前」か...)。

 

 

(かつて、この「パスポート」で、「一度」だけ、「メインコンサート皆勤」とした年がありました...)

 

 

 

 

今年は、本当に残念ながら、「ファイナル」(6日16時開演)への参戦は叶わなかったのですが、代わりに、その前夜、5日土曜日の「メインコンサート」(19時開演)へは、足を運ぶことが出来ました。

 

 

 

 

この日のプログラムは、

 

 

 

 

「弦楽四重奏+ (伊藤恵プロデュース 2)」...。

 

 

 

 

細川俊夫音楽監督と並んで、当音楽祭の、「コンサートプロデューサー」を務めている、「日本を代表」するピアニスト、伊藤恵さん(いとうけい)が、直々に「登場」するというプログラムですが、

 

 

 

このタイトルの公演への参戦は、私自身、何と、2019年以来、「7年ぶり(!)」ということにもなりますかね...。

 

 

(...もっとも、「4年ぶりの参戦」となった、「2023年ファイナル」でも、ドヴォルザークの「ピアノ五重奏曲第2番 イ長調 op.81 B.155」で弾かれていましたし、今音楽祭でも、すでにロビーでお見かけしているので、そこまで、「久しぶり」という感じもしませんが...)

 

 

 

 

(参考)「2023年」、「2019年」参戦時の記事。

 

 

 

 

(もちろん、2018年以前も、「曜日の都合」により、聴きに行っているのはこの、「伊藤恵プロデュース」と題されたプログラムが、「ほとんど」です...)(「記事」もあります)

 

 

 

 

 

それでは、今回のコンサートで演奏された曲目を、「簡単に」ではありますが、少し、紹介してみることにいたしましょう...。

 

 

(*「映像」、「音源」は、「参考」として、「動画サイト」にアップされているものの中から選んでおり、「今音楽祭」のものではありません。

 

 

また、実際の演奏が、「大変素晴らしかった」ことは、もう、言うまでもありません...)

 

 

 

 

 

まず最初は、やはりラヴェル(1875-1937)の、「若き日の作品」ながら、「代表作」のひとつとまで称えられている名曲、「弦楽四重奏曲 ヘ長調」(1902-03)。

 

 

 

「敬愛する師」、フォーレ(1845-1924)「献呈」されていますが、むしろ、やはりその10年前、「弦楽四重奏曲 ト短調  op.10」(1893-94)を書いているドビュッシー(1862-1918)に、「絶賛」されたという作品です。

(「サッコーニ四重奏団」。2015年ロンドン、「ウィグモア・ホール」にて)

 

 

 

まさに「同演奏」を、「譜面付き」でどうぞ。

 

 

 

 

ラヴェルは、ドビュッシーの作品を「手本」とし、「初演」(1904年3月5日)に際して、ドビュッシーから、「助言」もありましたが、後に、「出版」(1910年)にあたり、「大幅な改訂」を施したということです。

 

 

 

 

(参考)ドビュッシー「弦楽四重奏曲 ト短調  op.10」の、「譜面付き演奏」。

 

 

 

 

(参考記事)ラヴェルの「弦楽四重奏曲」の成立過程

 

 

 

 

 

そして、そのフォーレの、やはり「代表作」のひとつ、「ピアノ四重奏曲第1番 ハ短調 op.15」(1876-79/1883改訂)。

 

 

 

当時、「多忙」を極める中、「親交」のあった歌手の、そのとの婚約が、一方的に「破棄」されるなど(その理由は、「不明」のまま...)、精神的に、「大変厳しい日々」を送っていたというフォーレ...。

 

 

「最終楽章(第4楽章)」は、後に書き直され、「決定稿」は、1883年に完成となりましたが、これは、友人たちの「感想」に、「不安を感じたから」とも言われています。

 

 

そして、「ボツ」となったその「初稿」は、晩年、「完全に処分された(ようだ)」ということです...。

(今音楽祭で、この曲のピアノを担当されていたのが、伊藤恵さんです)

 

 

 

 

私自身、「実際の演奏で目にした」のはたしか、「今回が初めて」だったかと思いますが、今音楽祭で、この曲を演奏されていた、ヴァイオリンの山根一仁さん(やまねかずひと)(1995-,「エール弦楽四重奏団」メンバーとして、先述の、ラヴェルも演奏)がまず、上掲の映像にもある、「電子楽譜(デジタル譜面)」を使われていましたね。

 

 

(他にもうひと方、いらっしゃったような...)

