今回の記事は、映画「すずめの戸締まり」の記事として、何と、「17回目」の「リレー」ということにもなります。

 

「前回」に引き続いての「Blu-ray発売」の記事となりますが、これで「完結」です。

 

やはりまずは「予告編」から...。

 

 

「予告2(本予告)」は、2022年9月29日の公開です。

 

2022年7月15日に公開された「予告編1」は、主題歌の「PV」という性格が強いものでもありました...。

 

 

劇中の主な楽曲(「劇伴」)の「ライトモチーフ」ともなっているこの主題歌、「すずめ feat.十明」。

 

「聴けば聴くほど深い」、「かけがえのない」、「愛おしい」、本当に、「大切な歌」となりました(見るたびに毎回、そう思いながら、ともに「歌って」もいます...)。

 

「最後」は、「この曲」で、物語全体を「締めくくる」ように、その「幕」を閉じることになります...。

(今回は、この曲の歌詞を、記事の最後に掲載しています!!)

 

 

その直前、とても「印象的」な「ラストシーン」は、まずこの曲、「カナタハルカ」から始まります。

 

「安らぎ」に満ち、「また新たな旅」へと、誘ってもくれそうな曲で、「象徴的」でもあります...。

 

 

「コレクターズ・エディション」は、本当に「豪華」なセットです。

 

「Amazon限定」の「特典」としては、「エンディング」の「名場面」が描かれた「保護ケース」、また、「台紙付きポストカードセット」、そして、「折り畳みスタンド付きキャラファインマット」が付いて来ます!!

 

 

 

 

こちらの「オリジナル・サウンドトラック」(CD)には、「主題歌」が、2曲とも、収録されています。

 

 

こちらは、新海誠監督自身の手による「小説版」です。

 

 

 

 

より「専門性」を求める向きにはこちらも...。

 

 

 

 

映画公式サイト

 

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「新海誠監督作品」がテーマの記事一覧

 

(旧「君の名は。」テーマの記事も、すべて含まれています)

 

 

 

さて...

 

 

9月20日、ついに「発売」となった、新海誠監督(1973-)の最新作、映画「すずめの戸締まり」(2022年11月11日公開)のBlu-ray & DVD...。

 

 

また、この発売を記念して、同日より、「全国100館」において、新海誠監督自身が「再編集」した、「特別版」による「おかえり上映」もスタートしたことは、「前回の記事」でもお伝えした通りです(10月5日まで)。

 

この映画、「すずめの戸締まり」は、2023年9月25日(月)から、29日(金)までの「5日間」を描いている作品で、現在、まさに、その「リアルタイム」にいるとも言えます。

 

私としても、やはりこの作品は「劇場で見るべき」だと考えていますので、もし「興味」がおありでしたら、一度は、「劇場」に足を運ぶことをお薦めいたします。

 

 

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代々続く「家業」である「閉じ師」として、「全国」を渡り歩いている青年、草太(CV:松村北斗)は、実はまだ「大学生」。

 

「閉じ師」とは別に、「教師」を目指してもいて、友人である芹澤(CV:神木隆之介)とともに、「教員採用試験」を受けることになっていましたが、宮崎の鈴芽(CV:原菜乃華)の家で、ダイジン(CV:山根あん)に「(鈴芽の)椅子」の姿に変えられてしまったことから「帰京」が遅れ...

 

と、「ふとしたこと(?)」から「壮大な物語(旅)」が始まる「きっかけ」ともなってしまった草太ですが、「普通」に見ていると、最も「謎」が多いのも、この草太の「設定」です。

 

 

そのあたりについては、新海誠監督(1973-)自身が、「入場者プレゼント(第2弾)」となっていた、「新海誠本2」で、原菜乃華さん(2003-)の「質問」に答える形で話されていました...。

 

 

「お父さんは教師です。

 

草太は隔世遺伝で閉じ師としての素質を祖父から受け継いでいますが、両親は普通の人でした。

 

父親は教師をしていましたが、草太はその素質から、早い時期に父親から引き離されてしまいました。

 

しかし草太には、教師である父親への憧れのようなものがあり、閉じ師を続けながらも、教師になりたいという気持ちも持っています...」(要約)

 

 

 

その、「閉じ師」としての草太が、「扉(後ろ戸)」を閉じる際に唱える「祝詞」(「神道」由来)がありますが、それは、次のようなものです。

 

