今回の記事は、劇場公開時の記事を「リブログ」して書いています(「元の記事」もぜひ、ご覧ください)。
「予告編」です。
3月1日に公開された、「ロングトレーラー」です。
そしてこちらは、公開前日の「ファイナルトレーラー」となります。
(「70分作品」とは、とても思えない「スケール」です!!)
こちらは「特報」です(2023年9月15日公開)。
「DVD」と「アニメコミック」(下記参照)が「セット」となった商品も発売されています。
「アニメコミック」(単体)は何と、劇場公開の翌週に、早くも発売となりました。
「映画ノベライズ本」も発売となっています。
また、今回、映画の「キャンペーンソング」として、ロックバンド「NEMOPHILA(ネモフィラ)」の最新曲、「ODYSSEY」が選ばれました。
その「NEMOPHILA」からの「コメント映像」です。
今回の曲、「ODYSSEY」が収録されている最新アルバム「EVOLVE」はこちら。
「NEMOPHILA」公式サイト
映画公式サイト
テレビアニメ「おしりたんてい」公式サイト
「ポプラ社」公式サイト(「児童書/絵本」)
「アニメ」がテ―マの記事一覧(今後、「再編」することも検討しています)。
さて...
3月20日に公開となった映画、「おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ」のDVDが、7月10日、早くも発売となりました。
この「おしりたんてい」、「原作」は、トロル名義の作者による「児童書/絵本」のシリ―ズ(2012年~)ですが、2018年、「NHK Eテレ」によって「テレビアニメ化」された後、翌2019年には、「映画化」もされました。
そしてついに、初の「単独長編映画」として登場したのが、2022年公開の前作、「おしりたんてい シリアーティ」です。
「こちら」ですね(「ファイナルトレーラー」)。
(「ゲスト声優」は何と、福山雅治さんでした!!)
この映画についての記事(「DVD」発売時)
これまでにも書いているように、この「前作」は、たった「30秒」という「特報」を見た時点でまず、その「インパクト」に「圧倒」されてしまったのですが、それで実際に見てみたら、「ミステリー(推理)映画」としても、「アクション映画」としても、かなり「本格的」で、想像以上に楽しめた、本当に、とても「素晴らしい作品」だったのです!!
私は、この映画だけで、「ファンになった」と言っても、決して過言ではありません...。
「プリキュア」シリーズの「春映画」がなくなった代わりに、その枠で公開されることになったこの「おしりたんてい」ですが、「2年ぶり」ということもあって、やはり今作も、「壮大なスケール」を感じさせる、「一大傑作」となった感を強く持ちました。
前作同様、今作も、まずは短編、「なんでもかいけつ倶楽部対かいとうU」から始まります。
この短編には、「おしりたんてい」は登場せず(「ブラウン」たちが主人公)、一見、続く本編(「おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ」)とは、何ら関係がないようにも思われますが、やはり、「プロローグ」としての重要な役割を担っています。
「10分」と、これは、前作と比べても「半分の長さ」と「短い」ですが、その分、「本編」(「約60分」)が「充実」しているとも、言えると思いますね...。
そしてその「本編」は、「10年前」のシーンから始まります。
「おしりたんてい」(CV:三瓶由布子)と、その相棒「スイセン」(CV:仲里依紗)は、美術館を襲撃した、「美術窃盗団」の動きを「先読み」し、港で待ち構えていましたが、案の定、そこへ彼らがやって来て、一戦交えることになります。
ふたりは「息を合わせ」、窃盗団から美術品を奪い返しますが、そこで、「あること」に気づいたスイセンは、翌朝、「もう、あなたの相棒ではいられなくなった」という「書き置き」を残し、そのまま、姿を消してしまったのです...。
そして「10年後」、ある日突然、そのスイセンから、「ハッタンタウンチョコレート」なるものが届きました。
チョコの「包装紙」を用いた「パズル」を解いていくと、「ハッタンタウン」の地図となり、目指す「目的地」として、「メットー美術館」が浮かび上がっても来ました。
「10年ぶりに私を呼び出して、解かせたいナゾとはいったい...」
おしりたんていは、助手「ブラウン」(CV:齋藤彩夏)を連れて、さっそく、「ハッタンタウン」に向かうことになりました...。
(ちなみに、「ハッタンタウン」は、その「語感」からも想像できる通り、現実世界の「マンハッタン(ニューヨーク)」を思わせる「大都会」です)
おしりたんていとスイセンが「学生時代」を過ごしたという「ハッタンタウン」...。
その「本編映像」(「回想シーン」)も公開されています。
(何とも「微笑ましい」場面です...)
