当時の「予告編」です(「リンク」のため、「別ウィンドウ」が開きます)。

 

 

 

「映画公式サイト」もまだ残っています!!

 

 

 

「動画サイト」にて、「テレビシリーズ第1話」が「公開」されています(公式)。

 

 

「キュアムーンライト」が戦いに敗れ、「変身能力」を失ってしまうという、「衝撃」の「アバンタイトル」から始まります...(まるで、「ウルトラマンレオ」第1話における、「ウルトラセブン」みたいだ...)。

 

 

テレビシリーズの公式サイト(当時)

 

 

(テレビ朝日) 

 

(東映アニメ)

 

 

動画サイト公式チャンネル

 

 

「前回の記事」(こちらの作品は、「ハートキャッチプリキュア!」の映画でもあります...)

 

これまでの記事

 

 

 

...というわけで、あらためて見てみました。

 

 

映画「ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー...ですか!?」(2010年10月30日公開)...

 

 

上掲の「前回記事」をはじめ、すでに何度となく書いているように、昨年(2021年)10月23日に公開された映画、「トロピカル~ジュ! プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!」は、「ハートキャッチプリキュア!」(2010年、「テレビシリーズ」本放送)の映画でもありました。

 

 

その作品では、もはや、単なる「ゲスト出演」といったレベルの共演ではなく、「メイン」となる「トロプリ」チームを「引き立て」ながらも、「完全に対等」とも言える「扱い」であり、そのために、従来の「オールスターズ」のような、「クロスオーバー作品」の「枠」でもあった「春映画」は、今年はついに、「スキップ」されることにもなったのです...。

 

 

この「トロピカル~ジュ! プリキュア」の映画公開に合わせ、「ハートキャッチプリキュア!」のテレビシリーズ「全話」が、昨年8月から9月にかけ「配信」されたことに加え、「大ヒット記念」として、11月には、その「ハートキャッチプリキュア!」の映画と、「2本立て」での上映が行なわれるほどにもなりました。

 

 

(参考)映画「トロピカル~ジュ! プリキュア」公式サイト

 

 

これもひとえに、「ハートキャッチプリキュア!」のその「人気の高さ」を示すもので、「シリーズ」としても、大変「評価が高い」ことを表しているということでもありますが、「本放送」当時、私自身は、その「興味」が「薄れて来ていた」ころでもあり、「録画」は欠かさなかったものの、「現在」のように、「真剣になって見ていた」ということもなく、その「基本設定」ですら、「忘れていた」と言えるほどなのです。

 

 

「トロプリ」の「映画公開記念舞台あいさつ」(2021年10月26日)でも触れられていたように、「トロプリ」は、「ハトプリ」と「親和性が高い」ということで、「その意味」でも「期待されていた」ということでしたが、私が、「劇場」にまで足を運ぶようになったのは、2012年3月17日公開の映画、「プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち」(「3部作」その1。こちらも、志水淳児監督の作品)以降のことで、「それ以前の作品」は、「DVD」で見ていたのですが、先述のように、当時は「興味が薄れて来ていた」ということもあり、「今作」に至っては、発売から「11年」で、「今回」でたぶん、「2回目ぐらい(!!)」に過ぎないと思います...。

 

 

今回の映画、「ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー...ですか!?」は、その「タイトル」の通り、「プリキュア映画」で初めて、「実在する海外の都市・名所(「パリ」、および、「モン・サン=ミシェル」)」が「舞台」となった作品であり、翌2011年には、その「パリ」でも上映が決定したほか、映画公開を「記念」して、「旅行会社(ジャルパック)」による「パリ・ツアー」も催行されたほどでした。

 

 

「夢色パティシエール」(2009年)、「きらりん☆レボリューション」(2006-2009年)など、「少女マンガ由来」のアニメには、本当によく「登場」してもいる「パリ」...(当時、「日仏交流150周年(2008年)」ということがあったからなのかも知れませんが...)。

 

 

ちなみに、「プリキュア」には、「パリ」を舞台とした映画が、もう1作あります。

 

 

「キラキラ☆プリキュアアラモード~パリッと! 想い出のミルフィーユ!」(2017年10月28日公開)

 

たぶん、「映画ハトプリ」のDVDは、この映画の時に「見た」のだと思います...。

 

ちなみに、「クック」(ラスボス)=「プリアラ大好き」悠木碧さん(1992-)=「夢色パティシエール」天野いちご役=「ヒープリ」花寺のどか(キュアグレース)役...ですからねっ!! (笑)

 

 

 

この映画についての記事(「夢色パティシエール」についても触れています...)