 

かけまくもかしこき日不見(ひみず)の神よ

 

遠つ御祖(みおや)の産土(うぶすな)よ

 

久しく拝領つかまつったこの山河(やまかわ)

 

かしこみかしこみ

 

謹んで

 

お返し申す

 

 

(「声に出して言うのも畏れ多い*モグラの神よ

先祖代々の土地神様よ

長くお借りしていたこの土地

畏れ多くも

謹んで

お返しいたします」)

 

 

*新海監督は、「火・水の神」とも説明

 

 

 

これは、「土地を悼む物語」と、新海監督自身も言っている通り、住む人がいなくなった「寂しい場所(廃墟)」に「後ろ戸」(仏教用語)が開くことから、長い間、「土地の神様」からお借りしていたその土地を、謹んで「お返しする」ということです。

 

 

また、「エンディング」において、「人の心の重さが、その土地を鎮めてるんだ。それが消えて後ろ戸が開いてしまった場所が、きっとまだある」といった草太のセリフもありました。

 

 

「後ろ戸からはミミズ(災い)が出て来る」ことを考えると、「閉じ師」というのは、本当に、「大変な職業」ですよね...。

 

 

参考記事

 

 

 

宮崎で鈴芽に出逢う前の草太には、「いざとなったら、自らが要石となる覚悟もあった」とも思われることから、「イケメン」なのに、どことなく「愁い」を帯びた表情で、「人付き合いも苦手そう...」「孤高で神秘的な...」といったイメージもあったのですが(新海監督が、この「草太」役に、松村北斗さんを選んだ「決め手」となったのも、「声の裏にある切なさ」だったということです...)、「椅子の姿」になりながらも、ダイジンを追って、鈴芽と旅を続けるうちに、次第に、「生きる」ということについての「想い」が高まっていき、特に最後には、「鈴芽とともに生きたいという感情にまで登りつめた」とみるのが、このストーリーの、「正しい見方」だと言えると思います。

 

 

一方の鈴芽も、幼い頃に「被災」し、「震災孤児」となったことから、「生きるか死ぬかなんて、ただの運なんだって、小さい頃からずっと思ってきた」と、草太の祖父、羊朗(CV:松本白鸚)にも明かしたように、彼女もまた、「いつでも死ぬ覚悟は出来ている」みたいな、時には「向こう見ず」な行動も目立ちましたが、最後にはやはり、「もっと生きたい」、「ひとりは怖い」、「死ぬのは(やはり)怖い」との思いに至ったことから、あの「奇跡」にまでたどり着きました。

 

 

旅の途中でも、あれほど「お互いを気遣う」二人でしたから、私としても、「ぜひとも応援したい」、「二人の幸せを願わずにはいられない」とまで思わせた、まさに、「理想のカップル」でもありましたね。

 

上映期間の「後半」には、すでに、「子連れの若い夫婦」を思わせる、新ビジュアルの「宣材(「ポスター」など)」が出てもいましたから、もし、「次回作」など、「未来の作品」で「再登場」する機会があったら、ぜひ、「夫婦役」で出て来てほしいですよね...(こんな風にまで思わせるキャラクターって、本当に、そうは「いない」ですよ...)。

 

 

ちなみに、「一番最初の感想」って、「こんな感じ」でした...。

 

(2022年11月14日付け)

 

 

 

こんな「ヘンな記事」も書きました...。

 

 

(↓↓)コレラノ記事ハ、「コワレテ」イマス... 

 

 

 

 

「ヘン」と言えば、こんな「ホラー映画予告風」の動画も...(「君の名は。」の時にもありましたよね...)。

 

 

「リンク」のため、「別ウィンドウ」が開きます。

 

 

 

あと、私自身が見た「不思議な夢」をもとに書いた小説が、「戸をくぐると不思議な世界へ入り込んでしまった」というところで、何となく「似ている(?)」ような気が...

 

 

「しなくも...なくもなくもなくもなくもなくもない!!」(by 陽菜 from「天気の子」)(笑)

 

 

2022年1月3日付け(「その4」まであります...)

