今回紹介する曲は、こちらの曲とも「関連性」があることから、その「リブログ」としています(「元の記事」も、ぜひご覧ください)。

 

 

「オリジナル録音」(2010年8月20日発売)をもとに作られた、「リリック(歌詞入り)ビデオ」です。

 

 

 

「英語版」も作られ、翌2011年3月に発表されましたが、内容はまったくの「別物」で、「get a little closer "もう少し近くに"」という「ラブソング」となりました。

 

こちらも、「リリック(歌詞入り)ビデオ」にてどうぞ。

 

 

 

「フランス語圏」向けに、最初に発売されたのがこちらのバージョンです。

 

私自身は、2枚組の「デラックス・エディション」で持っています。

 

 

こちらの「Version 2.0」では、後述の、ジャン=ジャック・ゴールドマン(1951-)のカバー、「a nos actes manques "僕たちの失敗に"」(1990)など、収録曲が「追加」されています。

 

 

「英語版」のアルバム「updated」では、今回の曲、「get a little closer "もう少し近くに"」が「トップナンバー」となっています。

 

 

 

 

動画サイト公式チャンネル

 

 

 

「フレンチポップ」がテーマの記事一覧

 

 

 

 

さて...

 

 

 

少々「重い」内容の記事が続きましたので、今回は、一転して、「夏にふさわしい明るい曲」「耳なじみの良い(楽しめる)曲」を紹介してみたいと思います。

 

 

(「エクストリームな見た目」がちょっと...という方も、中にはいらっしゃるかも知れませんが...)

 

 

 

 

今回紹介する曲は、2009年から2010年にかけて録音され、発表された、M.ポコラ(1985-, 本名マテュー・トタ)の4枚目のアルバム、「mise a jour "アップデート"」(2010)から、そのタイトルナンバーとなります。

 

 

 

そしてこのM.ポコラですが、フランス東部、ドイツとの国境に近いストラスブールにて、プロサッカー選手であった、アンドレ・トタ(1950-)を父に生まれました。

 

 

 

「Pokora」という「芸名」は、父親の出身国であるポーランドの言葉で、「謙虚さ」を意味するそうですが、「ソロデビュー」の際、「マット・ポコラ」という名義が、「同じジャンル」であるアーティスト、マット・ヒューストン(1977-)に「紛らわしい」と「抗議」され、「提訴」される事態にもなったため、「M.ポコラ」に改めたということです。

 

 

 

その後、2006年に発売されたセカンド・アルバム、「player」が、フランスのチャートで「1位」を獲得し、その人気を「決定的」なものにしました。

 

 

 

国際的な活動も視野に入れて、「英語」で制作されたサード・アルバム、「MP3(=「M.Pokora3」)」(2008)は、たしかにヒットはしましたが「賛否両論」で、「期待外れ」との声も多く聞かれたようです。

 

 

 

そのため、しばしの「休養」の後、あらためて「フランス語」で制作したのが、今回の曲のアルバム、「mise a jour "アップデート"」(2010)というわけですが、このアルバムも、「賛否両論」はありながらも、「先行シングル曲」であった「juste une photo de toi "ただ1枚の君の写真"」が、この年の「NRJミュージック・アワード」(2011年1月22日発表)において、「最優秀楽曲賞」を受賞するなど、かなりの「ロングランヒット」にもなったようです。

 

 

 

 

この「juste une photo de toi "ただ1枚の君の写真"」のMVを、当時、「旅行先」であるパリのホテルで見ていたのですが(ちょうど、シングル発売の「直後」というタイミングでした)、即「気に入った」こともあって、「メモ」を取っておいたのが幸いし、その後も、「動画サイト」で繰り返し視聴した末、結果的に、「CD購入」にまでつながりました。

 

 

(「元の記事」に「歌詞対訳」を載せています。

この記事は、その「リブログ」です)

 

 

 

 

 

続いて、その後に「シングルカット」された曲もどうぞ。

 

 

 

「mirage "ミラージュ"」。

 

 

 

「a nos actes manques "僕たちの失敗に"」(「Version 2.0」に収録)。

 

 

 

先述の通り、この曲は、ジャン=ジャック・ゴールドマン(1951-)のカバーですが、「オリジナル」は、キャロル・フレデリックス(1952-2001)、マイケル・ジョーンズ(1952-)との、「フレデリックス・ゴールドマン・ジョーンズ」名義で発表された、1990年発表のアルバムからの1曲です。

 

 

こちらがその、「オリジナル」のMVとなります。

 

 

 

 

 

 

実際には「隠しトラック」もありますが、アルバムの「終曲」で、最後にシングルカットされた曲でもあるのが、こちらの作品、「en attendant la fin "終わりを待ちながら"」です。

 

 

 

 

「印象に残る曲」をあと2曲...。

 

 

 

「plus comme avant "以前のようには..."」。

 

 

「ne pour toi "君のために生まれた"」。

 

 

(その他の曲は、「動画サイト公式チャンネル」をぜひご覧ください。

 

「名曲揃い」には違いありません!!)

