今回の「リバイバル上映」に際しての「予告編」です。
こちらは、山崎まさよしさん(1971-)による主題歌、「One More Time, One More Chance」(1997年1月22日発売/2007年3月3日「Special Edition」発売)。
(今回の「桜前線上映」についての記事 「コミックナタリー」さん)
https://natalie.mu/comic/news/560451
2011年11月に発売された「インターナショナル版 Blu-ray」は、「多言語対応」の仕様となっています。
こちらは、2008年に発売された「オリジナル版(通常盤)」です。
こちらは、「主題歌シングル」として「再発売」となった、山崎まさよしさんのCDの「Special Edition」です。
新海誠監督(1973-)自身の手による「小説版」です。
映画公式サイト
(新海誠監督公式X)
https://twitter.com/shinkaimakoto
(映画「すずめの戸締まり」公式X)
https://twitter.com/suzume_tojimari
「新海誠監督作品」がテーマの記事一覧
(旧「君の名は。」テーマの記事も、すべて含まれています)
さて...
今回は、本当に「直前」まで気が付かなかったのですが、10日に更新された、「福井コロナシネマワールド」の「上映スケジュール」を確認していたところ、何とも「驚き」の映画のタイトルが...。
「福井コロナシネマワールド」公式サイト
...そう、それが、今回の作品、「秒速5センチメートル」だったのですが、
「なぜ今?」
と思い、情報を検索してみたところ、「リバイバル」で、しかも、「桜前線上映」ということで、3月29日から、「東京」を含む「西日本から南関東」、また、4月12日金曜日から、「北陸」を含む、「北関東から北海道」の劇場、合計106館で、「2週間の期間限定上映」となることが分かりました。
この「秒速5センチメートル」、この映画の「ファン」ならもちろん、「映画ファン」の間でも、「高い評価」をもって知られている「名作」ですが、何を隠そう、この作品は、あの新海誠監督(1973-)が、2007年に発表した、自身「3作目」となる、「原作/脚本/監督作品」なのです!!
その当時の、新海誠監督のインタビュー映像もあります。
(わ、若い!!...笑)
というわけで、その「上映初日」(4月12日)、さっそく見に行ってきたのですが(「福井コロナシネマワールド」にて、15時から)、福井県では、「この1館のみ」の上映なので、「平日日中」にもかかわらず、客席はやはり、かなり埋まっている状況でした。
この「秒速5センチメートル」というタイトルは、「桜の花びらが舞い落ちる速度」を表しているということですが、惹かれ合っていた男女の、「時間」と「距離」による「変化」を、「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」という、「短編3話」からなる「連作」として描いた作品です(上映時間は、合計で「63分」)。
この映画、私としてはやはり、「刺さるもの」がありましたね。
「刺さり過ぎて、痛かった」くらいです...。
先月書いた記事、「あの素晴(ら)しい愛をもう一度」じゃないですけれども、とにかく、あれほどまでに「惹かれ合っていた二人」なのに、「時の流れ」というのは、とても、「残酷」なもので...。
私自身、この映画は、どこかに「録画」して残してあるはずなのですが、ちゃんと見ることがないまま、時が過ぎてしまいました。
そんなこともあって、「どうせ見るなら、この機会に、劇場で」となったのですが、「想像以上に素晴らしい作品」であったことに「感激」し、また、大変「驚かされ」もしました。
2016年の「君の名は。」以前の作品ですが、もうすでに、「以降の作品」への「下地」は「整っている」という印象でもありました。
新海誠監督にとって「転機」ともなり得た、「*東日本大震災」を、この後にはさむわけですが、この当時においても、自身が描きたいものの「ビジョン」は、やはり「明確」に持っていて、その後の作品、「君の名は。」「天気の子」でも用いられた、新海誠監督「お得意」の手法、詩情にあふれた「モノローグ」により、ストーリーを展開していくところが、やはり、「心にしみる」と感じられましたね。
(*なお、本日4月14日は、2016年の「熊本地震(前震)の日」でもあります!!)
第1話「桜花抄」では、個人的には、「鉄道ファン」的な「興味」も少しありましたが、明里(CV:近藤好美)の待つ、栃木県内のローカル駅(両毛線「岩舟駅」)へ向かう途中、「大雪」のため、何度も行く手を遮られたにもかかわらず、あきらめずに向かった貴樹(CV:水橋研二)と、やはり、それをあきらめずに待っていた、明里の、その「想い」が、本当に、胸に「痛いくらい」突き刺さりました。
結末は、「君の名は。」のちょうど「逆」のようにも感じられましたが、「大切なひとのもとへ、何としてもたどり着く」という「図式」と、その「描き方」は、やはり新海誠監督であると感じました。
2017年11月、この作品、また、新海誠監督の「大ファン」であるという神木隆之介さん(1993-)が、その監督とともに、当時の「新海誠展」開催に向けての会見に臨んだ際の映像です。
(神木隆之介さんは、「君の名は。」「天気の子」の立花瀧役を務め、「すずめの戸締まり」でも、監督に請われて、「芹澤朋也」役で出演しています。
この「新海誠展」では、「音声ガイド」を担当していました)
「新海誠展」(2018年10月「金沢開催」)についての記事(2018年10月18日付け)
「余談」ながら、先日、「地上波」でも初放送となった際、「Netflix」にて「見放題独占配信」が発表された、映画「すずめの戸締まり」...。
この動画では、制作時の「秘話」が明かされています。
(「劇場公開時」にはゲッソリ痩せていて、「重病か!?」と、一瞬「不安」にもなった新海誠監督。
この、「現在の様子」からすると、やはり、「激務」のためだったんだなあ、とあらためて思い、ちょっと「ひと安心」...)
「Netflix」公式サイト
映画「すずめの戸締まり」公式サイト
こちらは、2015年12月、新海誠監督の「これまでの作品」を振り返るとともに、翌年公開となった最新作、「君の名は。」の「特報」もあわせて収録した、「スペシャル動画」となっています。
(もちろん、「今回の作品」も含まれています)
そして何と、5月には、「第2弾」として、こちらの映画の「リバイバル上映」も予定されています!!
「雲のむこう、約束の場所」(2004)
映画公式サイト
この映画も、めっちゃ見たかった作品!!
まさかここで、「劇場で見る機会」を与えられるとは...。
今作の、「ひとつ前の作品」に当たり、新海誠監督「初」の「長編」となった1本です。
「福井コロナシネマワールド」は...
もちろん、「取ってくれてる」よね?...
今回の、この「連続上映」って、やはり、「来年」にも予想される、「新作公開」に向けての、ひとつの「布石」でもあるのかな...?
何にしても、これは本当に「楽しみ」です!!
ありがとうございました。
それではまた...。
(daniel-b=フランス専門)