 

 

 

あと、「すずめの戸締まり展」の記事でも触れていた、「JR東海パッセンジャーズ」とのこの「コラボ商品」...。

 

「再販希望」という「リクエスト」を出したら、その後、無事「入手」が叶いました!! (...でも、正直、「実際に使うのはちょっと...(使えない)」...笑)

 

 

(現在でも、入手は「可能」なようです...)

 

 

 

 

そして、「鈴芽」役、原菜乃華さん(2003-)のファースト写真集、「はなのいろ」は、10月30日発売!!

 

 

 

 

もちろん私は、「ソッコー」で「予約」いたしました!! (笑)

 

 

 

 

新海誠監督も、「アニメ映画監督」としてはもう、「20年」というキャリアとなりました。

 

こちらは、2016年の「君の名は。」公開時点での案内動画ですが、「興味」が湧いた方はぜひどうぞ!!

 

 

 

冒頭にも書いている通り、「すずめの戸締まり」の記事としては、これが「17回目のリレー」(「18本目」)ということにもなります。

 

 

本当に、われながら「よく書いた」ものだとも思いますが、これで「終わり」というわけではなく、今後、「聖地巡り」、もしくは、「フランス盤発売」などで、「新しい情報」が入った際には、また、「リブログ」として続けていきたいと思っています。

 

 

 

思えば、昨年5月27日公開の「巨大な黒船」、「トップガン マーヴェリック」も、10月27日までの「本上映時」に「71回」。加えて、「アカデミー賞」関連の「再上映」での「2回」(2023年3月)もあわせて、劇場で、合計「73回」も見た作品となりました。

 

 

「すずめの戸締まり」も、2022年末までに、「君の名は。」の「32回」に迫る「31回」。そして、今年、2023年に入ってからの方が「圧倒的に多い」ともいう有様で、5月27日の「終映時」には通算「132回」。つまり、「今年だけで100回越え」という「超クレイジーぶり」ですが、これは、「作品としての魅力」はもちろん、鈴芽を演じた原菜乃華さん、草太を演じた松村北斗さんをはじめとした、「キャストの魅力」が「スゴかった」ということでもありますよね。

 

 

そして今なお、「おかえり上映」でまた、劇場に足を運ぶことも「やぶさかではない」というところが、「この作品への愛」だと理解していただけることでしょう。

 

 

この、「(私にとっての)映画の年2022年の2大横綱」。そしてまた、「かがみの孤城」(2022年12月23日公開)、「僕が愛したすべての君へ(「僕愛」)」/「君を愛したひとりの僕へ(「君愛」)」(2022年10月7日「2作同時公開」)とを合わせての、「(私にとっての)2022年国内3大アニメ映画」という、「ダブルタイトル(称号)」ともなった、映画「すずめの戸締まり」...。

 

 

末永く、「愛し続けたい」と思っています。

 

 

 

それでは最後に、この物語全体を締めくくる、「聴けば聴くほど深い」、「かけがえのない」、「愛おしい」、本当に「大切な歌」。「すずめ feat.十明」の歌詞を載せておくことにいたしましょう。

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

それではまた...。

 

 

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すずめ feat.十明

 

君の中にある 赤と青き線

それらが結ばれるのは 心の臓

 

風の中でも負けないような声で

届ける言葉を今は育ててる

 

時はまくらぎ 風はにきはだ 星はうぶすな 人はかげろう

 

なんで泣いてるのと聞かれ答えれる 涙なんかじゃ

僕ら出逢えたことの意味にはまるで 追いつかない

 

この身ひとつじゃ 足りない叫び

 

君の手に触れた時にだけ震えた 心があったよ

意味をいくつ越えれば僕らは辿り つけるのかな

 

愚かさでいい 醜さでいい 正しさのその先で 君と手を取りたい

 

 

 

思い出せない 大切な記憶

言葉にならない ここにある思い

 

もしかしたら もしかしたら

それだけでこの心はできてる

 

もしかしたら もしかしたら

君に「気づいて」と今もその胸を

打ち鳴らす

 

なんで泣いてるのと聞かれ答えれる 涙なんかじゃ

僕ら出逢えたことの意味にはまるで 追いつかない

 

この身ひとつじゃ 足りない叫び

 

君の手に触れた時にだけ震えた 心があったよ

意味をいくつ越えれば僕らは辿り つけるのかな

 

愚かさでいい 醜さでいい 正しさのその先で 君と生きてきたい

 

(daniel-b=フランス専門)