 

 

 

どの作品も、とても「リアル」に、「パリの街なか」が描かれていて「驚き」もしますが(「今作」では、「ローラーブレード」で街を行く「警察官」までいる...)、私自身、まさに、「2008年」と、「2010年」に、「パリ&ブリュッセル」を旅行したにもかかわらず、当時、「意外」なくらい、「ハートキャッチプリキュア!」と、その「映画」については、「興味が高まる」ことがなかったのです...(「不思議」...)。

 

 

 

今回のこの映画は、もしかすると、多少の「予習」は「必要」となるかも知れません。

 

 

「基本設定」を「まったく知らず」に見ると、「よく分からないところ」が出て来るかも知れないからです...(作品の「レベル」自体も、非常に「高い」...)。

 

 

(そのために「敬遠」していた、というところは確かに「あります」)

 

 

「プリキュア映画」(特に「近年」の)においては、通常の「テレビシリーズ」とは「まったく違う敵」と戦うことが「ほとんど」で、そのために、「基本設定」を知らなくても「楽しめる」というところはありますが、この「ハートキャッチプリキュア!」」においては、やはり「砂漠の使徒」が「相手」であり、テレビシリーズの「本編」とも「リンク」しています。

 

 

「世界の破壊」を目論む「サラマンダー男爵」(CV:藤原啓治)は、「400年前」に地球に姿を現した「砂漠の使徒」であり、当時のプリキュア、「キュアアンジュ」(注:「ハグプリ」チームの「キュアアンジュ(薬師寺さあや)」ではありません)によって、「モン・サン=ミシェル」の礼拝堂に「封印」されていたものでした。

 

この、「紳士然」とした「サラマンダー男爵」は、他の使徒たちと違い、「無」から生み出された存在で、自身の「存在意義」に「疑問」を抱き、「居場所がどこにもない絶望や虚無感」から、「一匹狼」のような存在でもありました。

 

「オリヴィエ(ルー・ガルー)」(CV:大谷育江)に「封印」を解かれ、「現代」によみがえった男爵は、その「復讐」を果たそうとしますが...。

 

 

最初、「ルー・ガルー」として登場する「オリヴィエ」。

 

 

「ルー・ガルー」とは、「loup-garou」と書き、「れっきとしたフランス語」で、「狼男」のことです。

 

 

パリでは、「満月の夜」に、この「狼男」が出現することが「話題」ともなっており、「警戒」が強められているという「始まり」でもありました。

 

 

「ルー・ガルー」は、両親が「行方知れず」(孤児)のため、幼い頃から、「モン・サン=ミシェル」の「修道院」にて過ごしていましたが、ある日、「男爵」の声を聴き、そのもとへ「導かれた」ために、その「封印」を解くことにもなったというわけです。

 

その後、「両親探し」のため、「男爵」とともに「世界中」を旅し、その「力のみなもと」でもある「クリスタル」をも集めていたのですが、いつしか、「ルー・ガルー」は、男爵のことを「父さん」と呼んでいました...。

 

 

「男爵」の考えに「逆らい」、そのもとを離れたルー・ガルーは、パリの街なかで、道に迷った「つぼみ(キュアブロッサム)」(CV:水樹奈々)と出会います。

 

「追っ手」から逃れる間に「負傷」していたこともあり、つぼみは、ルー・ガルーを放っておくことが出来ず、その後、行動をともにしますが、そこへ「男爵」が現われ、「襲撃」も受けたことから、自身も「変身」して戦い、そこへ、「キュアマリン(えりか)」(CV:水沢史絵)、「キュアサンシャイン(いつき)」(CV:桑島法子)も「合流」しました。

 

 

「つぼみ」たちのもとで「傷の手当て」を受けたルー・ガルーでしたが、最初は打ち解けられるはずもなく、その場から「去ろう」ともしますが、一同から、半ば「強制的」に「自己紹介」を受けたことで、「知り合いになった」ということにされ、「とどまらざるを得ない」ことになりました。

 

その後、次第に「打ち解けていく」、その「過程」もまた「素晴らしい」のですが、つぼみが、目の前に咲いていた「キンモクセイ」の花を見て、ふと、「オリヴィエ」という「名前(呼び名)」を思いついたことから、「ストーリー」は動き始めたのです...(「Olivier Odorant」で「キンモクセイ」のことです)。

 

 

「月」が満ちて、「狼男」に変身しかけたある夜の翌朝、「ゆり(キュアムーンライト)」(CV:久川綾)とともに街を歩いていると、そこへ、「男爵」が再び現れました。

 

 

オリヴィエを連れ帰ろうとする男爵に、ゆりも「変身」して立ち向かいましたが、その後、つぼみたちのもとに戻ったゆりの口から告げられたのは、まったく「思いもよらない言葉」でした...。

 

 

「オリヴィエは、自分の意志で出て行った...」

 

 

...しかし、それでこの物語が終わることはなく、その後を追って、「モン・サン=ミシェル」まで「出向く」というところから、「最後のクライマックス」が始まるのです!!