 

 

 

 

山根一仁さん公式サイト

 

 

 

 

「譜面もデジタル化」で、大変「便利」な世の中になったとも思いますが、

 

 

 

一方でやはり、「譜めくりのプロ(ピアノ)」も、まだまだ「健在」なようで、

 

 

 

この日も、伊藤恵さんについて、担当されていらっしゃいましたが(2日公演」でも担当)、

 

 

 

「速い曲」でも、よくもまあ、あんなに「正確」に譜めくり出来るものだと、毎度毎度、本当に、「感心」してしまいます...。

 

 

 

 

 

その、フォーレの曲も、同様に、「譜面付き演奏」を載せておきましょう。

 

 

 

 

(参考)大変「興味深い」考察を見つけました...。

 

 

 

 

今回は、「前半」から、「室内楽の大曲」が2曲続いたため、その、「前半終了時」の時刻は、「20時12分」となっていました...(この後、15分間の「休憩」です)。

 

 

 

 

 

「後半」は、そのフォーレにも、「大きな影響」を与えていると見られる、フランク(1822-90,「(現在の)ベルギー」出身)の、「代表的名曲」のひとつ、「ピアノ五重奏曲 ヘ短調」(1878-79)。

 

 

 

リスト(1811-86)に影響を受けた、「循環形式」(「共通の主題」で、楽曲全体の「統一」を図る手法)を好んで使用した「後期」のフランクはまた、ワーグナー(1813-83)の影響も受けたことで、「旺盛な作曲意欲」を見せ、その「傑作」(「交響曲ニ短調」など)を、次々と生み出したということです。

 

 

1880年の「初演」には、関係の深かった、サン=サーンス(1835-1921)ピアノを務め、この曲を、「献呈」するつもりでいたそうですが、サン=サーンスはどうも、この曲が「気に入らなかった」ようで、演奏終了後、そのまま、「会場を後にした」ということです...。

 

 

こちらも、「譜面付き演奏」をぜひどうぞ。

 

 

 

 

 

「終演時」にはやはり、21時11分」となっており、これではやはり、「21時16分発」の「ハピライン」(今年は、あらかじめ、「メモ」して行きました...)にはもちろん、間に合うはずはありません。

 

 

 

同様に、「越前たけふ駅」からの「新幹線」(「8月15日」にも利用した、21時54分発、「つるぎ48号」)も、文化センターにはタクシーが常駐しておらず、やはり、「武生駅」までは「徒歩」のため、もう間に合いません...。

 

 

 

...となればもう、「22時17分発」(福井駅着22時37分)の「ハピライン」に乗るまでですが(以前はまさに、21時54分発の「サンダーバード」があったんだがなあ...)、幸い、文化センターの「隣り」が「コンビニ」なので、「慌てる必要」など、まったくありません...。

 

 

 

ここで「夜食」を調達し、駅に戻ると、もう、それなりに、「いい時間」にもなっていました。

 

 

 

 

「武生駅で気になること」と言えば、昨年、「万博の展示」で貸し出された、「越前打刃物」によるオブジェ、「昇竜」がまだ、「戻ってきていないこと」ですが、これは今後、いったい、「どうなる」んでしょうかね...。

 

 

 

ちょっと、「事情がよく分からない」ので、「不安」でもあります...。

 

 

 

 

 

駅で少し休んでいると、すぐ、「電車の時間」にもなりましたので、まさに「慌てなくて正解」でしたが、

 

 

 

それにしても思うのは、

 

 

 

 

「新幹線開業のおかげで、ハピライン(「在来線」)の方が大盛況」

 

 

 

 

だということ...。

 

 

 

 

「福井-敦賀間」はまさに、「かつての特急の代用」で利用されており、きっぷを買い間違わなければ(「JR」とは、もちろん、「別会社」です...)、「特急料金1870円(普通車自由席)」はもちろん、「不要」なわけで...。

 

 

 

最近、特にそうした利用が増えて、「着席するのも難しい状況」が続いているのですが(今回は、「2往復」とも座れました...)、この時間、「上り」(反対方向、「敦賀行き」)ももちろん「混雑」していて、

 

 

 

つくづく、

 

 

 

 

「JRもバカなことしたなあ...」

 

 

 

 

と、思いました。

 

 

 

 

もっとも、新幹線を「現駅(武生駅)併設」にしていたら、

 

 

 

「便利」な反面、

 

 

 

それこそ、

 

 

 

「民業圧迫」

 

 

 

にも、なっていたでしょうけどね...。

 

 

 

 

ただ、もともと、「混雑回避」のため、「特急」を使っていたということもあるので、

 

 

 

特に混雑の「ひどい」区間(IRいしかわ鉄道「小松-金沢間」など)

 

 

 

ではやはり、「在来線を敬遠」ということも、今後は出て来ることでしょう...。

 

 

(そもそも、「新幹線福井駅」を、「2面4線」で作れなかったのが、「大きな間違い」...)

 

 

 

 

「ハピラインが業績好調」なのは、「大変喜ばしいこと」、ではあるんですけどね...。

 

 

 

 

最後はちょっと、「愚痴っぽく」なりましたが...。

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

それではまた...。

 

 

 

(daniel-b=フランス専門)