10年ぶりに再会した、おしりたんていとスイセン...。
今は「メットー美術館」で働いているというスイセンは、このところ、各地の美術館で起こっている絵画の「贋作すり替え事件」において、「師」であり、「育ての親」でもあった「キンモク先生」(CV:津田健次郎)が関わっていることを知ったことから、事件を裏で操る、「巨大な秘密結社の陰謀」を暴き、囚われて利用されている「キンモク先生」を救い出したいと、「かつての相棒」、おしりたんていに、協力を「依頼」するというのが、その物語の「始まり」です。
こちらの「公開記念スペシャル」では、実に「興味深い」話を聴くことが出来ます。
中でも、谷上プロデューサー(東映)が挙げた、「モデル」となった3つの映画はちょっと「スゴイ」かも...。
この動画で、谷上プロデューサーも「熱っぽく」語っている通り、「おしりたんてい」は、「本格ミステリー」そのものであり、それを、「児童にも分かりやすく、面白くアレンジしたもの」という印象で、今作も、本当に「レベルが高い」と感じられました。
そうして推理が進むにつれ、おしりたんていは、この事件の「不可解」なところ、また、スイセンの「不自然」な行動にも、「気づく」ことになるのですが...。
一方で、「元相棒」であったスイセンと、「現相棒」であるブラウンとの間で生まれた、「友情」と言うか、「絆」と言うべきなのか、とにかく、そうした「エピソード」が、後のストーリー展開にも、「厚み」を与えているように感じましたね。
そして、ホントに(「最後」まで、)「鈍感」なおしりたんていも...(笑)。
「後半」に入ると、「アクション」要素も強くなり、「緊迫感」も増していきますが、何と、この「ハッタンタウン」に来ていた「かいとうU」にピンチを救われ、「ワンコロ警察」の面々の協力も得ることにより、いよいよ、物語は「核心(佳境)」へと入って行きます。
「キンモク先生」を「利用」して、「贋作」を描かせていると目される、「ビッグフラワー財団」...。
その「本拠地」での戦いは、まさに、「死闘」とも言うべきものでしたが、おしりたんていたちが「ボコボコ」にされた、「(ロボット)石像軍団」との戦いは、また違った意味で「見もの」でした(笑)。
そんな中、「印象に残ったセリフ」と言えばやはり、
「教えてやるためだよ...
お前たちの感覚こそがニセモノだとな...」
「私を認めなかったヤツらが
私の描いたニセモノを本物と思い、ほめているではないか!」
「ヤツらが大事なのは、"有名なのかどうか" だけ。
"本物の美しさ" など見ていないのだ!」
「ならば、本物だろうと、ニセモノだろうと
何の意味がある!」
...なかなか「鋭い(深い)」ですよね、このセリフ...。
(「キンモク先生」役の津田健次郎さん、本当に、「大熱演」です!!)
結局、この(「闇落ち」した)「キンモク先生」こそが、「ビッグフラワー財団」の「真の総帥(黒幕)」であったことまでは言っておきましょう。
ただ、こうした「セリフ」や、「その後の展開」が「見事」過ぎて、本当に「最後」まで、目を離すことが出来ませんでしたね。
(まさに、「そつのない」シナリオだと思います...)
そういったところにも、「制作陣」や「キャスト」の「情熱」を感じました...。
まさに、「感動のおしり」でした。
ぜひ、ご覧になってみてください!!
それでは、あらためて、「初日舞台あいさつ」の模様をどうぞ。
「おしりたんてい」役の三瓶由布子さん(1986-)は、「デビュー当時(中学生)」から知っていますが、私としては、「Yes! プリキュア5GoGo!」(2007/2008)の「キュアドリーム/夢原のぞみ」として、よく知っている方だとも言えます。
また、助手「ブラウン」役の齋藤彩夏さん(1988-)も、「魔法つかいプリキュア!」(2016)の「モフルン」役として、やはり知っている方です。
「スイセン」役の仲里依紗さん(1989-)は、先の、「屋根裏のラジャー」(2023年12月15日公開)の「エミリ」役でも、本当に、とても「素晴らしい」演技だったと思いました。
最後に、5月18日、テレビシリーズの「放送100話」(5月18日)を記念して行なわれた、「ワンコロ警察」のみなさんによる「座談会」の模様もどうぞ!!
ありがとうございました。
それではまた...。
(daniel-b=フランス専門)