 

 

オリヴィエは、何とか男爵を「説得」しようと試みていましたが、「満月」によって、ついに「(完全なる)狼男」となってしまい、逆に、男爵の言葉に従って、「修道院」を「破壊」してしまいます。

 

 

そこへ現れた、キュアブロッサム、キュアマリンにも「攻撃」をしかけてくるのですが、ブロッサムの「愛の力」によって、オリヴィエは、「自分」を取り戻し...。

 

 

 

この作品にも、「光る言葉」が、本当にたくさんありました。

 

 

(「オリヴィエ」とともに歩いていたゆりが、「男爵」と遭遇して、「戦い」となった場面で)

 

キュアムーンライト:「誰もあなたたちを受け入れない...?

すべてを破壊して終わり?

甘えないで!!

あなた(男爵)は何も分かってないわ。

何百年も、自分の心にフタをしたまま、周りのことなんて、

何にも見えてないのね!!

あの子(オリヴィエ)がどんな思いでいるか、考えたことはある?」

 

 

(「モン・サン=ミシェル」にて、「男爵」に「説得」を試みるオリヴィエ...)

 

オリヴィエ:「...この数年間、散々な目にあったけど、

悪いことばかりじゃなかった...。

世界は僕らを受け入れないかも知れない...でも!

少なくとも、僕の世界には男爵がいたよ...!!

あの約束の日からずっと...。

...世界を破壊するなんてやめよう!!

(つぼみたちを思って)ここには、大切なひとたちがいるんだ...!!」

 

 

オリヴィエ:「(男爵と戦いながら)人は、人との出会いの中で変わっていけると...

僕たちも同じじゃないのか!!」

 

 

(力が「暴走」して、「最終形態(ドラゴン)」となった男爵を前に)

 

キュアサンシャイン:「(オリヴィエに)あきらめちゃダメよ...。

サラマンダーの心の闇を照らすことが出来る光...

それは...君だ!!」

 

キュアムーンライト:「あなたがあきらめない限り...

私たちも一緒に戦うわ...」

 

キュアブロッサム:「プリキュアの力のみなもと...

何だか知っていますか?

...一緒に戦いましょう、オリヴィエ...

"思いの強さ"が、私たちの力になるんです!!」

 

 

 

...これらの「セリフ」は、「今」こそ、「必要」とされている言葉ですよね...!!

 

 

本当に「ハードな展開」で、「説得力」も「あり過ぎる」この映画...。

 

 

むしろ、「大人が見るべき作品」だと思いました!!

 

 

この作品への「評価」はもちろん「高く」、2011年11月29日には、世界の「子ども向け映像作品」を採り上げるアメリカの業界誌、「Kidscreen」が主催する「2012 Kidscreen Awards」の、「キッズ向けTV映画部門(Kids Category Best One-Off, Special or TV Movie)」の「最終候補」にも、選ばれたということです(「東映アニメ」制作の作品としては「史上初」)。

 

 

なお、「プリキュア」側も、最終的に、「強化形態」、「ハートキャッチプリキュア! スーパーシルエット」となって戦いますが、その技、「プリキュア・ハートキャッチ・オーケストラ(女神パンチ)」は、「トロピカル~ジュ! プリキュア」の映画でも、「ハトプリチーム」の「光の力」が加わったことにより、「再現」されてもいましたね...(「プリキュア・ハートシャイニング・オーケストラ」)。

 

 

このように、あらためて見てみて、「再発見」と、「驚き」も感じたこの作品...。

 

 

いま、「劇場」で見るならば、やはり、「20回以上」は行くと思います!! 

 

 

 

「フランス(パリ/モン・サン=ミシェル)」の「風景」も、大変「リアル」なこの作品...

 

 

ぜひ、ご覧になってみてください!!

 

 

 

最後に、こんな動画も見つけましたので、こちらもどうぞ!!

 

 

曲は、YOASOBIさんの「夜に駆ける」(2019)です。

 

「当然」のことながら、この曲は、「本作」とは、まったく関係はありませんが、「映画本編」の映像と、大変よく「マッチ」してもいて、本当に「見事」だと思います!!

 

(そう言えば、「竜とそばかすの姫」のBlu-rayも、もう間もなく発売...)

 

 

 

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ありがとうございました。
 
 
それではまた...。
 
 
(daniel-b=フランス専門)