 

 

 

 

 

その後、2013年9月から始まった、ミュージカル「ロビンフッド(Robin des bois)」では主役を務め、「大成功」を収めました。

 

 

こちらは、M.ポコラの歌うナンバー、「le jour qui se reve "夢を見ていたあの日"」。

 

 

 

 

 

 

 

そしてこちらは、「最新」のヒット曲です。

 

 

2022年11月発売のアルバム「epicentre "震源地"」より、「qui on est "ありのままの僕たち"」。

 

 

この曲もまた、「NRJミュージック・アワード」(2022年11月18日発表)において、「最優秀楽曲賞」を受賞しています。

 

 

(ふ、老けた!!...笑。

 

 

失礼...

 

 

でも、とても素敵な曲」だと思います)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは以下に、今回の曲、「mise a jour "アップデート"」(「オリジナル版」)の歌詞を載せておくことにいたしましょう。

 

 

 

この詞は、「擬人化されたコンピューター」とも解釈が出来るので、とても「面白い」と思います。

 

 

 

そもそも今回、なぜ「この曲」について書こうと思ったのか。

 

 

 

それは、「私ごと」ではありますが、最近になってようやく、「自室の整理」が飛躍的に進み、まさに「アップデート」したと言える心境にもなって来たからです。

 

 

 

そのことで、「暗い気持ち」も、徐々に、「晴れてきた」と思います。

 

 

 

 

...とは言うものの、ここで、やはりまったく「突然」の訃報が...。

 

 

 

「がん」のため、「長い闘病生活」を送っていたフランソワーズ・アルディが、ついに「力尽きた」という、大変「残念」なお報せが入って来ました。

 

 

 

今回の記事は、そのこととはまったく「逆」の内容で大変「恐縮」ですが、後日、またあらためて「追悼記事」を書きたいと思っています。

 

 

 

いまはただ、謹んで、フランソワーズ・アルディご冥福をお祈りしたいと思います。

 

 

 

 

合掌...。

 

 

 

 

フランソワーズ・アルディ(1944.1.17-2024.6.11)

 

 

 

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mise a jour  アップデート

 

reset

j'ai formate mon systeme, yeah

je redemarre avec un son qui t'entraine, yeah

 

リセット

システムをフォーマット

起動音とともに再起動

 

 

et dans ma tete comme un virus qui me deregle

j'ai la memoire qui me rappelle que je suis en vie oh

la musique se propage, fait le buzz

piratee par tous les hackers

partout on entend les gens dire

la connexion est retablie

tout peut enfin recommencer

la connexion est retablie

la mise a jour effectuee

 

頭の中で僕を混乱させるウィルスのように

僕には、生きていることを思い出させてくれる記憶(メモリー)がある

音楽は広まり、話題になる(=バズる)

すべてのハッカーにハッキングされ

至るところで、人々の言葉を耳にする

接続は回復した

やっと再始動出来る

接続は回復した

アップデートは実行された(完了した)

 

 

je suis reactive, je suis reactive, je suis reactive, active

 

再アクティヴ化、再アクティヴ化、再アクティヴ化、アクティヴ化...

 

 

on est arrives dans une autre epoque, yeah

quand je debarque y'a toute l'industrie qui debloque, yeah

 

僕たちは別の時代に到着した

僕が到着すると、すべての産業(企業)は再開する

 

 

et dans ma tete comme un virus qui me deregle

j'ai la memoire qui me rappelle que je suis en vie oh

la musique se propage, fait le buzz

piratee par tous les hackers

partout on entend les gens dire

la connexion est retablie

tout peut enfin recommencer

la connexion est retablie

la mise a jour effectuee

 

頭の中で僕を混乱させるウィルスのように

僕には、生きていることを思い出させてくれる記憶(メモリー)がある

音楽は広まり、話題になる(=バズる)

すべてのハッカーにハッキングされ

至るところで、人々の言葉を耳にする

接続は回復した

やっと再始動出来る

接続は回復した

アップデートは実行された(完了した)

 

 

generation connectee

accede a mon serveur, mon serveur

telecharge appuie sur play

plus de son dans les boomers

ecoute ce que j'ai a te dire

 

接続の世代

サーバーに接続を、サーバーに接続を

「再生」を押してダウンロード

もっと音量を

僕が言うことをよく聞いて

 

 

comme un virus qui me deregle

j'ai la memoire qui me rappelle que je suis en vie oh

la musique se propage, fait le buzz

piratee par tous les hackers

partout on entend les gens dire

la connexion est retablie

tout peut enfin recommencer

la connexion est retablie

la mise a jour effectuee

 

僕を混乱させるウィルスのように

僕には、生きていることを思い出させてくれる記憶(メモリー)がある

音楽は広まり、話題になる(=バズる)

すべてのハッカーにハッキングされ

至るところで、人々の言葉を耳にする

接続は回復した

やっと再始動出来る

接続は回復した

アップデートは実行された(完了した)

 

 

la connexion est retablie

tout peut enfin recommencer

la connexion est retablie

la mise a jour effectuee

 

接続は回復した

やっと再始動出来る

接続は回復した

アップデートは実行された(完了した)

 

 

je suis reactive, je suis reactive, je suis reactive, active

 

再アクティヴ化、再アクティヴ化、再アクティヴ化、アクティヴ化...

 

 

(daniel-b=フランス専門)